見出し画像

極意は脱力と塩梅なのよね。

『ブログ、みてるよー』と、お客様や仲間達からお声をかけて頂いております。もともと文章とかキャッチコピーを書いてギャラを頂く仕事はしておりましたが、このブログからの新規な仕事依頼もあったりして。

嬉しいけどプレッシャーだ。。
毎週水曜日の定期投稿、頑張って続けなければ。

仕事のことばっかし書いてもナンだかなぁだし、そうかといって自分の趣味のコトとか食べてるモノなんて、読んでくださる方は興味がないだろうし。もうすでに書いちゃってるけど。

というグルグル🌀はあるものの、ま、いっか。
自分なりのバランスでイロイロと吐き出していきます。どぞ宜しくお願い致します、今更ですが。

で、さっそく今号は(も)趣味の話。


*イジリたくなる。

いま、ビリヤードが楽しくて仕方がありません。
なんて言っていたら、56歳の誕生日にキューをプレゼントしてくれたヒトがいます。チョー嬉しい。大切に使います、ありがとうございます。

米国、McDermott社のG209。
美しいのですよ。

こんなに美しいキューを戴いてしまったので、しばらくプレイキューはG209イッポンで行こうと思います、多分(汗)。

なので今まで使っていたヤツをブレイクキューとして使えるよう、イジってみようと思いましてね。キューを購入した販売店さんに相談してみたら『大丈夫ですよー、やってみて下さい』と。よーし、やってみるんだもんね。

(注)
ブレイクキューってのはブレイクショットをする時に使うキューで、パワーとタフさが求められるのです。

右のコが今回イジられるヤツ。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ビリヤードのキューってのは内部にウェイトボルトってのが仕込まれていて、このボルトを入れ替えることによってキューの重さやバランスを調整できます。使徒や身体との相性で微調整するのです。ブレイクキューは重いモノが多い。

手元先っぽのゴム蓋をパカっと開けて。
ヘキサレンチを突っ込んで。
こんなのが出てくる。
このボルトを入れ替える。

ボルトの変更ごときで、どんだけ感触が変わるの?って思っていましたが。

コレ純正でついてたヤツ。
購入したボルト、その1。
購入したボルト、その2。

『その2ボルト』と『純正付属品』の差は56gです。
56gって言われましてもーって、イメージしづらいかもしれませんが。それは1円硬貨が56枚分ってことです。うーむ、余計にわかんないか。

キューの重さって、おおよそ19ozとか20ozくらい。グラム換算すると550gくらいが普通です。手元の先っぽで全体重量の1/10くらいの差異が生じるワケですからして、ウェイトを入れ替えたら、そりゃもう持ったカンジも打感も相当変わってきます。

という作業にて、もともと持っていたキューをブレイクキュー化したのでした。最も重いウエイトを装着したから、ズッシリとした手持ち感に。うひ。



*でも上手くならない。

以前に『チャラチャラ遊んでいるうちはチャラチャラ楽しいけど、プロが存在するスポーツとかっていうのは、アマチュアが真剣に学ぼうとすると途端に高い壁が出現する』って書きました。

まさにその通りでございます。なかなか上手くならないんだなこれが。

ブレイクキュー化された左のヤツと、戴いたプレイキュー。
ジョイントピッチが同一なバットだから、同じシャフトを使える。
もったいないからブレイクにこのシャフトは使わないけど。

もうムキになって週に2回くらい地元の快活CLUBに篭ってみたけど、うーん、上達の歩みが遅いな。

(注)
ビリヤード台を設置してる快活さんはとても快適。アイス食べ放題だし。



*でも道具は大事。

『いやー、自分アマチュアですから。そんな高価な道具は不要なんですよ』
ってコメント、ワタシの仕事場であるオーディオ&音楽界でもタマに聞きます。コレ、間違ってるとは言いたくありませんが、正しくはないですよ。

やっぱりね、ある一定以上のクオリティを持った道具とか逸品を手にしないと物事は上達しません。絶対にそうです。しかし何も調べず闇雲にお買い物をすると、それは無駄遣いになります。

プロのガイドに目的地を示してもらったうえで、いまの財力におけるエンゲル係数っていうか尺度で購入品を定めるべし、と。

良い道具は正しい手法を教えてくれます。コレ本当なんですってば。弘法筆を選ばずってのも本当ですが、プロは道具のポテンシャルを計ることが出来るからです。アマチュアじゃムリ。

キチンとした道具を手にしたなら、あとは練習あるのみ。



*脱力と塩梅が悟りの境地だ。

ワタシの仲間で、雨の日も風の日も、毎朝自宅眼前の海に行って釣竿をブン回してるヤツがいます。どうしても200m飛ばしたいんですって。200mって、どんだけだ?って思う。

ハタから見てるとね、それはもう釣りではなくてホーガン投げに近いカンジ。そもそも『ソコに針と餌は付いているのか?』と問うてみたら『付いてない!』と明朗回答。えー。。

でもね、いいのよそれで。

きっと彼は『脱力と塩梅』のコツを探っている。そのコツが掴めたら、初めてソコに針と餌が装着されるのでしょう。200m先にいる魚と対峙するために、まずはそこまで餌を飛ばす技を身につけようとしているんだろな。いやひょっとすると、もはや魚なんてどうでもいいのかもしれないけど。

逆にワタシはね、ある程度撞けるようになってからビリヤードキューを握らない期間を設けてみた。その間、Youtubeでプロの試合を観まくったけど。そしたらね、案外上手く行く場面が増えてきた。

リキんじゃダメだと他人に言うのは簡単だけど、なかなか出来ないのよね脱力が。力が入っていたら、しなやかに滑らかに身体が動かない。分かっちゃいるんだけどね。でも心がけます。時にはちょっと離れてみるのも愛情かも。

脱力と塩梅を知る手法は、押してみたり引いてみたりです。



*道具ネタのついでに。

先の釣り人モドキも道具で迷ってる。で、プロにアドバイスをもらいながらアレコレと購入している模様。いいのいいの、それがノウハウになるのだから。いずれ釣具屋でも開業すれば良い。

ワタシもコレを観てMcDermottのキューが欲しくなっちゃったのよね。機能性と芸術性は同居できるのです。

良い道具を入手したなら、あとは使う人が修練するだけ。何事も。
リキまないように、押してダメなら引いてみたりしながら。

ナンのこっちゃ?な投稿にて失礼。
今後とも、どぞ宜しくお願い致します。

ではまた。
2024.3.13

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?