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「決断疲れ」についてまとめてみる

先日、このようなノートを読ませていただきました。

要約すると、1日で10,000回「決断」を行うと「決断疲れ」を起こしてしまいパフォーマンスが落ちる、ということ。
ちょうど、集中力に関する本を読んでいてかなりリンクする内容だったので僕の知識も合わせてまとめてみます。

決断疲れはAP切れ

人間が一日に決断(意思決定)出来る量は決まっていて、これはRPGなどで言うAP(アクションポイント)のようなもの。
ゲーム内では、通常攻撃では消費されませんが強い技を使用したりすると消費されます。
そしてAPが切れると当然、強い技を使うことができなくなります。
現実ではRPGとは違い、ありとあらゆる「決断」にAPが消費されてしまいます。

・どんな服を着ようか?
・靴はどうしよう
・メモのためにノートを開こう
・ペンを出そう

そして、AP切れを起こすと集中力が切れ、パフォーマンスが落ちる。
これが「決断疲れ」の正体です。

通常攻撃を増やそう

決断疲れの正体は分かったので、対抗策を考えて行きましょう🤜🤛。
AP切れを起こさないために出来ることはまず「APの節約」です。
実は習慣化したことにはAPを消費しないのです。つまり、習慣は「通常攻撃」と言えます。

例えば、自転車に乗るという行動。
サドルに跨がりながら、両足をペダルに乗せて右足で漕ぎ出すそれと同時に左足を持ち上げ、次に左足で漕ぐ。これを何十回も繰り返すわけだから相当な量の「決断」が必要になるはずですよね?
通勤で片道30分自転車に乗っているなんて人はそれだけでAPを使い切ってしまいそうなものです。
しかし、自転車に乗るという行為は無意識レベルで行える「習慣化した行為」なのでAPを消費しません。
自転車に乗るのは「通常攻撃」なのです。

よく例えに出される話として、スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが毎日同じ服を着ていたという話があります。
これは服を選択するという決断を消し去り習慣化することで「決断疲れ」を起こさないようにしているのです。

急に毎日同じ服を着ろと言われて実行出来る人は少ないと思います。なので、こういうのはどうでしょうか?

日曜日に5セットの服装をハンガーに掛けておく。
平日はランダムでハンガーを手に取り、着る。
これを毎週繰り返す。

この方法であれば今すぐ始められるのでは無いでしょうか。
これで服装の選択は「通常攻撃」になりましたね!

あとでやろうは「毒」

「毒」というのはRPGでよくある、ほっとくと継続ダメージを受ける状態のことです。
仕事中に急に声をかけられたり、メッセージが飛んできて「○○をやっておいて下さい」のような指示が来ることがあります。
その時、「今のタスクは急ぎで手が離せないからこれが終わったらやろう」と考えるかと思います。
そうしてしまうと無意識中に「○○をしない」という決断が継続的に行われることになり、APが徐々に減少していくことになります。
まさにステータス異常「毒」。
これを回避するにために僕は、後でやるタスクをメモ帳に書き出すようにしています。
(ノートを開く、ペンを出すという決断をしないために常にノートとペンは机の上に出している)
あるタスクをこなしている間は常にそのタスクのみを考えるようにし、他のタスクは頭の中から排除することでAPをかなり節約出来ます。

APの回復方法

ゲームではAPを回復するためにアイテムを使うが現実世界にはそんな便利アイテムは無いです。
APを回復するには毎日7時間以上の睡眠を基本として、以下のような方法があります。

パワーナップと呼ばれるお昼寝を15~20分程度とる。
日中のお昼寝には3時間の睡眠に匹敵する効果があると言われています。横になるのはNGで机に突っ伏して寝るのがオススメらしいのですが、僕は会社にあるソファで横になっています。。。

目の疲れを癒やす。
視覚からの情報量は五感から得られるものの約9割を占めると言われています。
目をホットアイマスクで暖めて血流改善したり、五分間程度目を瞑り視覚情報を遮断することでAPを回復できます。

APには質がある

人生における重要な決断は朝に行うと良い。
何故なら睡眠から明け、MAXの状態の方がAPの質が高く集中力も高まり冷静な判断が出来るからです。
そして、質の高いAPはインプットに向いています。
朝起きて直ぐに、出社して仕事を始める。これはすごくもったいないことです。
仕事というのは、基本的にアウトプット中心の行動と言えます。仕事なんかに質の高いAPは使うべきでは無いのです。
朝起きて、ご飯を食べ、1時間程度インプットの時間を作って質の高いAPを使用する。それから出社、という流れをくれるのが理想的です。
逆に仕事終わりのガス欠寸前質の低いAPでインプットを行おうとしても中々身につかないと思います。
仕事が終わったらもうAPは無いものだと割り切ってしまい早めに寝てしまう方が良いのです。

まとめ

APは細かい決断(意思決定)で消費されていく。
 ・消費を節約すること、回復することを考えよう

通常攻撃(習慣)ではAPは消費されない。
 ・服装の選択を無くすなど習慣化出来ることを見つけよう

後でやろうは「毒」
 ・後でやるタスクは書き出し頭の中から排除しよう

パワーナップを行おう。
 ・15~20分程度の睡眠でAPを回復

目の疲れをとろう
 ・一番情報を送ってくれている視覚を癒やしてAPを回復

朝のAPの方が質が高い
 ・質の高いAPはインプットに使おう。夜はAP切れを起こしているのでさっさと寝よう

以上が「決断疲れ」についてのまとめです。
対抗策をこなしていけば目に見えて「決断疲れ」が起こりにくくなります!とは言い切れませんが、試してみてください。特に「パワーナップ」は本当にオススメです。
普段からAPを意識して行動して、生産性を上げてさっさと帰って寝ましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございました! もし気に入っていただければ投げ銭よろしくお願いします🍤 投げ銭でエビフライを食べに行きます