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ウィルスでウィルスがウィルスを

 かつて小生は大手大企業のシステムエンジニアだった。PC歴自体は中学生の頃からだから(初号機はNECのPCー6001)ある意味腐れ縁というか体調を崩すまでは何となく「人生のレール」が敷かれていた。
 大学もUNIXだが、卒論はプログラム一本作っただけで(ry

 で、大企業に勤めていた頃の事。約30年弱くらい前か。この頃から「コンピューターウィルス」というものは既に存在していた。まだネットワークは進歩しておらず現在のワームとかランサムウェアのような性質の悪さは無く、フロッピーを抜き差ししたら感染したとか、駆除ソフトでフロッピーを突っ込んで駆除をするとかある意味牧歌的だった。
 ある時、ウィルス担当の部署の課長がとあるウィルスに付いて説明していた。「このウィルスは感染しても、何もしません。フロッピーやハードディスクに存在するだけです」ふお?何もしないのに悪いモノ扱いという事か。

 という事は「必要の無いデータ」はウィルスとみなされるという事だ。

 現在、パソコンにしろスマホにしろ、どれだけ使用者の不要なソフトがバンドルされている事だろうか。OS内部でもどれだけの不要なアプリやプログラムが存在するのだろうか。PCー6001はメモリが16キロバイトだったのだが、現在のPCやスマホの性能やその内部事情については想像が出来ない。小生の頭の中は16キロバイトなのだが、現在はハードディスクにして「テラ」の時代だ。1000キロバイトで1メガ。1000メガバイトで1ギガ。1000ギガバイトで1テラ。だったかな。えっと1000テラバイトで1ペタだったか。違っていたらごめんなさい。
 兎に角その進歩は想像を絶する。

 本来使用する使用者が使用者に応じた必要なプログラムのみが提供されるとしたら、その性能は格段に上がったと感じる事だろうと思う。

 もう一回言うがアプリにしろプログラムにしろ「使用者に不要なデータはウィルス」であるという事らしい。もしかして小生も皆さんもウィルスに埋まっていない??

 個人に適したプログラムの提供。実現すればPCやスマホ内の資源が有効活用される。こういう発想がこれからの時代には必要になるかも??
 メーカーがそんな努力をする筈もないか・・・

 

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