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‎Ewinの超小型キーボードEW-RB05は電書マンガ用最適ガジェットなのかも?


・はじめに


電子書籍なマンガをどう読むか。

一番いいのはやはりタブレットだろう。単行本より大きく、雑誌サイズより小さな10~12インチのタブレット。AmazonのfireHD10なんかはセールで安く買えるし、microSD使えるし。でも裏街道に出ないとKindle以外のマンガアプリがほとんど使えないのが残念。まあ、そのために結局は別のタブレットも用意するのだが。

※ 筆者は現在d-41aがメイン、fireHD10がサブ機となっている。

さて、スマホサイズよりは大きいタブレットだけど、最近の、特にきらら系、「まちカドまぞく」あたりに代表される高圧縮4コママンガを読むにはオッサンの老眼にキビシイ状況になってきた(笑)

もちろんスマホはもっとツライ。そして、見開きもドカンと楽しみたい。


・PC読みを越えたい


そんなこんなでPCで読むコトも多い。自宅の環境ではメインPCが27インチ4K+13.3インチFHD液晶タブレットの構成で、ガチで読む時は4Kモニター、マンガ感想文を書く時は液晶タブレットでマンガを読む形としてる。タブレットアームもあるので一度にフル表示で3冊を読む環境。

だけど後ろを振り向けば55インチ4Kのモニターがある。そう、テレビが……

・テレビをマンガ用に使うため


元々PCからTVまではHDMIを引っ張ってあり、PCでBRやDVDなどで再生した画面を観られるようにはしていたのだが(もはや古い文化)、3画面出力だと色々と面倒。

Fire TV StickやChromecastでマンガアプリが使えるといいのだけど、なぜかマンガアプリはない。ならキャスト……って言っても、画質悪いしなぁ。ブラウザからでもマンガ読むのは苦痛になる。


なのでテレビ専用PCとして極一部では神機といわれる往年の文教用液晶タブレットPC「ARROWS Tab Q506」を中古購入。諭吉でたっぷりおつりが来た値段で買ったコレでも4K出力でマンガを読むくらいならまったく問題ないのだ。



・テレビでマンガを読むために


こうして簡単にテレビでマンガを読む環境は出来た。流石に55インチ4Kで読むマンガは迫力が違う。まるで原画展でオリジナルの原稿を眺めるようなサイズ感で出版社次第ではトーンの処理なんかもくっきり(もちろん修正跡などは極たまにしか見えないが)。

だがしかし、ソファーからマウスでページめくりするのはとてもやりにくい。ゲームパットにしても持つのがだるい。液タブと言ってもHDMIのケーブル付きはどう考えても使い難い。

空中マウスやトラックボールという点も考えたが、もっと軽いなにかがあったハズと思い起こすと、‎無線小型キーボードの存在を思い出した。とりあえず家に転がっていたエレコムやサンワサプライの小型キーボードを引っ張り出してきたのだけど、まあもちろんまだ大きい。

※ 接続元を3つ、スイッチで簡単に選択できる。キーは固く高速タイピングにはやや向かない

※ 実際に使っているのは販売終了した色違いな前モデルのTK-FBP067BK。キーは小さいがタッチはノートPCとそれほど変わらないので打ちやすい

※ テンキーまで入った日本語109A配列のソコソコのサイズのキーをこれでもかと密集させた、現在は車中泊用にしているキーボード


そこで思いついたのがEwinの小型キーボード、EW-RB05である。

・Ewin EW-RB05


小型のベアボーンキット ASRock DeskMini A300で組んだPC(今は楽器部屋と車とを行き来している)に組み合わせるキーボードを選ぶ中で、候補にしていた製品の一台、Ewin EW-RB05。超小型キーボードとタッチパッドの組み合わせな製品。

半角・全角やかなキーが無くてかな入力メインのオッサン(一応ローマ字でも打てるけど、ローマ字入力じゃ言霊が薄いんだよ!)にはキビシイと思ったが、切り替えはIMEの設定で「ctrl+space」に仕込めるし、まあ、マンガ読むのにそんなに入力しないし問題ない。

実際に入力してみると、さほど苦にならなかった。本体はしっとりと触り心地の良い柔らかい樹脂で、安っぽさが少ない。キーはポチポチと確実に入力がわかるもので、小さく特殊配列でも案外と使いやすかった。

なによりまったく期待していなかったタッチパッドが思いのほか使いやすかった。ツルツルじゃなく少しザラついた触感に慣れるとアレ、もしかしてコレ神機じゃねぇ?


そしてマンガ読みとして一番いいのはタッチパッドに下にある上下左右のカーソルキー。

今の気の効いたマンガアプリ、たとえばKindleとかは上下でも左右でもページ送りとページ戻しが出来る。そのため両手で横に持っても片手で縦に持っても使いやすい。

ページ送りだけ考えると片手で縦にもってズボラに読めるのだ。ズボラマンガの「めんつゆひとり飯」とか

もちろん動画再生でも同様な使い出のわけで、動画だとファンクションキーで停止再生できるし、音量変更も出来る。音楽再生だと曲飛ばしも出来る。

さらにキーはバックライト付きで夜も操作可能(ただしファンクションキーなどは透過しない青文字なのでF7は一時停止とかは覚える必要がある)。映画やマンガを暗闇で見るコトも可能である。さらになぜかLEDライト機能もあるので鑑賞時のふいの停電にも安心なのである。

もはや芸術の域の詰め込み具合。本体は柔めのしっとりした樹脂。
キーはポチポチとしっかり押した感じが伝わる
もちろん軽い。
災害時も安心な謎のLEDランプ
電源とmicroUSB(充電専用)
BluetoothがないデスクトップPCのため上部にドングル内蔵
個性的な「む」「め」の下にLEDライトのスイッチ
上から接続・充電・低電力・Capsの確認LED
裏面。技適表示は印刷で
Fnキーの位置が何に使うかを示している感。
光るキーで夜も安心。3分でスリープモードに入るが
それによるバックライト消灯時はFnで再点灯して動かせる。


・おわりに


ただ今のテレビで、ぐうたらにマンガを読みたいと思って買ったお安い小型キーボードであるが、アマゾンでの取り扱い開始からでも9年目の商品は流石の商品だった。Fn+Altでタッチパッド操作も90°回転するなど、片手リモコンとして使うコトもしっかり意識したスタイルは後発が大型化する中、唯一無二感がある。

もちろんゲームパットでもいいけれど、やはり重いし、このサイズと軽さで文字入力もタッチパッドでの操作も可能なのはとても使い出がある。

なんで今まで買わなかったと唸った逸品。ソファーで寝ながら好きなマンガを大画面で観たい人にはオススメの定番商品であった。



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