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〇『ザ・トラッド』~2024年2月20日(火)吉岡正晴・生ゲスト出演~マリーナ・ショウ追悼

〇『ザ・トラッド』~2024年2月20日(火)吉岡正晴・生ゲスト出演~マリーナ・ショウ追悼
 
【Yoshioka Masaharu Will Be Joining #The Trad” On February 20, 2024 –A Tribute To Marlena Shaw】
 
生放送。
 
東京FM(80.0mhz)の人気音楽番組『ザ・トラッド』(毎週月曜~木曜、15時~16時50分)の2024年2月20日(火)放送回に吉岡正晴が生ゲストで登場する。今回のテーマは、2024年1月19日、84歳で亡くなったヴェテラン・ジャズ、ソウル・シンガー、マリーナ・ショウの追悼特集。親日家でもあったマリーナの過去インタヴューや楽屋などでの様子も含め、その気さくな人柄などについて紹介できればと思う。出番は3時10分頃から30分弱。
 
マリーナは特に2000年代からひんぱんに来日するようになり、特に2009年からは、マリーナの人気アルバム『フーズ・ディス・ビッチ・エ二ウェイ』を録音したメンバーでライヴを見せるという企画が、ビルボードライブで行われ、これが人気となり、結局通算7年ほど続いた。
 
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評伝。
 
マリーナ・ショウは本名マリーナ・バーゲス (Marlena Burgess)1939年9月22日、ニューヨーク州ニュー・ロシェールに生まれた。(これまで、マリーナの生年は1942年とされていたが、今回の死去を娘がSNSに投稿したときに、生年を1939年と明かした。これにともない、後日、ウィキペディアの生年も書き換えられた) 叔父(ジミー・バーゲス)がジャズ・トランぺッターだったことから、その叔父に多くのいいジャズ、いい音楽を聞かされ育ったという。マイルス、ディジーなどのジャズからゴスペルも聴いた。このジム叔父は1952年には、マリーナをニューヨークのアポロのステージにあげたという。13歳頃のこと。
 
1960年代からニューヨークのジャズシーンで歌いだし注目を集めるが、コロンビア・レコーズの名ジャズ・ディレクター、ジョン・ハモンドのオーディションを受けたこともあるという。ただ、このオーディションでは彼女がナーヴァスになってしまい合格することはなかった。その後も、ジャズ・バンドとともにツアーにでていた。そんな中、1966年、シカゴでライヴをやっていたときに、チェス・レコーズの関係者と知り合い、チェスとの契約に結び付き、チェスからデビュー。1969年、アシュフォード&シンプソンが書きフィフス・ディメンションでヒットした「カリフォルニア・ソウル」をカヴァー。注目されるようになる。この曲は後にイギリスのレア・グルーヴの流れでも注目された。
 
チェスののち、1972年にはジャズの名門ブルーノート・レコーズに移籍、ここで1975年傑作『フー・イズ・ディス・ビッチ・エニウェイ』を発表。圧倒的な支持を集めた。その後1978年、一度オーディションに落ちたコロンビアと契約。ディスコっぽい作品などもてがけた。その後もいくつかのレーベルを経て、2002年、日本のソニー・レコーズ内にできたジャズの名プロデューサー、伊藤八十八氏のエイティーエイト・レーベルと契約。高音質のアルバムをリリース。リリース関連でのライヴも行われた。
 
Marlena Shaw - California Soul

 
Marlena Shaw Feel Like Making Love

 
Marlena Shaw - Feel Like Makin' Love (Live In Japan 2013)

 
You Taught Me How To Speak In Love

「いとしのエリー」のヒントとなった歌
 

 
来日も1976年頃、サミー・デイヴィス・ジュニアの前座として初来日、以後もジャズ・クラブでのライヴで多数来日した。
 
特に2000年代初期はエイティー・エイトと契約したこともあり、東京の赤坂のジャズ・ライヴ・ハウス「Bフラット」などでライヴが行われ、ライヴ・アルバムが録音された。
 
前述のように2009年から始まった『フーズ・ディス・ビッチ・エニウェイ』を録音したメンバーでパフォーマンスを再現するライヴが2016年まで続き人気を博した。2016年のライヴは「最後のツアー」と謳われた。
 
■過去記事
 
ジャズ・レジェンド、マリーナ・ショウ84歳で死去 Jazz Legend Marlena Shaw Dies At 84
2024年1月21日

 
マリーナ・ショウの「ショー・マスト・ゴー・オン」~満身創痍でライヴ完遂 (セットリスト付き)
2016年08月01日(月)

 
マリーナ・ショウ・ライヴ~粋とクラスのドリーム・チーム (セットリスト付き)
2011年06月22日(水)

 
マリーナ・ショウとドリーム・チームによるドリーミーな夜 (セットリスト付き)
2009年08月03日(月)

 
2003/12/08 (Mon)
Marlena Shaw: Storyteller Tells Her Own Story
ストーリーテラー。

ちょっとしたインタヴュー記事。
 
2003/12/05 (Fri)
Marlena Shaw: What A Wonderful Her World
自由自在。

ライヴ評。
 
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Japan Journal : Marlena Shaw In Japan (2007/11/20)
Conversation With Mal Adams (23 minutes)

 
2017/05/14 (8:44)
Marlena Shaw Part 1 of 2 parts| I've Been Touring For 50 Years | 2009 | Toazted

 
Part 2 of 2 parts (11:23)

 
A conversation with Marlena Shaw (telephone interview) 2010/12/14 12 minutes

 
Marlena Shaw interview for www.jazz-radio.fm Online jazz radio (1:35)

 
 
marlena shaw in conversation on electric picnic tv 2008/4/29 (27:19)

 
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■CD
 
フー・イズ・ジス・ビッチ、エニウェイ?
マリーナ・ショウ

 
The Spice Of Life
マリーナ・ショウ

 
ライヴ・イン・トーキョー(紙ジャケット仕様)
マリーナ・ショウ

 
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番組ホームページ

 
ラジコ

 
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生放送をお聞き逃しの方は、タイムフリーで東京FMの下記番組を聴いてみてください。
 
出演者 :
稲垣吾郎 / 吉田明世
2024年2月20日(火) 15:00-15:50

 
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吉岡の『ザ・トラッド』出演は2023年5月02日のボビー・コールドウェル追悼以来、約9か月ぶり。ちょっとお久しぶりです。
 
『ザ・トラッド』出演は今回で10回目。過去には次のようなトピックで登場した。
 
① 2021.07.06 メアリー・J・ブライジ
② 2021.08.24 映画『サマー・オブ・ソウル』について(ハマ・オカモトさんと)
③ 2021.09.13 レイ・チャールズ
④ 2021.10.05 デイヴィッド・ボウイ
⑤ 2022.03.22 反戦歌特集
⑥ 2022.06.28 ジャネット・ジャクソン
⑦ 2022.09.28 ラムゼイ・ルイス (ハマ・オカモトさんと)
⑧ 2022.12.13 ホイットニー・ヒューストン
⑨  2023.05.02 ボビー・コールドウェル追悼
⑩ 2024.02.20 マリーナ・ショウ追悼
 
 
ENT>RADIO>The Trad>Shaw, Marlena
 
 
 
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