サポーターはなぜ旅立つのか?アウェイ遠征の2日間は、どれだけ濃厚なのか?
Jリーグサポーターの一年間は常に忙しい。ホームゲームはもちろん、遠く全国のアウェイゲームにも駆けつけるからだ。だが、野球と違い、サッカーでは勝利できる可能性は低い。それでも、サポーターは、なぜ、全国各地に向けて旅立つのだろう。
ホームゲーム終了のホイッスルは、次のアウェイ遠征へのキックオフの笛である。
「じゃあ、また来週!」「札幌で!」
そういう別れの挨拶が日常茶飯事。その時点で、サポーターの多くは、試合後の祝勝会の場所を決めている。
試合に勝つことが最も大切。だが、アウェイ遠征の価値はそれだけではない。
アンケート調査を実施したところ73%が「アウェイ遠征の満足は、観光や飲食等、試合以外も含む」と回答している。
試合にガッカリしても満足なアウェイ遠征もある。
この動画をご覧いただきたい。飛行機で始まり飛行機で終わる。その間、0-3の惨敗がある。落胆の表情。しかし、スタジアムの席で仲間と落ち合い、地域の特産品を食べ、名所をめぐり、飲み、笑う。濃厚な2日間だ。
遠征の価値は、試合の勝ち負けでは決まらない。
そこにサポーターの仲間がいる限り。
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