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チガサキ⊿ライフ055 : 単線

1. 田舎

 一軌道を上下列車が共用する鉄道方式の単線は、田舎の代名詞とも言える。茅ヶ崎で単線を見た時は正直驚いたが、そんな驚きを以下に示す。

2. JR相模線

 相模線(さがみせん)は、神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎駅と相模原市の橋本駅の33.3kmを結ぶJR東日本の鉄道路線である。ドアの開閉がボタン式(右写真)になっており、最初は乗り方が本気で分からなかった。ホームに止まった電車の中には乗客がすでに座っているが、ドアは全て閉まっていた。この人たちはどうやって入ったのかと、リアルな“頭の体操”の問題に直面したように立ち竦んでいると、後ろから来た人が当然の顔つきでドアをボタンで開けていた。なるほどと、乗客と発車頻度の少なさから来た、運用の知恵に感心した。

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3. 線路

 妻の実家にも、やはり単線がある。息子と二人で散歩をして見つけた駅では、バスのような短い車両が走っていた。無人の駅に切符は車内で購入するようにと書いてあり、駅の中では驚くほど簡単に線路に触れる事のできる、田舎ならではののんびりした作りであった。単線の説明を息子にしたが、「でも線は二本あるよ。」となるほどと思わせる良い質問を受けた。まず線路は、二本で一組である説明が必要であった。電車だと説明していたが、近くを走った車両は、黒い煙をはきながら走っていた。流石に蒸気機関車ではないが、どうやら汽車の一種であった。

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