AKGトリビュートができるまで

画像1 ASIAN KUNG-FU GENERATION「荒野を歩け」のドット絵が完成した際に「AKGトリビュートも作った方がいいよ」という幻聴が聞こえ始めた。 浅野いにおさんのデザインはとても微細な髪の流れが特徴なので、ドット絵にすると完全に良さが消え失せる。だからやるつもりはなかったのだが、幻聴を黙らすには作るしかないと判断。
画像2 まずはフレーム。これは以前と同じ70×70のサイズ。 大きいのでフレームを作るだけでも一苦労。 10ブロックごとに目印をつけないと前回のように迷子になるので注意した。
画像3 まずは使うブロックの確認。 原画は透き通るような肌の少女が被写体となっているが、正直、色彩不足で最初からピンチ。マイナス評価をいかにプラスに変えていくかという今までにないほどの超難易度。(そもそもドット絵で写術的な作品を作ることが不向きであるし…)
画像4 まずは絵の中心となる地点にブロックを置いて基準点を作ることからスタート。 これが一体何になるのかは完成しないと分からない。
画像5 肌の色をどうすればいいのかというのが大きな問題だったので、アルファベットの表記についてはさしたる問題ではなかった。
画像6 ある程度形ができてきたが、この時点では目に生気を感じない。 情報量が少ないもので忠実に再現しようとすれば確実に失敗する。いかにリカバリーするかが問われる。
画像7 全てのブロックを置き終わったのがこの図。 ここからは目に付いた違和感をひたすら修正する作業。 口の口角が上がってなかったので少し調整したり、艶のない髪の毛だとか、指だとか色々と修正することに。
画像8 肌や髪の毛のハイライトが不細工すぎて困り果てたが、雪ブロックを詰めるしかないのでそのこだわりは諦めた。 また髪の毛の輪郭線についても、いつもと同じように使うと髪の毛の流れが無くなることが分かったので邪魔だと思う線はどんどん消していった。 日の出が綺麗だった。
画像9 目に関しても全て同じ1ブロックで構成されているので普通に作ると表情が出ないと考えた。そこで、ずいぶんと前に発見したテクニックを使うことにした。 階段ブロックを使用することで奥行きを出すことができるのである。 これによって0.5ブロックの線を作ることができるのだ!(これはノーベル賞欲しい)
画像10 そうして出来上がったのがこの絵である。 地味に道路も延長してあるのにお気づきだろうか。 自己ベストの難易度だったが、とりあえずマイナス評価を若干プラス値にできたかなぁとは思う。 #Minecraft #ドット絵

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