【ドラマ】ソロ活女子のススメ3 第5話

今回のテーマは「ソロサンリオピューロランド」。
恥ずかしながら自分はサンリオピューロランドの存在を知らなかった。東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンは知っているのに(ちなみにユニバーサルの方は行ったことがある)。
当然サンリオのキャラクターもほとんど知らず、今回初めて知ったキャラクター、これ実はサンリオのキャラクターだったんだ、というのもあった。

さて、ダイジェスト出版では新しい本の表紙の案作り。遥ちゃんに意見を聞きに来た洋平くん。「子供向けの本だからかわいい感じが良いわね」と入ってきた彩子さん。「恵さんにも聞いてみたら?」と遥ちゃん。彩子さん、よりによって「恵さん、かわいいという感じじゃ…」。
それってあんまりにもあんまりじゃ…
恵さん、「何さ」と捨て台詞を残して退社。

やって来たのは「かわいいの聖地」サンリオピューロランド。
さすがに一人ではハードルが高いな、と感じていると、一人の男性客が。
「一人の男性客もいるのか」
ハッとする恵さん。
「それって、今まで散々嫌な思いをしてきた偏見じゃないか」
中に入ってとりあえずカチューシャを買う恵さん。
カチューシャはせずに乗り物やショーを楽しむ。
ショーのメッセージ
「みんな仲良く」
「そんなの無理だよ、って子供の頃から思ってきたし」
恵さんでなくてもそう思ってきた人も多いと思う。自分もそうだ。そして歳を取るほどそういう思いは強くなっていったというのが実際のところだ。

恵さんは一人の女性客に出会う。
彼女はあまり楽しんでいるように見えない。
「笑わない妖精?メルヘンの世界に妖精は要らないだろ」
すると女性客が話しかけてくる。
「一人?」「カチューシャしない人?」
「いや、そういう訳じゃ…」
その女性客はクロミ(このキャラクターも知らなかった)のカチューシャを着けていた。
「じゃ」女性客は去っていった。

「一人じゃ物理的に厳しいのは否めない」
自撮りに苦戦している恵さん。
「撮ろうか?」
クロミのカチューシャを着けた女性客だった。
恵さんはその好意に甘えることに。
撮った写真を見た女性客、
「楽しそうじゃないね」
「いやお前が言うなよ」
恵さんでなくてもそう思うだろう。

で、再び、いや三度その女性客と一緒になった。
服装の話になり
「黒い服を着ているから暗いわけじゃない」「ピンクやパステルカラーだけがかわいい訳じゃないよね」
一見簡単な会話だが深い。
「かわいい」って何だ?という話ですよ。
かわいいかどうかを決めるのは自分自身であって、他人じゃない。
「クロミの人気は多様性の象徴」
確かに深い。

食事に来た恵さん、さっきの男性客にクロミのカチューシャを着けた女性客。
図らずしてソロ活3人組のセンターに。

話し始めた3人。
「正直勇気が要りました」と男性客。
「はじめはサンリオのキャラクターに興味もなかったし、ピューロランドもどこにあるかも知りませんでした」
「でもある日、戦争の被害にあった街の写真にキティちゃんのぬいぐるみが写っていたんです。ここに住んでいた人も、ピューロランドで楽しんでいる人達と何も変わらない。それからここに興味が湧いてきたんです」
「何か複雑だな」と女性客。
「ここの理念って、『みんな仲良く』だよね」
「キティちゃんにどうして口がないか知ってる?見る人が自由に表情を想像して感情移入できるように、見る人の気持ちに寄り添えるように」
「今日は慰めているように見えたなあ」
と言って女性客は去っていった。

「一人じゃない、みんな仲良く。きれいごとだと諦めていたことをキティちゃんに教わった。私たち大人が諦めちゃいけませんよね」
と男性客。
実際難しいことの方が多いだろう。だからこそ諦めちゃいけませんよね。

世界一広い土地を持ってる国は小さい国相手に戦争をやってる。
半島の北半分の国はミサイルを撃ち続けている。
そんなダメな大人になってはいけない、と胸に刻んでおこう、そう思った。

とは言ったものの、自分自身も
「外国と仲良くして何良いことある?外国に頼らない純国産エネルギーを開発して鎖国した方が良くない?」
とか
「この人とは仲良くなれないわ~」
と思ってしまうことが多々。

「みんな仲良く」の基本は
第3話「考え方が違う人は敵じゃない」
そこじゃないのかと思った次第。
言うほど簡単ではないだろう。
だからこそ胸に刻んでおきたい。

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