1. バリカン

　英語の“hair clippers”は、日本語では“バリカン”と呼ぶ。明治16年(1883年)に日本に初めて持ち込まれたバリカンが、フランスの“バリカン・エ・マール製作所”製だったことが語源であるそうだ。

2. 実験台

　子供の整髪用に電動バリカンを購入したのは、随分前の話である。最初に子供に使うのは不安との理由で、最初の実験台として私の髪の毛で試し切りされた。いい年の大人がナイロンのヘアーエプロンを首に巻かれ、ウッドデッキで髪の毛を刈られる姿はこっけいであったに違いない。

3. 髪型

　妻のカットは独特で、前髪が何時も横一直線になっている。息子の切り立ての上方は、スーパーマリオに出てきたクリボーのシルエットで、ウォーズマンのヘルメット型となっている。いったいどうやったら、こんな頭になるのか分からないが、何度切ってもこの定番の髪型に落ち着く。息子は気に入っているらしく、「お父さんも、クリボーにしたらあ。」と勧めてくる程である。しつこい息子だが、何時も丁重にお断りしていた。