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〇『AOR・ソウル・トゥ・ソウル#042』~MJザ・ミュージカル、『エルヴィス』、DJタロー、ジェレミー・O・ハリス・インタヴュー~RIP,ウィリアム・ハート(デルフォニックス)


〇『AOR・ソウル・トゥ・ソウル#042』~MJザ・ミュージカル、『エルヴィス』、DJタロー、ジェレミー・O・ハリス・インタヴュー~RIP,
ウィリアム・ハート(デルフォニックス)
 
【AOR/Soul To Soul #042 – Jeremy O Harris Interview】
 
(本作・本文は約3000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ6分から3分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと10分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)
 
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〇『AOR・ソウル・トゥ・ソウル#042』~MJザ・ミュージカル、『エルヴィス』、DJタロー、ジェレミー・O・ハリス・インタヴュー~RIP,
ウィリアム・ハート(デルフォニックス)
 
【AOR/Soul To Soul #042 – Jeremy O Harris Interview】
 
生放送。
 
ソウル・ミュージック、ブラック・カルチャーの過去現在未来を繋いでわかりやすくご紹介する『AOR・ソウル・トゥ・ソウル』の第42回が2022年7月21日午後8時からJFN各局で放送されました。
 
発売されたばかりの『MJ・ザ・ミュージカル』から1曲、これは来週か再来週、アルバムとミュージカルを紹介しようと思います。続いて、すでにいちど特集している映画『エルヴィス』から。暗殺されたマーティン・ルーサー・キングへトリビュートする作品として生まれたものです。そして、DJタローさんのプロジェクト、最近では一か月半に一曲新曲をだしているそうで、これはすでに16弾。80年代後期のニュー・ジャック・スウィングのごきげんな一曲です。
 
そしてジェレミー・オー・ハリスのインタヴューです。
 
特集は、現在7月27日水曜まで新宿・新大久保のグローヴ座で、上演されている演劇『ダディ』とその作者のジェレミー・オー・ハリスです。これは、その後、8月5日から7日まで大阪のクール・ジャパン・オーサカ・TTホールでも上演されます。
 
この『ダディ』という劇は、2016年、ジェレミーが書いて2019年にブロードウェイで上演され大きな話題となったもので、2022年4月イギリスでも上演されたものです。
 
ストーリーは、若き黒人でゲイのアーティスト、フランクリンに興味を持った白人で裕福な金持ちのアート・コレクターと、そのフランクリンの母親、さらにフランクリンの友人らとの様々な物語を描くものです。舞台は、ロスアンジェルスの高級住宅街ベル・エアにある豪邸のプール。ここで繰り広げられる人間模様に、人種差別、セクシュアリティー、社会格差、経済格差、家族、宗教などさまざま問題がちりばめられている大変な力作です。
 
作者のジェレミーは、2018年ブロードウェイで公開された『スレイブ・プレイ』が演劇、ミュージカルに与えられる最高の賞、トニー賞でなんと12部門もノミネートされ、大きな話題を集めた人物です。
 
『ダディ』の作者ジェレミー・オー・ハリスが来日。アメリカではインタヴューをすることがとてもむずかしくなっているいまもっともホットなセレブ・ライターです。来日ということで、インタヴューするチャンスをいただきました。
 
この劇『ダディ』ではものすごく主人公のお母さん、ゾラが強い女性で劇の中でももっとも存在感を醸し出しているのですが、実際のお母さんとこの劇中のゾラについてきいてみました。
 
ジェレミー。
 
「彼女は実はこの日本で上演されるヴァージョンを見に来たかったんだが、残念なことに来れなかった。彼女はこの劇がとても気に入っていて、あらゆるヴァージョンを見てるんだ。ほんとに彼女を連れてこれなくて残念だ。彼女と僕はとても近しくて、母は僕にとってのすべて、彼女にとっても僕は彼女のすべてだと思う。この劇で演じられるゾーラと同じように、ママは僕をシングル・マザーとして、3つの仕事をこなして、僕をいい学校に通わせ、素晴らしい教育を受けさせてくれた。彼女は、ハードワークと規律の大事さをよく知っている。彼女のことは大好きなんだ。劇中でも、フランクリンとゾーラはとても親しく、お互い好きだ。僕の母ヴェロニカとゾーラはやはり違うキャラクターで、また実際の母はゾーラより若い。外見も違うしね。この劇中のゾーラがどれくらい実際の母親と近いか、と言われれば、この劇の70%はフィクションで、30%がリアル、事実だ、という感じかな。だが、僕のママは、ここで演じられるゾラは100%私だって言ってるよ。事実とフィクションは分けられないわって」
 
この作品がどういうきっかけでできたのか。
 
ジェレミー。
 
「こんなことがあった。僕がまだもっと若かった頃、年上の紳士から(活動をサポートするので)、一緒に旅行に行こうと言われた。それは『デート』の意味だったので、僕は『ノーと断った』。そこで、もし僕が『イエス』と言っていたらどんな風になったんだろう、と想像を膨らませてこの物語、劇を描くことになったんだ」
 
曲 I Remember Mama – Shirley Caesar
 
ジェレミーの作品は必ず、音楽がとてもキーになるように作られています。今作でもジョージ・マイケルの「ファーザー・フィギュア」がテーマ曲的に使われています。ジェレミーの音楽的素養ははどのあたりからきたのでしょうか。
 
