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誰と過ごしているときの自分が一番好きか?

日常いろいろな人と接していて、ずっと同じキャラの人はいるだろうか。
もしいるならば、そこまで貫ける自分を持っているほど芯があってうらやましく思う。

たいていは接する人によってキャラクターが変わると思う。

お店の店員さんとの距離感、
会社の同僚との距離感、
友人との距離感、
恋人・家族との距離感。

下に行くにつれて近くなるだろうし、人によって自分も微妙に変わる。

あまり話さない人の前では、積極的に話をする。
相手が話したがっていないケースを除けば、話題を提供するし、こちら側が話す時間が多くなる。

よく話す人の前では、積極的に話を聞く。
相槌を打って、時には気になったことを質問する。必然的に話すよりも聞いている時間が増える。

本性を明かさない人の前では、あまり素性を明らかにしない。
仲良くなりたい人を除き、相手のひた隠しにする態度を察して、表面上の会話に終始する。

なんでもオープンに話す人の前では、こちらもどんどん自己開示する。
基本は自分から行っていきたいが、相手の明らかな態度が開放的な会話を作り出す。

このように、その人との関係性はもちろん、性格などによって自分が変わるのだ。全く緊張して話せない人もいる一方で、面白いように会話が弾む人もいるから面白い。


気づきを与えてくれたのは今日読んだこの本。

「仕事ができて、小金もある。でも、恋愛だけは土俵にすら上がれてないんだ、私は。」

恋愛コラムニスト桐谷ヨウさんが書いた本。
圧倒的な経験値から導きだされる恋愛の本質を絶妙な距離感で書いてくれている。単なるノウハウだけに終始せず、恋愛の先まで見据えた内容になっているのは新鮮。「恋愛を通して幸せになれよ…」そんな筆者の温かい愛情を感じさせる。

この本の一部が特に印象に残った。

たいして恋愛経験がない自分でも多いに納得できる。
人間関係の全般にこれが当てはまると思ったから。

相性の良し悪しは本当にたくさんあると思う。
・食事の相性
・趣味の相性
・セックスの相性
・会話のテンポの相性
・金銭的な相性

でもそれ以上に、その人を前に現れる自分が好きかどうかに相性のよさは終始するのではないかと思う。

もちろん相手にも心地のよい自分が出せるような時間を提供したいが、好きな自分で居られる相手との時間を増やしていきたい。

人との相性良し悪しを考えるときは、主語を「相手」にせずに、「自分」の在り方を見つめなおすとよいかもしれない。


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