偏執狂的プレスマシーンファクトリーフェスティバル

先日、自動車部品製造を行う
メーカーをある目的で訪問した。
非常に大きなプレスマシーンが何台も
設置されており、なかなかの音量で
バスーンバスーンと部材をプレスしていた。
従業員の皆さんは耳栓をしていた。
長時間聞いていると耳にダメージを
与えるくらい大きな音である。
その轟音はある一定の規則で刻まれ
リズムとリズムが絡み合い私の脳内で
ひっそりと森で生きる原住民が
ズンドコダンスを踊りだした。
さらにファクトリーオートメーションによる
ターミネーター感を感じさせる自動ロボが
リズムに合わせて踊っている!
原住民と自動ロボが共存するその世界で
刻まれるリズムは感情が発生したり
消滅したりしているように感じられ
旋律を乗せようとするが面倒になり
それを放棄した直後、
原住民はトランス状態になり私はそれを見て
西暦3000年の世界で知る由もない自動車
という新しい概念のその片鱗を探した。

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