「荒野を歩け」ができるまで。

画像1 映画『夜は短し歩けよ乙女』の主題歌はASIAN KUNG-FU GENERATIONの「荒野を歩け」 そしてジャケットは中村佑介先生がデザインした。 この絵がとても緻密で素晴らしく、イラストの中に存在する全てのアイテムや人物に意味があり、余計なものを感じさせないのだ。 是非ともドット化できないものかと一週間ぐらい前から考えていた。 マイクラの中で一番綺麗に見える限界点は60×60だと思っていたが、今回は70×70で再現してみることにした。
画像2 まずはフレームから構築することにした。 黄金比なんて分からない。 ひたすら1ドットを積んでは離れるの繰り返しだ。
画像3 人物など特徴的なアイテムを基準に点を取っていくわけだが、まさかこの時すでにズレているだなんて知らなかったこの時の私。(この後、少女の顔は破壊されましたがスタッフが美味しくて頂きました。ぐへへへへ)
画像4 またやり直すことになってから、もう同じ轍は踏むまいと紙に書きながら組むことにした。 まるで「お岩さん」のように数を数えて『1ドット足りない⁈』を繰り返す呪いである。
画像5 ようやく出来てきたと思ったらなぜかブロックが無くなっていた。 知らず知らずのうちに壊してしまったのかと思ったら…
画像6 エンダーマンの仕業であった。繰り返しブロックを抜き取られてはかなわない。(この後、スタッフが美味しく以下略)
画像7 490ブロックにしたところでブロック自体の大きさは変わらない。 これは少女が膝に貼っている絆創膏を再現したもの。 2ブロックを最大限に使うにはアイデアが必要である。
画像8 これは消しゴムです。 去年だったか色のパターンが著作権で認められるというニュースがあったけどあれはいかがなものなのか。
画像9 画面左上の「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のクレジットは流石に再現不可能だと判断して省略することにした。
画像10 イラストの中にある星空はアップデートで追加された「ネザースター」をフル活用。ただ、離れて見た時に確認できるかは未知数だった。
画像11 そしてようやく完成。 「荒野を歩け」である。 京都タワーにはランプを使用。 また、スカートの模様については特徴的な木目を持っているジャングルの木を活用し、模様の縦と横を再現している(見えないけど) あとiPhoneのホームボタンはスイッチボタンを使用した。 どうにか完成したが、画面の下部に位置する銅像やスフィンクスの再現はほぼ不可能で、輪郭線を引くスペースが無いのでどうにかシルエットで見せるしかなかった。 ドット絵の限界を感じ始めた今日この頃。

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