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【Vietnam】実際に住んで知ったホーチミンの気候のこと

訪問頂きありがとうございます!

実際に
3年半ホーチミンに住んで知った
ホーチミンの気候に関連する
良かったこと、困ったことなどを
お話したいと思います

1.ホーチミンに移住する前のイメージ

同じ東南アジアの国である
マレーシアに
4か月ほどの滞在の経験があり
ホーチミンには1度
旅行で来たことがあったので
ホーチミンの気候は
おおむね想像はできました

「通年常夏で、1日に1回スコールが降る」

ネット上の情報からも
まあそんな感じだろうと

2.住んで知った実際のところ

2‐1. 北部・中部・南部で異なる気候

ベトナムは日本と同様に
南北に長い国で
南北全長1,650km
沿岸の総延長距離は3,260km
本土の北端と南端の緯度差にすると
おおよそ日本の
北海道稚内の北端から
九州鹿児島の南端までと
同じくらいとなります

北部の都市であるハノイは
軽い四季があるといわれていて
冬には中国国境に近い山間部から
雪が流れ降ってくることも
稀にあるらしいです
実際私が10月下旬に
ハノイへ旅行した際には
夜は涼しくて
アウターが必要でした
1月にハノイへ出張した同僚からは
ホテルの暖房がなくて
寒くて眠れなかった...
という話も聞いたことがあります

ホーチミンと同じ感覚でいると
風邪をひきます

さらに中部ですが
世界に誇る
美しいビーチリゾートが広がることで
国際的に人気のエリアですが
台風シーズンになると
その直撃を受けることが多いです
特に今年2020年は
度重なる台風の直撃によって
ある特定のエリアで
甚大な被害に見舞われました

雨季・台風シーズンは
自慢のビーチリゾートも
色褪せて
見る影もないらしいです(友人談)
雨季期間でも天気に恵まれれば◎
おススメは2月だそうです

さて本題は
実際に住んだ南部ホーチミンの
お話です

「通年常夏で、1日に1回スコールが降る」

この想定は
確かに当たっていましたが
もう少し詳しく
現実を
かみ砕いていこうと思います

2-2. 雨季と乾季

ホーチミンは
ケッペンの気候区分で表現すると
「熱帯サバナ気候」
という分類に属するそうです

1日1-2回のスコールがある雨季と
雨がほぼ降らず暑くなる乾季の
期間があります
その期間が
それぞれいつ頃なのかは
3年の内にも色々でしたが
直近では
・雨季:5月下旬~12月中旬
・乾季:12月中旬~5月初旬
という感じではないでしょうか
つまりは1年の半分は雨季
ということです

2-3.良かったこと

▼洋服のコスパが格段に良い
冬服を準備する必要がないので
冬服分のコストを
削減することができます
冬服の方が夏服に比べると
割高なはず
クローゼットの中も
かさばることもなく
衣替えの作業も不要で
非常に効率の良い生活ができます

▼ビーチリゾートが近い
私は正直
ビーチリゾートに
あまり興味はありませんが
アジアや世界のランキングに
名を連ねるような
ビーチリゾートが多くあり
すぐに手が届く距離にあります
ベトナム各地においても
開発が今なお進行中の場所は多く
手つかずの自然な美しいビーチが
人工的に侵されてしまわないか
少し心配です

2‐4.困ったこと

私にとっては
上記の良かったことより
こちらの困ったことの方が
印象が強いです
雨季との共存は
私にとっては少し厄介でした

▼雨季は雨のために行動・移動制限
ちょうどよくオフィスや建物内にいる時に
雨が降って止んでくれればよいのですが
ランチの為に外へ出ていたタイミングや
帰宅時間に降られてしまうと
行動の足止めを食らってしまいます

この雨待ちの時間が
無駄でしようがない...

