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解放。。。?

 10月11日早朝、心不全になった家族を救急車を呼んで救急搬送した後、嵐のような毎日だった。全部個室で病院を二つ。えらくおカネもかかった。し、次はどこへ連れて行けばいいのか、人間の寿命は解らない。経済的にいくらかかるのかとか不安だったりした。

 本日クリスマスの日、家族は終の棲家へ引っ越した。もう次を心配する必要は無い。後は2~3か月くらいで支出も安定すると思う。

 独りになって改めて考える。実はこの同居していた家族ー母ーが負担だったという事に気が付いた。勿論友人を一人失ったような寂しさはある。だけど小生の「見守り介護」は終了という事になったらしい。食欲が出た。準備とか後片付けが面倒だけど食事がおいしく食べられる。

 最大7人で住んでいた我が家も遂に小生一人になったわけで。

 思えば、小生が体調を崩して大阪からこの実家へ帰った頃、祖父が亡くなった。二度目の休職をした折には姉がヨメに行き実家の祖母が亡くなった。それと同時並行して母方の祖母の認知症がひどくなっていった。
 家を少し「介護・バリアフリー」を意識して一千何百万円のおカネをかけてリフォームしたら、一年後に父親が急逝した。残されたのは特養にいる母方の祖母と同居して祖母の面会を繰り返していた母。
 母方の祖母は数年前に亡くなった。墓じまいも済ませた。残るは小生と母のみという事で数年間暮らしていたわけで。で、母も遂に施設でお世話に、という事で。

 ようやく「ケアラー」は卒業出来そうだと思っているのだけど、もう50代になってしまった小生に何が出来るだろうかと考えている。

 自由は色々と面倒ではあるけれど、解放感も手に入れたと感じている。

 一人の8050問題当事者の生存報告でした。生きてますはい。

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