SCAMPER + ECRS = SCAMPERS

中小企業診断士の惠美須(エビス)です。
中小企業診断士は経営全般の知識を学び、
論理的思考も身に付く有用な資格ですが、
ある分野の専門家になるには
取得後も独自の研鑽が必要となります。
自分の歩んできた道を振り返ると
「会計」か「マーケティング」が
人と比べて自分の強みにはなるのですが、
「会計」を極めるとなると
その先には監査を行う公認会計士、
税務を行う税理士という存在がおります。
私は中小企業診断士を極めたいと考え
経営診断に必要な会計スキルは磨くとして
私はマーケティングを
さらに深堀していきたいと考えております。
マーケティングが問われる唯一の国家資格は
中小企業診断士であるそうです。
私が診断士取得を決意したのも
マーケティングの知識を体系的に
学びたかったことが理由の一つでした。
マーケティングはかなり幅の広い分野です。
ブランディング、マーチャンダイジング、
プロモーションなど様々なものを含みます。
プロモーションは私の現在メインの業務です。
プロモーションには
「アイデア」が要求されます。
そんな時に「アイデア発想法」は有用です。
私は実務に加え、個人的な興味もあり、
「アイデア発想法」マニアな一面があります。
ここで一つ、
使えるアイデア発想法をご紹介いたします。
中小企業診断士第一次試験の運営管理でも
学びますが、ECRS(イクルス)という
発想法、手法をご存知でしょうか。
アルファベットの頭文字を並べたもので、
E = Eliminate
(削除できないか)
C = Combine
(結合できないか)
R = Rearrange
(交換できないか)
S = Simplify
(簡単にできないか)
の4つから成り、
業務をE→C→R→Sの順番で見直し
業務効率化などを行っていくものです。
さらにSCAMPER(スキャンパー)という
発想法、手法もあります。
こちらも頭文字を並べたもので、
S = Substitute
(代用できるものはないか)
C = Combine
(結び付けられないか)
A = Adapt
(応用できないか)
M = Modify/Magnify
(修正、拡大できないか)
P = Put to other uses
(他の用途がないか)
E = Eliminate/Minify
(削除、削減できないか)
R = Reverse/Rearrange
(逆転、再編できないか)
英単語の数であれば10個の切り口で
物事を考えていくものになります。
ここでマニアは止まってはいけません。
ECRSとSCAMPERを
よーく見てみましょう。
SCAMPERはECRSを
ほぼ内包していることがわかります。
しかしECRSのSであるSimplifyだけが
入っていないことがわかります。
いわゆるハブられているというやつです。
Simplifyのキモティを考えると
なんだか切なくなってきます。
「俺のことEliminateしたんだろ」と
考えているにきっと違いありません。
ここは仲良くしようではありませんか。
SCAMPERにSimplifyを
入れてあげましょう。
名付けて
SCAMPERS(スキャンパーズ)です。
どうぞご自由にお使いください!
私、惠美須は
「発想法を発想する」ことにこれからも
情熱を傾け生きていきたいと思います。

中小企業診断士 惠美須丈史
http://ebisutakeshi.com/

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