見出し画像

Scrum Fest Fukuoka 2024 に参加・登壇しました

2024年3月8日、9日に行われた Scrum Fest Fukuoka 2024 (スクラムフェス福岡)に参加、登壇させていただきました。
少し期間が空いてしまったのですが、ふりかえり記事を書いておこうと思います。


参加編

新幹線が動いてなーい!

初めてのスクフェス現地参加&社外登壇が去年の福岡だったので、会場は違えど個人的には「帰ってきた」ような感覚で迎えた今回。

午前中に着くよう早めの新幹線にし、移動中に資料のチェックと発表脳内リハができるように S work 席を取り、絶対時間に遅れないように4時半に起きたのに、最寄りのJR駅にたどり着いた私が見たのは「山陽新幹線 運転見合わせ」の表示。

先に新大阪に着いた後輩から送られてきた絶望の表示

進んでは止まり進んでは止まり、「ここから先は運転取りやめです、マジごめん☆」と広島で一旦降ろされ…といろいろあって、結局そわそわして一度もPCを開くことなく、6時間かかって博多に辿り着きました。

新しい会場

今年は去年のeスポーツ会場ではなく、GROWTH1という会場でした。
2階と3階の移動やトイレに行くのにも一旦極寒の外に出るのはやや辛かったですが、会場や設備自体は申し分なく、とても良いところでした!
特に3階会場が気に入りました。ソファが最高。あと、登壇者と参加者の距離が近く、内装もアットホームなので、もし私が3階で登壇してたら全然違う話し方になってただろうな、と思います。

ちなみに会場へのアクセスは特に土地勘のない自分には難しくて(地図は普通に読めるんだけど…)、運営の方の詳しいフォローがあっても自力では何一つ分からず、たまたま見かけた某エーションラインの方々にくっついて行くことでなんとか辿り着きました。

後輩と人を繋ぐ

今回自社から参加したのは、自分含め3名。
せっかくの現地参加なので、スクフェス現地が初めての後輩がただセッションを聞くだけにならないよう、そして社内とは全く異なるコミュニティの雰囲気に戸惑うことのないように、まず他の参加者の方と繋いで気軽に話せるきっかけを作るのが自分の大きな目標の1つでした。

事前に「自分たちだけで固まらないよう、他の人のところに連れ回してもいい?」と確認し、「2日とも終わった後飲みに行く人が多いから、嫌じゃ無かったら一緒に行こう」と誘い、それからそれから…と自分の登壇より心配だったのですが、結果としてこれは全くの杞憂でした。
最初のきっかけだけ作っておけば、それぞれ個別にいろんな方と交流し、登壇者へ質問し、誘われて個別に飲みに行き…と積極的に場を楽しんでいて、何も手を貸す必要などなかった。

今回のスクフェス福岡では嬉しいことがたくさんあった中で、会社では普段見ることのできない後輩の姿を見られたことは、トップレベルで嬉しかったです。
予算取ってなかったけど、なんやかんやでメンバーを連れてくることができて本当に良かった。来年度もどこかのスクフェスにメンバーを連れて行きたいと改めて思います。予算、取ってないけど。。。

セッションの感想

長くなりすぎたので、別記事にまとめます!

登壇編

ありがたいことに昨年に続き、今年も登壇させていただきました!

https://confengine.com/conferences/scrum-fest-fukuoka-2024/proposal/19559/be-agile

プロポーザル提出の経緯

今回の発表は、とあるイベントで1月下旬に実施した登壇をベースにしています。
実はRSGTくらいの時点では、福岡にプロポーザルを出すという発想が全くありませんでした。(気持ちの余裕が全然無かった。)しかし、1月下旬の登壇が終わったあと、急にプロポーザルを出したくなりました。

昨年のスクフェス福岡2023で「自社の取り組み4年間集大成!」みたいな発表をしたので、次のプロポーザルは4年後かな〜オリンピックかよガハハなんてネタで言っていましたが、
アジャイル推進5年目にして Be Agile 回帰という変化があったので、私たちのこの1年の話を、4年後じゃなくて今、福岡で話したいんだ!と思ったわけです。