ジェレミー。
 
「僕が子供の頃教会のクワイア―(合唱団)にいた頃は歌がとてもうまかった。でも、あるとき、突然、声が変わってしまった。エイリアンのような聞き覚えのないような声になって歌うことをやめてしまった。でも、音楽を聴くことはやめなかった。パパ、実際は祖父なんだが、いつもアイズレー・ブラザーズを聴いていたり、ギル・スコット・へーロンやテンプテーションズを聴いていた。一方、祖母おばあちゃんは、厳格なクリスチャンで、ゴスペル・シンガー、シャーリー・シーザーなどの女性のゴスペル・シンガーを聴いていた。それが子供時代の僕のサウンドトラックだね。それに加えて、ママは19歳で僕を妊娠したんだが、母は若かったので、ディディ―やリル・キムなどの90年代のヒップホップ、R&Bを聴いていた。さらにその母への反抗で、僕は白人の女性シンガー・ソングライター、アニー・デフランコやトリー・エイモス、アラニス・モリセットなんかもきいていたよ」
 
曲 Private Dancer ― Tina Turner
 
ジェレミーはすでにゲイであることをオープンにしているのですが、いったいいつ頃から自分はゲイだと思ったのか、気になったので、きいてみました。
 
ジェレミー。
 
「自分のどこかでずっとそう思ってた。小さな子供時代から、女の子を好きになることもあったけど、明らかに男の子のほうが好きになっていた。クラス中で一番カッコいい子を好きになってしまうんだ。ある種の男の子にとても夢中になっていた。たぶ、小学校4年、5年、10歳か11歳くらいからじゃないかな。そして、人に「お前はゲイだ」って言われるようになって、。それで、僕はゲイだということを認識するようになった」
 
ジェレミーは日本のあと、パリに行き、ネットフリックスのドラマ『エミリー・イン・パリス』のシーズン3の撮影に入るそうです。これはコメディで女性がパリに来て、パリでのロマンスに出会ったりドラマで、ジェレミーは俳優として、ファッション・デザイナーを演じます。シーズン2はいま、すでに日本のネットフリックスでもやっています。そのシーズン3の撮影。
 
そして、来月、8月26日・金曜から、148のツイートから生まれたという話題の映画『ゾラ』が日本でも公開されます。この脚本をジェレミーが書いています。
 
曲 Father Figure – George Michael
 
最後の追悼は先日亡くなったフィラデルフィアのスイート・ソウル・ヴォーカル・グループ、デルフォニックスのリード・シンガー、ウィルバート・プージー・ハートです。
 
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番組の聴き方、ラジコのプレミアム・会員になれば、全国各地で放送されたものをタイムフリーで一週間聴けます。
 
■番組の聴き方
 
番組のネット局は次の通り。
 
20時台
 
FM岩手・秋田・福島・石川・長野・徳島・大分AI RADIO・宮崎・8局
 
19時台、20時台通し局 
 
富山・福井・岡山・香川・高知HISIX・鹿児島・神戸 7局 計15局
 
ツイッターの番組ハッシュタグは、 #AORSTS
 
(AORとSoul To Soul の頭文字をあわせたもの)
 
また、メール/メッセージは、JFNのオーディー(AuDee)のサイトから。この「メッセージフォーム」に

 
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番組はラジコのエリア・フリー(月385円)と契約すれば日本全国で聴取可。また下記15局からは1週間タイムフリーで聴取可。放送各局のラジコ・直リンク先
 
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FM秋田

 
FM岩手

 
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FM福島
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FM長野
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FM富山 19-21
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FM福井 19-21
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FM兵庫 KISS-FM 19-21
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FM岡山 19-21
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FM香川 19-21
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FM高知HISIX 19-21
https://radiko.jp/#!/ts/HI-SIX//20220721190000
 
FM大分AIRRADIO 20-21
https://radiko.jp/#!/ts/FM_OITA//20220721200000
 
FM宮崎 JOY FM 20-21
https://radiko.jp/#!/ts/JOYFM//20220721200000
 
FM鹿児島 19-21
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ラジコ→
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ラジコ・プレミアムの契約の仕方 (月額385円)
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■セットリスト
 
TM What’s Going On 4:57 – David T. Walker
 
<Topic 1 : MJ” The Musical>
 
M01 Don’t Stop ‘Til You Get Enough / Blame It On The Boogie /Dancing Machine 5:32 – Myles Frost, Tavon Olds-Sample
 
こちらはBeat It

 
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Original Broadway Cast Recording 形式: CD
¥2,290

 
 
<Topic 2 : Elvis The Movie>
 
BGM If I Can Dream 3:16 Maneskin
M02 If I Can Dream 3:12 – Elvis Presley
 

 
ELVIS (Original Motion Picture Soundtrack)
Various 形式: CD
¥2,127

 
<Topic 3 : Flaming Cartel & DJ Taro>
 
BGM I Want Her –6:01 Keith Sweat
M03 Shot My Love 3:07 cutout – Flamingo Cartel & DJ Taro featuring Kiki Kyte
 

 
CM Chicken – James Brown
 
TM Father Figures (Instrumental) 5:43 – George Michael
 
<Special Interview : Jeremy O Harris>
 
M4 I Remember Mama 6:24 – Shirley Caesar
BGM No Charge ― Shirley Caesar
 
 

 

 
M5 Private Dancer 4:02 – Tina Turner
 

 

 
BGM Daddy Cool 3:28 – Boney M
 
M6 Father Figure 5:37 cutout– George Michael
 

 

 
CM3 Evil – James Brown

<Last Song>
<Topic RIP: William “Poogie” Hart, 1/17/1945 – 7/14/2022, age 77)>
BGM La La Means I Love You – 3:20 - Delfonics
 
M07 Didn’t I Blow Your Mind 3:22 – Delfonics
 

 
https://amzn.to/3uZIK3l
 
後テーマ Street Life- David T. Walker
 
 
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