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サポーターの居残りとクレーマーとの共通点・相違点はあるのか?

過去のJリーグでは、成績不信などを理由にサポーターの居残りが何度も行われている。その多くは、社長からの説明を要求している。居残りを行うのは、主にゴール裏のコアサポーター。善かれと思って行われる居残りは、サポーター全体の中ではどの様に見られているのか?

「クラブは社長を出すべきだと思う」と回答したのはわずかに2%。

2014年3月4日に、サポーターを対象にインターネットアンケート調査を実施した。有効回答数は200。その結果、顕著に現れたのは「居残りは支持されてはいない」「社長を出す必要性についても全面的には同意を得られていない」ということだった。

65万部を超えるヒット作の書籍「社長を出せ」では、“クレーマーのタイプ分類”が紹介されている。

この本を読むと、様々なクレームの理由があることに驚く。特に「御社のために役立つと思って」「社会のためになると思って」執拗にクレームをつける人が実は多く存在している。特に上から目線でクレームを付けてくるシニア層に対しては、著者は「世直し爺さん型」クレームと呼んでいる。また、クレーマーが、その企業のファンだという場合もある。

どうだろう、企業へのクレームとサポーターの居残りとの相違点・共通点が、少しわからなくなってきているのではないだろうか。実は、私は、調べれば調べるほど、その違いがわからなくなってきている。

おそらく、年に1度の観戦をされる方や、クラブで働く職員は、その動機の違いを、サポーターよりも、もっと理解できないはずだ。

サポーターが居残りを行う際には、企業へのクレームと明確な違いを示せるようなプランが必要なのではないだろうか。


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