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Shopify構築日記 #141 2023年度版機能一覧 管理機能編 決済方法

 いつもお読み頂き誠に有難うございます。この構築日記を書き始めて2年半が立ちますが、当初ひとつづつ確認していた機能一覧が新しく2023年度版としてリリースされているので、2周目⇒テーマが2.0に変わったり、出来なかったことが出来るアプリが追加されたりでおさらいと言うかもう一度確認=自分自身のアップデートもかねて行いたいと思います。
 まだ確定ではありませんが、ひょっとしたらまたマーチャント側で構築する可能性が出てきましたのでおさらいしてみたいと思います。

2023年度版の機能一覧はこちらからダウンロードできます。

https://cdn.shopify.com/s/files/1/1958/6155/files/Shopify_Specifications_List_V2.pdf

Shopify ペイメント
 ストアを作成後すぐにクレジットカードなどの主要な決済方法を受け付けることができます。
 デフォルトの決済手段ですね。手っ取り早いので使わない手はないですね。

Shop Pay
 初回決済時に購入者のメールアドレス、クレジットカード、配送、請求情報が保存されるため、次回以降のご利用時には、必要事項の入力を迅速に済ませて、スピーディーにShopifyのチェックアウトを進 めることが可能となります。
 これは本当に優秀です。購入頻度の高いshopは利用しない手はないですね。最近では、SHOPが使えるストアのみをSHOPアプリで見せており小さいマーケットプレイスみたいになってきています。設定次第で、アマゾンで注文した内容もこのアプリ上でトラッキングできるようになるのでまだの人や、ストア上で便利な使い方としてTipsを紹介するのも良いでしょう!

PayPal
 クレジットカード、銀行口座、またはPayPalアカウント残高による決済が可能です。日本国内向けであればほぼ使われないと思いますが越境やるなら入れておいたほうが良い決済方法です。
 言わずと知れたペイパル。ご存じだと思いますがTwitterを買収したイーロンマスクが創業した会社としても知られていますね。簡単に使える仕組みを組んでいるのは越境をベースとしてカート決裁を考えている証左ですね。

Apple Pay
 iPhone、iPad、MacのSafariでオンラインストアで簡単かつ安全に支払いを行うことができます。
 デフォルトで使えるのは嬉しいですね。

Google Pay
 簡単なチェックアウトプロセスによる、オンラインストアでの簡単かつ安全な支払いが可能となります。
 スマートフォン2大プラットフォーム標準の決裁が使えるのは大きいですね。クレカ持っていない人でもApple Pay同様にカードで先にチャージしておけば購入できるのは大きいですね。

Amazon Pay
 Amazonで使用しているアカウントで購入することができます。
この決裁は是非使えるようにしておいたほうが良いです。手数料云々っていう話もありますが、オンラインショッピングを日常行っている人がアカウントを持っていないとは考えにくく、届け先情報をAmazonから持ってくるためUX的にもおすすめです。

⑦コンビニ決済
 コンビニ決済をサポートする決済方法を有効にすると、コンビニでの決済が可能です。
 このコンビニ決済も沢山の中から選べます。自店の商材にマッチしたものを選ぶと良いでしょう。もちろん利用しないという選択肢もあります。私個人の考えとしてはNGです。入金があるまで注文商品を確保=未決済のまま取り置く必要があり機会損失が発生するからです。が、一定数カードが使えずコンビニ決済という方法を望まれている人もいるので要検討ですね。

⑧キャリア決済
 キャリア決済をサポートする決済方法を有効にすると、携帯電話料金と一緒に支払ってもらうことが可能です。
 これも便利なのですが、意外と手数料が高いと感じた決済。MVNOなど格安携帯が増えてきているので、今後このキャリア決済ってどうなるのでしょうね??

