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プライベート旅行記029 : スペイン

1. クリスマス休暇

 この年は日の並びが良く、12月24日から10連休となった。この機会にスペイン・バルセロナを訪れたので、その一端を以下に纏める。

2. 日程

 二泊三日の予定で日系旅行代理店とインターネットからの直接予約の金額差はほぼなくインターネットからBritish Airwayの航空券とホテルを予約する事とした。空港券とホテル代で約12万円だった。なお、大人のみの通常料金だと旅行代理店の方が安かったが、子供を2人連れ添うとなると対応できるホテルが限られ、追加料金が加算された結果であった。

3. サクラダ・ファミリア

 子供に何があってもここだけは見て帰れるようにと、サクラダ・ファミリア(タイトル写真)の近くのホテルに宿泊した。大きく聳え立つこの建造物は、すべての部分に細かい装飾が施されて、100年以上たっても完成しない理由が分かった。教会建設の目的と完成期日を決め、その期日達成に必要なクリティカルパスを考えると必然的にこれらの装飾は手を抜かれる箇所である。流れの速い近代文明に乗り遅れ後進国となったスペインの理由と、一時世界史に名を馳せた国の底力との両面を感じた。サクラダ・ファミリアを訪れたのは、2日目の朝一番だったのだが、エレベーターで登ろうと中に入ると12時からの運転だった。この人たちは何もかも遅いとぼやきながら、せっかくなので階段で登ることとした。100m程度の高さまである階段は非常に狭い螺旋階段であったが、途中で絶対にぐずると思った娘は喜んで登りきり、得意げになっていた。娘にとって大きな自身になったようで、顔つきがしっかりしたように感じられた。



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