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ロンドン駐在記029 : 玩具

1. 必需品

 駐在開始当初、娘が日本の方が良いと言っていた。理由は、イギリスには玩具が無いからだった。日本では山ほど玩具があり、最終的にはイギリスでも玩具が荷物の大半を占める事になるのだった。そんな玩具関係の事項を以下に纏める。

2. ELC

 イギリスでの玩具屋さんと言えば、ELC (Early Leaning Center)である。ほとんどの商店街やショッピングセンターにある。最初にイギリスで買った玩具もこの店であった。玩具が欲しいとぐずる娘の為に、ELCの店舗を見つけ、ようやく魚釣りの玩具を買った。せっかくその気になった娘だったが、ホテルに帰って電池が付いていなくて遊べない事に気づき、娘をなだめるのに大変だった。箱に書かれている説明を読んでいない事を棚に上げ、イギリス人は気が利かないと夫婦で娘に言い訳をした。1年間でこの会社に投資した金額は10万円をゆうに超える金額であった。

3. ポポチャン

 日本から赤ちゃんの人形“ポポチャン”を船便で送った。待ちきれない娘と妻コンビにイギリスでも赤ちゃんの人形(タイトル写真::左側イギリスVS.右側日本)を買わされた。硬い肌質のイギリスの赤ちゃんは、排便・排尿まで行う不要な機能まで付いた”ツルッパゲ”の人形である。到底可愛いいとは言いがたい人形であるが、娘は気に入ったらしく、”イギリスのポポチャン”と銘銘した。ちなみに、太平洋を渡って来た本家ポポチャンは、船旅でできた大きなあざのような傷と、娘の落書きで汚れてしまっているが、帰国後も娘と息子に可愛がられていた。

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