代引き決済
 代引きでのお支払いを設定できます。
 私が一番早く消えてほしいと思っている決済方法(笑)注文して送った後に、お金ないからキャンセルとか、やっぱりいらないからキャンセルとか平気で言われる決済方法。もちろん、コンビニ決済同様クレカを使えない人も一定数いるわけですが、簡単にキャンセルされたときのコスト負担が大きすぎる。往復の送料+代引き手数料+カートに入ってから返品・再生処理をして再販売するまでの販売機会損失がコストとして載ります。
 大型商品や単価の安いものは本当に利益を圧迫しますので、顧客体験という意味ではあったほうが良いとは思いますが、私個人としては外したいですね。<実際私が作ったサイトでは代引き不可でした(笑)

⑩銀行振込
 銀行振込をサポートする決済方法を有効にすると、銀行振込での支払いが可能です。
 高額商品を取り扱うストアは有効ですね。過去私が聞いたことがある時計屋さんは、銀行振込しか決済を受け付けていないそうです。これある意味最強ですね。販売の機会損失は発生するかもしれませんが、そもそもその方法でしか購入できないから振り込みますよね。クレカの不正利用も防げるし、手数料も持っていかれないし一石二鳥ですね。

⑪あと払い決済
 あと払い決済をサポートする決済方法を有効にしてpaidyなどのあと払い決済をご利用いただけます。
 代引き・銀振の代替案としてこの後払い=Paidyはおすすめです。しかし、アプリをDLして本人確認しないと5万円までしか利用できないので高額商品には向いていないです。
 決済が通ると、債券はPaidyに移るため取りっぱぐれは無くなります。これはAmazon Payと同様ですね。

暗号通貨
 暗号通貨をサポートする決済方法を有効にすると、ビットコインなどのデジタル通貨を受け付けられるようになります。
 これってどうなんでしょうか?自身が暗号通貨を持っていないので。。。。良く分からないです。
 SNS経由ではよく、『あなたのパソコンをハックした、ばれたくなければビットコイン口座IDに振り込め』みたいなメッセは届いていましたが(笑)

⑬スマホ決済
 スマホ決済をサポートする決済方法を有効にすると、PayPay、LINE Pay、Merpayなどで支払いを受け付けられるようになります。
 これは代引きの代わりになりえると思っています。特にPayPayはQRコード決済を含むスマホ決済ではゆるぎないポジションを得ました。使える使えないで大きく変わると思います。特にPayPay独自に行うキャンペーンの威力は大きく(最近は主導権撮ったので派手なキャンペーンは減りましたが)、マーチャントにとって費用を掛けず集客orCVRアップが出来るのは良いですね。

多通貨販売
 Shopify ペイメントを使用して複数の通貨で販売することが可能です。デフォルトで越境ECを想定しているからですね。

サブスクリプション
 アプリを追加してサブスクリプション課金をすることが可能です。(Shopifyペイメントの他、サポートする決済方法で対応)
 サブスクを行うにあたり限られた決済方法を選ぶ必要があります。
おすすめのサブスクアプリはこちら

 前回サイトを構築した際には、なかった項目があり決済方法は多種多様となりました。お客様にとっては沢山の決済方法から選べるというのは強みでもあると思いますが、逆に多すぎて選択肢の表示する場所が大きくなってしまい見え方が良くないなどの弊害も考えておいたほうが良いでしょう。
 しかし、一番の問題は入金確認で、他のサービスを使えば使うほど、管理画面の数と入金箇所が増えそれぞれが振込手数料込みとなります。一見簡単に決済手段が増やせて良いように思えますが、今一度その後=経費面や利用率を見て外すものは外すというように決めてほしいです。

 私の例で言うと、代引きは止めました。周りからは反対されましたが、出荷後のキャンセルに掛かるコストを考えると継続は難しいと判断しました。
 ただし代わりになるサービスがいままでなかったので踏み切れませんでしたが、Paidyがサービスインしてからはこちら一本に変えました。後払いとしてはNPとかGMOがすでにサービスを開始していて利用はしていましたが、請求書が届かないという申告に対して再発行(手数料持ち出し)や、お客様都合によるキャンセル料を頂けない、注文変更による請求額変更が柔軟ではないなど、満足して使っていたわけではなかったのです。
 あと、不正利用対策にも気を付けていましたので、Paidy側でオーソリを通したものはしっかりと支払い対象として受け取れるのも安心材料の一つでした。

 皆さんにおかれましては、是非自店舗の商材がどの決済に向いているのか?をしっかりと見極めたのち最大公約数的に決済手段を絞り込んでいけば良いと思います。

 数百円の振込手数料も毎月・毎年となってくると馬鹿になりません。また、MUFGが振込手数料を上げるニュースも出ていましたよね?

 マーチャントも顧客もこの振込手数料そのものの負担が今後大きくなっていくと思いますので、こういうところまで考えて決めていきたいですね!

廻らない鮨を食べたいなぁ😅