今回もプロポーザルわいわい会のお世話になりました。
わいわい会スタート時点でタイトルしか書けてない状態で、待ち行列に「今書いてます!」っていう付箋だけ貼って順番が来るまでの間に書くという無茶苦茶をやりましたが、あの迫り来る順番のお陰でなんとかプロポーザルを提出できました。あの時、ポエムレベルの内容を見てフィードバックくださった皆さま、改めてありがとうございました。

伝えたかったこと

いざプロポーザルをブラッシュアップし、Accept 頂いてからさらに資料を作り込む中で、私がなぜ他でもない今、スクフェスに登壇してこの話をしたいと思ったのかを何度も自問しました。

事例を話したい?うーん、まぁ事例は話したいけど、伝えたいと思ったものは単なる事例じゃない。
福岡に行ってキャッキャしたい?いや、福岡はもちろん楽しかったけど、突き詰めればオンライン登壇でも良いからこの話をスクフェス福岡でしたいと思っている自分がいる。
それって、一体?

そうして考えた末に見つけた「私が伝えたかったこと」は、2つです。

1つ目は、「どんな一歩でも良いから、それぞれの環境で、ひとつひとつ歩みを続けて行きましょう」ということ。

心折れそうになったり、逃げたくなったりするけど、この一歩によってどこかで蝶の羽ばたきが始まっているかもしれない。うまく行ったりいかなかったり、その一歩は取るに足らない取り組みでも、いつか何かが組み合わさるかもしれない。私たちも泥臭くやっているから、もし今何かを変えたいと思っている人は一緒に頑張りましょう、というメッセージ。

そして2つ目は、辛かったり苦しかったり悩んだりするときは、(例えば私たちのように)同じように奮闘し、楽しんでいる仲間がコミュニティにたくさん居ることを思い出して欲しいということです。

これは、自分自身の昨年の登壇によって、より強く思うようになったことでした。昨年、登壇後に何人もの方から「勇気をもらった」「自分も頑張る」とお声がけをいただきました。福岡2023の会場でも、他の地域のスクフェス会場でも、本当に思いがけないところで声をかけていただきました。
そして、私は声をかけていただくたびに、何度も何度も「一歩」を続けていく背中を押して貰っていました。

この「場」に助けられてきたことへの感謝を、登壇による経験の共有によって伝えたい。そして、私の登壇を聞いた方がもし必要とする際には、この「場」を思い出して欲しい。一緒に頑張っていければ良いよね。そういう気持ちです。

正直、登壇中にどういうことを口走ったか詳細には覚えていなくて、わりと気持ちのノリで喋ってるところもありますが、この2つが伝わっていると嬉しいなと思います。

コメントや登壇後に聞かれたことへのお返事

(1) 登壇中、スライド送りに何を使ってたんですか?

指に指輪みたいに付けて手元でカチカチする、フィンガープレゼンターです!今回みたいにPCから少し離れてプレゼンする時にすごい便利!
リモート会議が増えたのでもう不要かなーとも思ったのですが、リアル登壇の際はあると全然違います。

コクヨの黒曜石の方が有名なのかもですが、「スライド戻し」ボタンは自分の感覚的に左にあって欲しいので、Canon の方を選びました。

(2) 送電線の本数が気になった(スライドの中見出し)

あっ!!!ほんまや全然足りない!!(言い訳:鉄塔イラスト前日に足したから…)

(3) フォントwww (p.32)

5000兆円欲しい!!

(4) 向いてる向いてないも立場が変われば変わる気がするんですよね

はい、そうだと思います。
ある仕事がアジャイル向きか否か?についても、否定はから見れば何でも「不向き」で、推進派からすると「やろうと思ったらできます」になるなーと。
何を大事にして、何を目指して、今何の制約があって…とかを丁寧に確認しながら進めていくしかないのかもなぁ、と思っていますが、その数が多い場合にどう対処すれば良いのかはまだ良い案が出せていません。むむーー

おわりに

スクフェス福岡2024、今年も参加できて良かったです。
登壇の感想をくださった皆様、ありがとうございます。先にも書きましたが、私の方こそ勇気と後押しをいただいています。本当に感謝です…

飲み会編とか翌日観光編とか、次の日の帰りの新幹線も激混みで新大阪まで立って帰った話とかいろいろ書きたいことはあるのですが、長くなったので一旦この辺で終わります。

最後に、これだけは言わせてください。ラーソーメン、食べてません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?