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倒れるように寝て泣きながら目覚めて

最近話題になったドラマのおかげで、タワーレコードにスピッツコーナーができたり、「魔法のコトバ」に注目が集まっている。
草野マサムネの詩は、穏やかそうに見えて、実は心の中の叫びをグサグサと突き出してくる。
もともとパンクバンドだっただけあって、結構とがっている。

かつて私は、一日中駆けずりまわって働いて、一日中子どものことを思い悩んで、心身共に消耗していた。
夜になると、本当に倒れるように寝ていたのだ。
だから、ついつい家で歌っていた。
「倒れるように寝て、泣きながら目覚める。」と。
それを聞いた三女が、
「悲しい歌だね。」とつぶやいた。

確かに、悲しすぎる日々だった。
何が起こるかわからない一日の初めは、晴れ晴れとした気持ちになれず、
「ああ、今日もまた、一日が始まってしまうのか。」と暗澹たる気持ちになった。

「疲れたあ。もう生きるのに疲れたあ。」と私が言うと、
「そんな重いこと、言わないでよ。」とも、三女は言った。

生きるのは、疲れる。
生きるのは辛すぎる。
だから、歌ってしまう。
スピッツの歌は、いつでも、私の心の中にあって、頭の中でヘビロテしている。

ついでに言うと、スピッツのドラムスが好き。

しかし、私が最も落ち込んだときに歌う歌は、スキマスイッチの
「マリンスノウ」なのだ。
何気なく歌っている歌で、私の精神状態がわかってしまう。
歌を歌えるってことは、なんてすばらしいことなんだろう。


マリンスノウ
スキマスイッチ

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