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いつまで経っても人は変われる

人が変われるのに年齢制限はあるだろうか。
年配になるにつれて変化できなくなると聞くが本当だろうか。

「いつもありがとう」
こんな言葉をあの課長から聞くとは思わなかった…。


社内の課長さんは典型的な人の気持ちがわからない人間。
ひとたび「yes」と思ったら周りがどう言おうが貫きとおす。

社員となって初めて「馬鹿野郎」と言われた相手だ。
大人でもこんな言葉を吐く人いるんだ…と驚いた記憶がある。
失敗して言われたため、めちゃくちゃ凹んだ。

会話の際にも自分の話したいことを話す。
なんでも得意分野の話題に持っていく。

たとえば、
課長「最近どう?」
自分「この前はゴルフ行ってきたんですよ!」
課長「そうか」
自分「(興味なさそう…)」
課長「そういえば〇〇って知っているか?」
自分「え、知らないです。」
課長「それはな…(エンドレス)」
やや誇張したがこんな感じ笑。

個性的人間大好きの自分にとって、人として好きな部類に入るが、話しづらい&怖い人のイメージはぬぐえなかった。

それが、今日。とある仕事を終えたことを報告したときにふと一言。
「ありがとう」

え?

考えられないのである。
「どうしたんですか…??」
心配になってしまう。

他の社内の人にも相談してみた。
課長が怖くなくて怖いのですけど…?
どうやら感じているのは自分だけでないらしい。

なかなか直接話す機会がないため、本人に確認は取れていないが、
社内で憶測する変化と原因としては、

・病気が悪化して今後の人生について考えることがあった
・言葉が強すぎて社長からの叱責受けた
・他の人からの風当たりの強さに気づいた

もう少しで60歳になるぐらい高齢な方だけど、この変わりっぷりには脱帽。尊敬してしまった。


年を重ねるにつれて経験が増して考えが固定化されていく。
新しい出会いも経験則で動いてしまいがち。

でもそんな変化できない体は自分がつくっていたのかもしれない。
変わろうと思えばいつでも何歳でも変わることができる。

そんなことを気づかせてくれた課長さんに感謝したい。

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