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11月11日は、配線器具の日。年に1度は、コンセント周りやプラグ、コードの点検を!

記念日の多い11月11日

 11月11日は、記念日(「○○の日」)が多い日で、日本記念日協会のホームページを見ると、何と54個もありました!(昨年より増えていました。)中でも、有名なのは、「ポッキー&プリッツの日」ですよね。また、記念日協会の認定はありませんが、11月11日は、「配線器具の日」です。

「配線器具」って?

 配線器具とは、コンセントやプラグ、スイッチなど、電気の配線につながる器具のことで、これによって、電化製品に電力を流すことができるようになります。これらの配線器具は、家庭内やオフィス内での電気使用を支え、使用頻度が高いのですが、見過ごされがち。そこで、その役割・重要性に目を向け、安全・快適な暮らしのために、定期的チェックを喚起しようと、「配線器具の日」が制定されました。 
 では、なぜ、11月11日なのでしょう?ちょっと、二口の壁コンセントを思い出してみてください。11、11に見えませんか?そう、コンセントをイメージしやすいようにという理由からです。ちなみに、制定されたのは、平成11年11月11日。今から約20年前で、制定したのは、一般社団法人日本配線システム工業会です。

年に1度、配線器具をチェック!

 コンセントは、タンスの裏側になっていたり、冷蔵庫の後ろだったり、なかなか目に触れない事が多いのではないでしょうか?長年にわたりコンセントにプラグを差し込んだままにしていると、たまった埃(ほこり)や湿気が原因で、プラグの刃の間がショートして火災になる可能性があるそうです。特に、冷蔵庫や洗濯機などのプラグを差し込んだままにしている製品は、定期的に乾いた布で埃をとることが必要です。
 年に1度、コンセントやプラグ、テーブルタップなどの点検をしてみませんか?破損しているコンセントやプラグをそのまま使用すると、感電やショートの原因となります。危険なので、すぐに交換しましょう。

ご存知ですか?コンセントの容量。

 コンセントの定格(上限)は、15A(アンペア)、W数(消費電力)で考えると1500W(ワット)です。たくさん口の付いたテーブルタップでも、もとをたどれば、一つのコンセントにつながっているので、全体で1500Wだということを忘れないようにしてください。
 以前、講座でその話をしたら、終了後のアンケートに、「炊飯器と電気ケトルを一つのコンセントからとっていたら、電気ケトルのコンセントの口が溶けたことがありました。講座を聞いて、その理由がわかりました。」という記載がありました。定格以上の電流が流れた場合、コードやプラグ、テーブルタップ、コンセントの絶縁物が熱くなり、樹脂の耐熱温度を超え、焼損、発火に至ることがあるのです。
 電子レンジや電気ポット、炊飯器など消費電力(W)の大きい電化製品は、テーブルタップではなく、壁コンセントに直接つなぐ方が安心です。

以下に参考になるサイトのご案内です。

◆テーブルタップの安全点検 (一般社団法人 日本配線システム工業会)
 現在のテーブルタップの定格(上限)は15A(1500W)ですが、昔のテーブルタップには、10A(1000W)や12A(1200W)のものもあります。また、テーブルタップは、3〜5年経過すると、傷みが生じてくる場合があるので、点検が重要です。古いものは、思い切って、交換することも重要です。古いテーブルタップは、小型家電の無料回収に出すことができる自治体もあります。
 日本配線システム工業会のチェックサイト↓は、テーブルタイムについて、順番に点検チェックしていけるので便利です。

◆電源コードとプラグの点検 (一般社団法人 日本電機工業会)

◆配線器具Q&A (一般社団法人 日本配線システム工業会)

◆電気と保安 2020年11/12月号 P4-P7(関東電気保安協会)
特集1「よく働いた電気用品を点検・清掃して年末年始に備えましょう!」は、大事なことがコンパクトにわかりやすくまとめられていて、参考になります。

https://www.kdh.or.jp/pdf/safe/es2020_11_12.pdf

◆リニューアルのすすめ スイッチ・コンセント(Panasonic)
イラストで、わかりやすく説明されています。メーカーサイトですが、最近の製品情報を入手するのに役立ちます。

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