DonateとFanSiteとFundは違う

最近支援サイトが興隆を極めており、著者も無料コースを設置してみている。

しかし、新しい文化に混乱も生じており、不満点や問題点が幾つか指摘されている。

正直著者はFanSiteについては判断しかねる。…が、DonateとFundはハッキリとした立場があるため、まずそれについて書きたい。

結論

それぞれ下記のようになる

・Donate:伊達や粋の世界であり、創作者にリスペクトを表明したいので、とりあえずお金を送ったり、コーヒー☕やベーコン🥓を奢ったりする世界

・FanSite:DonateとFundの中間

・Fund:資金集めの世界であり、見返りや成長を約束して、銀行や投資家からお金を集める

残り二つはいいとして、FanSiteは「見返りが必要」という話になる代わりに、「確実な投資の可能性を高める」効果がある。
その上、配当金ではなく、ファンサービスを主眼としている。

なので、FanSiteをやるのは「見返りにこだわらない観客、節税したい資産家、エンジェル投資家」が居る間は平和で前向きになれる。

一方で「見返りが無いのは無礼と思う観客や創作者」が参加すると、かなりサツバツとしてくる。

ちなみに、何故日本でFanSiteが流行るかというと、Donateが法律上難しいことと、Fundも渋すぎて無理というとこも関係している。

また、世界的に言えば「手数料が美味しすぎるのでみんな参入してきた」と言える。他人の善意で飯が美味しい。

というわけで、それぞれ詳しく書く

DonateとDonate精神

DonateはPayPalを始め昔(20年以上前)から「海外の」Webではよく用いられていた「寄付ボタン」である。

互いに匿名で投げられるため、気軽にお金を投げるときに便利だった。(海外限定)

見返りはほぼなく、大抵は創作者のコーラになって消えるだけであり、相手も気持ちを汲んで創作に励むも良し、ゲームするも良し、自由に過ごしていた。

投げる側もそういうことは分かっている。今までの創作に対して、(また今後の創作に対してもいくらか)リスペクトを示したいだけなので、Donateして創作が止まってもまあ寂しいくらいの気持ちで終わる程度だった。

この「期待はしない」「リスペクトを示すことが出来れば十分」と言う考えを「Donate精神」と著者は(勝手に)呼んでいる。

ちなみに、日本では現状「匿名のDonateボタン」は「日本人同士でのやりとりとして」「設置出来ない」。

これは現行法による限界である。

簡単に言うと、個人間で銀行を介しない資金受け渡しを禁ずるというもの。マネーロンダリング防止が主な理由。

PayPal.meなどもあるが、あれは身元証明書を提出する必要があるのと、寄付時に本名が表示されるという問題がある。

(銀行振り込みも結局本名を出す必要がある)

これを変えない限り、手数料を取られる現状を変えることはまず無理と思われる。

FanSite

これについては現状定まっていない。

先達である海外もPatreonに対する感覚は日本のそれと大差は無い。

今後位置づけがどうなるか分からないため、今回は差し控える。

Fund

こちらも専門ではないので、軽く説明するに留める。

要するに資金調達である。

基本的には銀行へ行き、諸経費や設備投資費、生活費などなどに充てるための資金を借りる。

正直今の日本でこれが成功するのは稀であり、完全に事業の話になる。
ちなみに、人気のある作品には勝手に寄ってくる。頑張ってリリースしてください。

ついでに言うとR18モノなどとなるとこの方法で集めるのはほぼ無理。

パブリッシャと組んでいたらそこから借りるなど、調達方法は多岐にわたる。友人や知り合い、親に借りるのも立派な資金調達。

それってただの借金では…となるが、資金調達なんてそんなもんでは…?

最近はクラウドファンディングで集める例もあるが、あれもFund…ではあるが、見返りがファンサービスに近いモノがほとんどであるため、あれもFanSiteと言っても良さそうだ。

見返りが配当金や返済金か、あるいはファンサービスかでFund/Fansiteは分かれそうだ。

最後に

知っている範囲で並べてみたが、「Donate」について認識を持っている人が意外と少ないことに驚いている。

「人が善意を投げるとき、必ず見返りを期待している」というのが根底に見えており、「見返りを期待せずに善意を投げられること」に畏怖しているようだ。

(要するに働かざる者食うべからずって奴)

海外では先のDonateボタンが昔からあるためか、早くから「見返りを望まずDonateを投げること=単なるリスペクトを投げつける行為」も「Donateを投げつけるよう要求すること」も気兼ねなくやっている。

そうなることが正解とは言わないが、そっちの方が気楽になれると思うので、日本でもDonate精神=他人に対するリスペクトを持つことは流行って欲しいと思った。🥓

FAQ

考えられる、あるいは実際聞いた質問。

基本的にFanSiteの方向性については口出ししない。あくまでDonate精神における問答になる。

Q:FanSite設置したって集まらないのでは
A:普通は集まらないよ

Q:じゃあなんで設置するの?
A:投げ銭したい人の窓口にすぎない

Q:そんなにお金が欲しいのか?
A:FanSiteについては意見が分かれるが、Donate精神から言えばファンがリスペクトを投げつける窓口としての存在意義が全て。
それ以外は設置した人、投げ銭する人の気持ち次第。
Fundと見なすのも自由と言えば自由。

Q:集まるのは人気者だけでは?
A:そうだよ。Donate精神で言えば、リスペクトを投げる側と、投げられる側、二人の話になるので、集まるかどうかはDonateにおいては問題ではない。FanSiteは、サービス運営会社的には増えた方が良いだろうね。

Q:見返りを用意しない窓口に失望した!
A:なら止めればいい。Donate精神に強制力は無い。

Q:じゃあ二度とやらない!
A:ぶっちゃけ、作者自体に惚れてるとか、リスペクトを投げたい人気者でないなら、何も無いところに人は寄ってこない。登録するのは登録者の自由。


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