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長岡秀星クラウド・ファンディング2024年1月25日12時からスタート

長岡秀星クラウド・ファンディング2024年1月25日12時からスタート
 
【Shusei Nagaoka Crowd-Funding Launched】
 
クラウド・ファンディング。
 
1970年単身ロスアンジェルスにわたり、ち密なイラストレーションでアメリカはもとより世界的名声を獲得したアーティスト/イラストレーター、長岡秀星。その膨大な量の作品群のデジタル・アーカイヴ化とコンテンツの有効活用を活発化する動きが始まり、その第一弾としてアーカイヴ化に伴う諸経費を集めるクラウド・ファンディングが2024年1月25日(木)日本時間正午から60日間の予定で始まる。
 
長岡作品は1960年代から2000年代まで膨大な数があり、そのデジタル化も何段階にわけて行われるが、とりあえず、1980年代中心に未発表作品なども含めた作品群がデジタル化される。
 
デジタル化されることにより、ウェッブ、その他、紙媒体、放送媒体などの使用が容易になり、露出が増えることにより、長岡秀星のヴァリュー自体が上がることを目指す。また長岡は、自身のイラストレーションを元にした映画作りを目指しており、そのストーリー、作画などもあり、最終的にはそうしたものの映像化も視野にいれる。
 
当初60日間の目標額は100万円、それに達するとストレッチ・ゴール(延長目標)として300万円を目指す。万一100万円に達しない場合は、出資者に全額返金されるいわゆる「オール・オア・ナッシング」スタイル。60日間で100万円を超えた場合は、その額が達成金額になる。デジタル・データ化される作品の一部は下記ページに。現在出資に応じて様々な返礼品が企画されている。


 
なお、これらの作品の一部はかつて『迷宮のアンドローラ』(Androla In Labyrinth)という書籍となって1984年に出版されたこともある。
 
迷宮のアンドローラ 大型本 1984/7/1
長岡秀星

 
詳細は下記クラウド・ファンディング募集ページに。
 
クラウド・ファンディング・ページ

 
プロジェクト概要

 
長岡秀星展は2020年12月、代官山で原画約80点を集めたものが開催され久しぶりに多くの人の目に長岡作品が触れられ、大きな話題となった。関東地区では1991年1月銀座三越での約29年ぶりの開催だった。
 
■同プロジェクト紹介記事
 
クラウドファンディング「長岡秀星イラスト作品アーカイヴ・プロジェクト」

 
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■長岡秀星・プロフィール



 
1936年(昭和11年)11月26日、長崎生まれ。本名長岡秀三。1955年、武蔵野美術学校入学後まもなく雑誌などで仕事を開始、仕事が忙しくなり1958年、中退。その後国内で雑誌、広告などの世界で多数の仕事をてがけた。
 
大阪万博のデザインに関わった直後の1970年4月(33歳)に渡米して以来、ロスアンジェルスを拠点に活動。音楽業界では1972年、ヴァン・ダイク・パークスの『ディスカヴァー・アメリカ』のジャケットを、「デザイン・マル」のクレジットでてがけた。ただこのアルバムはまったく売れずに、1973年カーペンターズの『ナウ・アンド・ゼン』をてがけ、大ベストセラーになったことにより、レコード・ジャケットを多数てがけるようになった。特に、1977年、アース・ウィンド&ファイアーの『太陽神(原題、オール・ン・オール)』、1978年同『ベスト』、1979年『黙示録(原題、アイ・アム)』、エレクトリック・ライト・オーケストラの『アウト・オブ・ブルー』(1977年)などのジャケットで世界的名声を集めた。
 
他にもカサブランカ・レコードの各種ディスコ・アルバムのジャケット(ジョルジオ・モローダー、スペースなど)、キャピトル・レコードでのジャケット(メイズ・フィーチャリング・フランキー・べヴァリー、カルデラ、サンなど)、シャラマー(アップタウン・フェス)、日本の喜多郎(『オアシス』、『シルクロード』、『敦煌』、『氣』)など多数のレコード・ジャケットをてがけた。
 
このほかに、ゼネラル・モーターズ、フォード、クライスラーなど大企業やNASAなどもクライアントだった。
 
その作風はひじょうに緻密でまるで写真のようにさえ見えるもの。今ではコンピューター・グラフィック(CG)で作画できるような作品は、一本一本の線がすべて手書きで書かれており、当時はその緻密さに世界が圧倒された。
 
長岡は、「21世紀を生きていく我々の残されたテーマは、やはり宇宙だと思います。 映像、コンピューター、IC産業、セラミック、そういうものの需要は個別の需要で、その需要を作る元のプロジェクトといったら宇宙しかありません」と語るその言葉通り、宇宙、生と死など普遍的なテーマにチャレンジした作品群は、21世紀になってもその魅力はまったく薄れることはない。
 
2015年6月23日日本で逝去。78歳。
 
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■過去関連記事
 
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その後2021年4月にミニ展が無料で行われました。
 
長岡秀星ミニ展~いよいよ明日(2021年4月24日・土)まで
2021年4月23日

 
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ユーチューブ番組
 
Vol.6 (15分22秒)(2020年11月7日公開)
長岡秀星の世界!Part1 DJ OSSHYと吉岡正晴のDISCO MEETING ”ディスコミ!”

 
Vol.7 (16分04秒)(2020年11月21日公開)
長岡秀星の世界!Part2 DJ OSSHYと吉岡正晴のDISCO MEETING ”ディスコミ!”

 
Vol.8 (18分28秒)(2020年12月5日公開)
長岡秀星の世界! Part3 DJ OSSHYと吉岡正晴のDISCO MEETING ”ディスコミ!”

 
 
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ENT>CROWD-FUNDING>Nagaoka, Shusei
 

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