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諫早市に観光客数がV字回復。V・ファーレン長崎のJ1効果。

やはりJ1(ゼイワン)は地域の救世主だった。長崎県諫早市の観光客数が、2018年は過去3番目に多い数だったことが明らかになった。過去、最も多かったのは2015年。その後、2016年に減少した観光客数はV字回復した。

「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が世界遺産に登録されたのが2015年。「世界遺産めぐり(明治日本の産業革命遺産)」を長崎県来訪の主目的と回答した観光客の割合が急増。クルーズ客船の入港実績が急増し中国からの訪日外国人観光客が増加した年だった。全国各地で、世界遺産登録の翌年に観光客が減少し、その後は低迷する例がある。

そこに現れた救世主はV・ファーレン長崎のJ1昇格だった。

地域の人々の長年の努力が実った。

「V・ファーレンロード」でのおもてなし活動や、試合後の飲食店でのサポーター交流会が盛んなV・ファーレン長崎サポーターについては、以前にもこのnoteで紹介した。

人口減少の穴埋めをするのは、外から地域に訪れる人。

諫早市は平成12年の国勢調査の14万4千人をピークに人口減少が進み、現在の人口は13万4千人。今後も少子高齢化と人口減少が進むことが予想されている。だから外から人を呼び込みたい。移住してくれなくても、1日間、諫早市内で時を過ごしてくれるだけでも、諫早市民にとっては経済的に大きなメリットがあるのだ。

地域は様々な努力をして魅力を発信しようとしている。しかし、伝える機会と手段を得ることが難しい。

上の記事を読んでいただくとわかるように、諫早市は魅力を伝える好機を2022年度の九州新幹線・長崎ルート開通と捉えていた。しかし、それよりも早く、V・ファーレン長崎がJ1に昇格し、全国に諫早市の名前と魅力を発信する機会を得た。そして、地域は一つになった。

観光客数が多いということは地域にお金が落ち、地域の人が豊かに暮らせる環境が整備されるということ。

Jリーグには地域を助ける力がある。


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