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●ウィリアム・シェルビー(ダイナスティー、レイクサイド)65歳で死去

●ウィリアム・シェルビー(ダイナスティー、レイクサイド)65歳で死去

【William Shelby Dies At 65 : Member of Dynasty And Lakeside】


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(本作・本文は約4000字。「黙読」ゆっくり1分500字、「速読」1分1000字で読むと、およそ8分から4分。いわゆる「音読」(アナウンサー1分300字)だと13分くらいの至福のひと時です。ただしリンク記事を読んだり、音源などを聴きますと、もう少しさらに長いお時間楽しめます。お楽しみください)

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●ウィリアム・シェルビー(ダイナスティー、レイクサイド)65歳で死去

【William Shelby Dies At 65 : Member of Dynasty And Lakeside】

訃報。

オハイオ州デイトン出身で、ソーラー・レコーズ所属だったソウル、R&Bグループ、ダイナスティーと同じくファンク・グループ、レイクサイドのメンバーだったキーボード奏者兼ヴォーカリストだったウィリアム・シェルビーが、2021年10月25日(26日説も)、現在居住していたアリゾナ州フェニックスで死去。65歳。心筋梗塞のような突然死だったという。詳細な死因はまだ不明。

https://bit.ly/3GwuG5x

葬儀は、10月31日(日)現地時間午後5時から8時まで次の場所で行われる。

Whitney & Murphy Funeral Home
4800 E. Indian School Road, Phoenix AZ 85018 USA

ウィリアム・B・シェルビーは、1956年9月30日オハイオ州デイトン出身。(1954年説もあり、その場合67歳) デイトンで音楽活動を開始、その後、ロスアンジェルスに出て、ケヴィン・スペンサーと知り合い、リオン・シルヴァーズが始めるダイナスティーに参加。ダイナスティーは1979年、ソーラー・レコーズから『ユア・ピース・オブ・ザ・ロック』でノー・クレジットながらデビュー。1988年まで6枚のアルバムに参加。

シェルビーはリオンらと並び、ソーラー・レコーズの他のアーティストに楽曲提供、プロデュース、演奏などもするようになった。主な共作曲にダイナスティーの各ヒット曲「アイ・ジャスト・ビガン・トゥ・ラヴ・ユー」、「ラヴ・イン・ザ・ファースト・レーン」、ウイスパーズの「アンド・ザ・ビート・ゴーズ・オン」などがある。

Dynasty - I Don't Want to be a Freak (Official Music Video)


https://www.youtube.com/watch?v=3MNFJBbiRNE

ダイナスティー アー写 ウィリアム・シェルビー一番左

(ウィリアムは一番左)


Dynasty - I've Just Begun to Love You (Official Music Video)


https://www.youtube.com/watch?v=GDJE168tDJc

(ドラマーのすぐ左で緑のジャンプスーツを着てキーボードをプレイしているのが、ウィリアム・シェルビー。リード・ヴォーカルはケヴィン)

Dynasty - Groove Control (Official Music Video)


https://www.youtube.com/watch?v=aGiuNfQ9w18

dynasty here i am


https://www.youtube.com/watch?v=bL0lzc9LZig

Dynasty - do me right thing.avi


https://www.youtube.com/watch?v=tWYAH8SsoWE

The Whispers - "And The Beat Goes On" (Official Video)


https://www.youtube.com/watch?v=pEmX5HR9ZxU

ダイナスティーから、リオン・シルヴァーズがプロデュースに専念するようになり、グループ活動が縮小。その後、ウィリアムは1993年頃から、レーベルメイトのレイクサイドのティーメイヤー・マケインがグループを脱退するのにともない交代でレイクサイドに参加。レイクサイドにはもともとウィリアムの兄トーマス・シェルビーが参加していた。

なお、ダイナスティーのギタリスト、リチャード・ランドルフは今年(2021年)の4月22日、63歳の若さで急死している。

レイクサイドのメンバー、リード・ヴァ―カル、マーク・ウッドはシェルビー兄弟と近所づきあいだったが、彼によれば、シェルビーのニックネームは「ノディー (Noddy)」(うなづき君)だったという。それは、彼の頭にいつも音楽が鳴っていて、首を振ってうなずいていたからだそうだ。

レイクサイドのリード・シンガー、スティーブン・ショックリーはシェルビーの死についてこう書いた。

「過去30年以上にわたって、(ステージ上で)私が右を見れば、ひとりの男が必ずいた。決してショーに穴をあけることもなかった。(それがシェルビーだ) ときにステージが狭くて私のギター・ペダルを踏んでしまって音が切れてしまうこともあった。ただ笑って、エンタテインメントを続けた。こんなつらい気持ちはない。レイクサイドは昨夜一人のパイレーツ(メンバー)を、まったく予告なく失ってしまった」

また、ショックリーは、シェルビーのこんなエピソードも明かした。

「数年前、映画『アンクル・ドリュー』(2018年)の製作チームからレイクサイドの『ファンタスティック・ヴォーヤージ』を使いたいと言ってきた。ただその時点で、ちょっとした権利関係が微妙で、オリジナル音源が使えないというので、ではオリジナルそっくりに再録音しよう、ということになった。先方は、そんなのはダメだ。オリジナルの音で、その時代の空気を出したい、と反対してきたが、2週間時間をもらい、シェルビーが昔の楽器を探し出したりして古い音源そっくりの物を作った。彼らはすっかり驚いて、それを使った」

本当にそっくりにできたようだ。シェルビーはかなりの才人だった。

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シェルビーは、ダイナスティーとして六本木のピックフォード・ライヴに1987年6月、1997年6月、8月、また1999年大みそか横田ベース、2007年8月丸の内コットンクラブに来日。またレイクサイドは、原宿クラブDに1987年11月、有明エムザに1990年12月、2007年5月丸の内コットンクラブに来日した。ただレイクサイドのメンバーとして、最初の2回に帯同したかどうかは不明。コットンには来日していた。


夜明け (レイクサイド・ライヴ評)
2007年05月19日(土)


https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10034100915.html

サプライズ (ダイナスティー・ライヴ評)
2007年09月01日(土)


https://ameblo.jp/soulsearchin/entry-10045816392.html


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