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2007年8月5日10時キックオフ。女子サッカー決勝戦。熱射病は選手を襲った。そして五輪。

思い出深い1枚の写真だ。場所はヤマハスタジアム。2007年8月5日12:20頃だろう。私は全日本高校女子サッカー選手権大会 決勝戦でフェアプレイ賞のプレゼンターを務めた。表彰式が始まると、何名もの選手が、次々に来賓挨拶の間に倒れ、ピッチ外に運ばれていった。10時キックオフとはいえ試合が終われば真昼間。灼熱のスタジアムでは熱射病が選手たちを襲ったのだ。彼女たちには表彰式の美しい記憶はない。

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東京五輪の女子サッカー決勝戦は11時キックオフに決定した。

前述の全日本高校女子サッカー選手権大会 決勝戦よりもキックオフ時刻は1時間遅い。試合終了時刻は13時頃になる見込みだ。なお、全日本高校女子サッカー選手権大会は、現在は夏ではなく冬に開催されている。

過去の気候を比較すると「最も暑い五輪」になる予感も。

ピッチ上の気温は35度だろうか40度だろうか。過去に「暑かった」という現地観戦者の証言があるアテネ五輪と比較しても気候条件は悪そうだ。。

いうまでもなく五輪は平和の祭典ではなく米国TVコンテンツだ。

五輪サッカーはサッカーを愛する者にとって、どのような存在なのか?プレイヤー、サポーターにとって大会の価値とは何なのか?今一度、考えてみる機会となった。

なお、男子の会場が東京ではなく横浜というのは異例ではない。

男子サッカー決勝は横浜国際総合競技場・・・という批判があるので調べてみた。アトランタ五輪決勝の舞台となったサンフォード・スタジアム(ジョージア州アセンズ)からアトランタ中心街まで約70kmある。日産スタジアムから銀座までは約30km。過去に行われている開催地選びとかけ離れてはいなかった。


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