【ドラマ】ソロ活女子のススメ3 第3話

今回のテーマは「ソロデジタルデトックス」。
冒頭、世界中の音楽が手軽に聴けるようになったとか、世界中の映画が見れるようになったとか、便利になったよねえ、と始まる。
で、「そんなわけないでしょ」以下のやり取りが始まるわけだが、デジタル機器から離れることで頭がスッキリするとか、色々な効果があるらしい、という話しになる。
「じゃあ洋平くんやってみたら?」
「僕デジタルに追われてないので」
「じゃあ遥ちゃんやってみたら?」
「必要ないです。私もデジタルに追われてないので」
いつも通り恵さん退社。
と、恵さん、スマホを忘れていった。
「五月女さんもスマホに依存してないから」
「SNSでやり取りするタイプでもないし」
とまあ遥ちゃんも彩子さんも洋平くんもそっけない。

翌日、スマホのない恵さんは久しぶりに切符を買って地下鉄を降りた。
決済もスマホ決済だからクレジットカードも持ってない。
そうか、今時の人はクレジットカードも持たないのか。自分は昭和の人間だからスマホ決済も使いつつクレジットカードも持ち歩いている。
恵さんはスマホではなく紙の地図を片手に神保町の古書店街へ。
今や地図もスマホで見れるし紙と違って更新も早い。自分も紙の地図はあまり使わなくなった気がする。
恵さんはとりあえず一件の古本屋へ。
一人の男性客が江戸時代の古本を探しているようだ。すると店主、ここには無いからと別の店を紹介。
「別の店を紹介するのか」と驚く恵さん。
そうだよね。都会では基本考えられない。
次の店で恵さんは驚きの光景を目にする。
先程の男性客が目をつぶって本に手を当てている。と、一冊の本を手に取った。
触れるだけで本の内容がわかるのだろうか?
それは後になって明かされる。
次に恵さんが来たのは「沙羅書房」。
北海道人の自分は「沙羅」というとあの女子ジャンプの選手を連想してしまう。
とそれは置いといて、ここでも恵さんは驚きの光景を目にする。
この本屋は博物館レベルの古本を扱っていて、値段も10万円単位のものがざら。
そこへ修学旅行生らしき学生がやって来た。本を手に取ろうとしていたが修学旅行生が買える代物ではない。それでも学生さん、店主に「本見てもいいですか?」と尋ねると、「どうぞ」とあっさり。
本は触るためにあるのだと店主は言う。
恵さんにも「気になる本があったらどうぞ」と。
書店は本を触って気に入ったら買うところ。触らずに買ったらネットで買うのと変わらない、と店主。
神保町が古本屋の街になったのはなぜか?
学校が多くあったからだそうだ。
昔は物を調べるのには本しかなかった。
お金のない学生が新しい本を簡単には買えない。それで古い本を見ながら勉強したそうだ。お店はどうしたか?何と「あげちゃった」という。「出世払い」ということで。
驚く恵さんに「そういう学生が後に立派な先生や研究者になってこの本屋の常連になってくれる」
古本屋の「人情物語」に感心した恵さん。
「もうお腹いっぱいです」
だがこれで終わりではないのだ。
地図でお勧めの喫茶店で一休み。
そこにさっき書店で目をつぶって本を探していた男性客を見つけた。
男性が話しかけてきた。
「あなた、矢口書店にいましたよね?」
「やばい、チラ見してたのばれたか?」
「一人で喫茶店にいてスマホを見ない人ってレアですよね?」
確かに。
恵さん的には「見ないんじゃなくて見れないんだけど」というところ。
で、恵さん、思いきってその男性に尋ねるんですよ。
「触るだけで本の内容がわかるんですか?」
「まさか。タイトルも内容もわからずに買うんです。」
恵さんでなくてもえっ、て思いますよね。
「面白くない本を買ってしまうことはないんですか?」
「ほとんどないかな。こんな本を書く人がいるんだ、こんな本を読む人がいるんだ、と面白がっているうちに読み終えてます。」
「自分の好みの本ばかり読んでいると、世間が狭くなる気がします。」
これは耳が痛い。(爆)
自分の興味ある内容の本しか買わないからね。
次からは目をつぶって本を買ってみるかな?(笑)
これだけでもすごいことなのだが、
「考え方の違う人と関わることで人生楽しくなるんじゃないかな?そういう人たちと仲良くしていかないと」
「意見の違う人は敵じゃない」
正に名言だ。
自分はどうだ?
周りの人間を勝手に敵だと思い込んでいないか?
もっと違った意見に耳を傾けるべきじゃないのか?
考えさせられる。

さて、恵さん、「(スマホもないし)これからどうしようか?」
「そうだ、自分でコーヒーを入れてみようか?」
ということでかっぱ橋のコーヒー店へ。
プロ仕様のコーヒー用品がいっぱい。
これは店員に聞くしかない。

翌日、会社にて遥ちゃんにコーヒーをふるまう恵さん。
「頭スッキリしました?やる気出ました?」
「というより、贅沢な時間を過ごせたかな。」
と、洋平くんと彩子さん、ボンヤリしている様子。
「何してんすか?」
「ボーッとしている時が一番の贅沢」
「パソコンもスマホも手の届かないところに」
当然仕事にならないわけで、
「そういうことじゃないでしょ」
と恵さんが呆れるところでおしまい。

たった30分によくぞこれだけの濃い内容を盛り込んだ、という感じである。
自分の拙い文章で伝わるかは謎だが、自分の目でドラマを見ようと思っていただければ幸いである。

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