ベトナムへ来たばかりの3年前は
意外としっかり
バケツをひっくり返したような雨が降って
長くても1時間程度で止んだのですが
今年は
長雨が半日~1日も続く日が
多かった気がします

ランチ時間について言うと
私の周囲のベトナム人は
ランチには
自前ランチボックスを持参したり
デリバリーで注文することが多いです
外食は高くつくし
乾季は外は暑かったり
雨季は雨に降られたりするので
ランチの為に外出をする人は
ほんの一部だったりします
さすが現地人
気候としっかり共存しています

ひとたび雨が降ると
市街のメイン通りには
雨水の為の排水溝はあるのですが
スムーズに流れる仕組みに
なっていないのだと思います
溢れて噴水のように
水が噴き出している口があったり
冠水して
足首あたりまで浸ることになったり
ひどい場所では
車が水没したりすることも
しばしば...
エリアによっても
冠水がひどい場所と
そうでない場所とがあります

少し長い雨に降られると
当然ながら
タクシーやGrabなどの配車サービスも
捕まらず
運が悪いと1時間や2時間も
タクシー待ちをすることになります
もし捕まえられたとしても
Grabは料金が
通常の倍になっていたりして
この時ばかりは
タクシーの方が安くなったりします

外出する時は
どこへ行くにも必ず傘を持参ですし
靴も2,000円程度で購入できる
ベトナムブランドの靴を
購入して履くようになりました
雨に濡れてダメにしても
諦めがつくレベルです

ダメにした靴数足
雨による行動・移動制限で
キャンセルした約束数件
タクシーが捕まらない夜数回
ずぶ濡れで帰宅...数え切れず

雪国育ちの私ですが
寒さと積雪で
冬に行動が制限されることが
本当に嫌いでした
でもそれは
言っても2か月程度
この雨季に比べると
まだましだと思えました

雨季半年は
私にはきついです...

▼運が悪いと雨漏り
ベトナムへ来て
一番最初に住んだ住まいが
究極に雨漏りをしました

1階ですよ…

最上階が雨漏りなら
なんとなく分かる気がしますが...
最初
上階のバスルームから
水漏れしているのかと思っていたんです
オーナーに報告して
直してくれるようお願いしました
でもある日
私が仕事から帰宅すると
私の部屋が開放されていて
荷物が外に....
泥棒にでも入られたか!と思って
ドキドキしていたら
雨漏りで部屋が冠水したとか...
部屋の床に置いてあった靴やら
スーツケースやらが水浸しに
なったらしくて...
オーナーと住人たちが
床に置いてあった荷物を運び出して
濡れたものを拭いてくれて...
運よく
ダメになったものというのは
なかったのですが
そんなことって...あります??笑

オーナーは
本当にいい人だったのですが
ちょうど雨季の真っ最中で
さすがに2か月で引っ越しました

▼今はめったに聞かないが3年前は停電も
どういう仕組みなのか
よく分かりませんが
3年前は
雨が降ると停電が起こりました
今はほとんど聞きません

それから
雨が降るとネットが
繋がりにくくなる...と
ベトナム人から聞きました
言われてみればそんな気も
しないでもない...
でも
雨が降っていなくても
通信が不安定な時はあります
根拠は不明です

3.雨季と上手に付き合う

気候は
自然のことなので
私が変えることはできません
温暖化の進行を抑制することへの
貢献はできるかもしれませんが
人の手ではどうにもならないことには
寄り添って
上手に付き合う方法を
考えるしかないです

住んで2年目くらいから
雨季に備えるようになりました

雨でも通勤が苦にならないように
雨季前に会社の近くに
引っ越しました

そして乾季の内に
より活動的に動き回るようにしました
行きたかったお店や場所に
行ってみたり
旅行をしまくったり...

日本へ帰国したときに
雨の日に使いたくなるような
お洒落な雨晴兼用傘を
買ってきました

雨の日に着たくなるような
お洒落な防滴アウターと
シューズカバーを
今探しています...
それからランチボックス!
頑張って毎朝作る気になるような
お洒落なランチボックスも
探すつもりです...
ベトナムには
なかなか気に入るものがなくて...

年中常夏
雨季と乾季
知識として知ってはいても
実際に住んで経験すると
想像とは違った現実があるものです

どなたかの参考になれば幸いです

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最後までお読み頂きありがとうございます!

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