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良い印象をもってもらうには「長所」を伸ばすよりも「短所」をなくす

連休最終日の夜、眉村神也さんのメンタリズムラボに参加してきた。眉村さんは、あのメンタリストDaigoさんの師匠で、メンタリズムを広めた第一人者だ。

テーマは「人にどう自分自身を見てもらいたいか」

寡黙で暗い人など印象が悪いだけで、人付き合いに不利に働いてしまう。どんなに営業成績がよくても、勉強ができても、明るい美人やイケメンの心証のよさにはなかなか勝てない。

一方で、人付き合いがよくて社交的な印象があるだけで、出来事に対して肯定的にとらえてくれるようになる。たとえ失敗しても、印象のよさがそれをフォローしてくれるのだ。

みなさんはどちらだろうか?
前者の「印象を悪く見られて不利になりがち人」はぜひ読み進めてみてほしい。

ワークをやっている理由

総勢50名ほどが、体育館に集結。最初に眉村さんから自己紹介と、どうしてこのようなワークをやっているか説明があった。

遡ると、幼少期に親が多数引っ越した心のトラウマがあったそう。
(2,4,7,9,13歳で引っ越し)
引っ越しをすれば学校が変わって人間関係も変わる。
そういった新しい環境に「入っていくこと」がわからなかったそうだ。

このようなマイナスの見られてしまう人の防御策として、人からの見られ方を学んでほしいとの想いがあった。

いざ、でんぐり返し!

自己紹介とメンタリズムの座学が終わると早速体を動かすワークへ。
「緊張している人!?」と聞かれ真っ先に手を挙げる自分。

2割ほどが挙手していたため、まずは緊張をほぐすワークを行った。

それは、
・でんぐり返しをすること
・鏡に映る自分の目を見ていろんな表情をしてみること

「でんぐり返ししよう」と言われて、もう目が点。
とりあえずやってみる。
「あれ、自分笑っている」

やり終えると笑えてくる。まわりを見渡しても笑っている。

なんでこんな事やっているんだ…と脳が馬鹿なことをしている自分を俯瞰してみれるようになり緊張が和らいだ。

緊張したときに、でんぐり返しは普段できないと思うが、鏡の前の表情七変化はよいと思う。

信頼構築のワーク

緊張がほぐれた次は3人グループを作っての信頼をつくるワーク。
アメリカの人材研修では定番らしい。

それは、1人が目をつむって直立した状態から後ろに倒れる。
これを残り2人が支えるというもの。
最初は少しの傾きで支えて、徐々に落差をつけていく。(倒れない程度に)

これは人を信頼していないと倒れる背中をあずけることができない。
確かに終わったあとはグループの人と親近感がわいた。

自己紹介とフィードバック

いよいよ見られ方についてのワークへ。
参加者を数グループに分けて、一人ずつ自己紹介をしていく。

眉村さんから説明があったのは、
「印象をよくするには、短所を消すこと」
長所は変わっても人はあまり気づけてないそうだ。
欠点の少しずつ治していって完璧を目指すのがよいそう。

「えー、そんなの自分じゃない、素のままでいたい。」
こう思うかもしれないけど、入口が悪いと中身すら見てもらえない。
ぎっしり中身がつまっている人ほど、入口は平均的な受けを狙った方がよい。

自分が欠点として言われたのは、
・猫背
・早口
・下に見られる話し方
・緊張からの所作が忙しい
・しつこそう

必ず欠点も伝えるフィードバックだったので辛口!
これを改善できればもっと印象がよくなるだろう。
最後のしつこいは言われたことなかったんでショック…笑。

眉村さんのするどい観察眼

上のワークをしている際に、眉村さんはみんなをよーく観察していた。
みんながやり終わったときに総評として、

・座っている態勢に疲れて足を延ばした人→自分の芯がある
・人の話を聞いているときに、足の指を動かす人→空気が読めない

印象的な人をピックアップして細かな所作からその人となりを推測していた(当たっている)。

メンタリズムを生業としている方だからこその的中だとは思うが、驚いてしまった。
直接話してもいないのに、性格をあてられてしまうんだから。
それほどまでに、発する言葉の「言語」よりも、所作全般の「非言語」がその人を物語っているのかもしれない。

印象アップのためにできること

ワークや座学と通して、実際にできることをまとめたのがこちら。比較的やりやすいものもあるのでぜひ試してみてほしい。

・初対面の人に第一印象(できれば欠点)を聞く。そして改善する。
忖度しない人を選ぶとよい。いろんな人に聞けると精度が高まる。

・目を切らない練習
はじめに下に見られていうと、上記したマイナスの印象となる。
そのためにも、すれ違った人と目をこちらから切らない、店の会計中に店員さんを目をそらさない。目をみるになれないときは、額や鼻先を見る。

・所作を観察する
歩き方や話し方など、一挙手一投足を観察し、どんな人なんだろうと推測する。可能であれば対話して答え合わせする。自らの所作の参考にする。


これからの過ごす日常では、「言語」に加えて「非言語」も意識すると、人付き合いも変わってくるかもしれない。

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