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SAKURAZAKA46 Live, AEON CARD with YOU ! Vol.3

【櫻坂46 イオンカードライブ〜配信視聴をして】

30日 (土) 18時より恒例の『SAKURAZAKA46 Live! AEON CARD with YOU Vol.3』と題されたイオンカード主催の会員限定ライブが幕張イベントホールで開かれた。
”恒例の“と言ってはみたものの、一般的にこういうスポンサー主催関連イベントは往々にして「水もの」であり、現在こうして機会を与えて頂いているイオンカードさんは、我々Buddiesにとってはまさに「いつもお世話になりありがとうございます〜これからもよろしくお願いします〜イオンカード様々」と言ったところだ。
ツアー直後ではあるが、昨年に引き続き、この時期での開催はフレッシャーズの取り込みを意識してのことなんだろうか?
そのツアーとは別の内容とうたっているから、今回も昨年の様なライブとトークショーを組み合わせた「感謝祭」的な位置づけになるのでは〜と予想してもいるが〜やはり直前のツアーの延長線上にあるものとどうしてもみてしまう…

今回私は、それこそそのツアー直後でもあり現地参戦は見送り、配信で視聴することとした。
参戦するにしても幕張は西から来ようとする者には東京からさらに廻り込む形になり何か遠いなぁ〜と思わせてしまう。京葉線もダイヤ「改悪」され、また次のアニラが極寒のZOZOマリンならちょっとイヤだなぁ〜というのもある。(まぁ京都リアミーもあるし追加公演はドームだし、そのドーム当選を想定してここは今後の遠征費を確保しておきたいというのが本音だが…)
しかし、今回のツアー日程はいくらドームの追加があるとは言え、東日本Buddies勢には酷だったと思う。
神奈川は今までにないチケット確保の厳しさだったと傍目からも感じられた。
その意味でも内容は違うとしても、首都圏でライブがあることはとても意義深い。そこからもイオンカード様々なんだろう。何より幕張はイオンのお膝元でもあるし。
そんな色んな想いが絡みつつ配信を視ることとなった。


時間前に視聴チェックも兼ねて待機しているとあのリズムが〜

真ん中に真っ直ぐ延びた花道が、新鮮に映りながらも、流れるメロディーにシュールな空間となっている♫

影ナレ
田村•森田
ここはキッチリCM起用の二人で固める基本的事項。

直前に公開された『櫻坂チャンネル』で天ちゃんをメインにして高校卒業組を取り上げたタイムリーなプログラムは、このライブを上手くアシストしている。

さて、はじめはトーク•ゲームコーナーで会場をあっためるのかな〜MCはどのメンバーが務めるんだろう?先の『全国そこさく開花宣言!』での、ちゅけとりかたんのコンビも中々のものだったので期待できるな〜と思っていたところに…

ステージに現れたのは、オテンキのりさんと、はんにゃ金田さんの二人だった。なるほどそうきたかぁ〜
二人の呼び込みでメンバーも登場〜

ツアー途中で大いに話題になった夏鈴ちゃんのインナーカラーも明らかになり、各人とても気合いの入ったヘアメイクで臨んできている。
MC二人の巧みなリードでトークやゲームを進めていくのだが、先のツアーとは違い、各メンバーがリラックスした表情で、のびのびと取り組んでいるのが一人ひとりをカメラがしっかりと捉えていることによってよくわかる。
また、8th制服の深緑色が、これほど印象的に目に映るのも配信ならではの良さでもあった。
いわゆるブリティッシュグリーンとは若干色目は違うのだろうが、この色を見ていると、まるでイギリスの高級車ジャガーのあの色を彷彿とさせるものがある。
2チームに分かれての対抗ゲームでのネーミングにもほっこりしてしまった。
「冬優花軍団」には笑ってしまったが、もう一方の「Waon」にはスポンサー様にもしっかり配慮出来る人材が櫻坂にもいるんだ〜と再確認出来た(笑)


OVER TURE

① Nobody's fault
ライブのオープニングはノバフォできた。
衣装は昨夏のフェスなどで着用していた襷〜袴の”書道ガールズ“スタイルのあの衣装だ。
村山、的野が加わっていたが、その動きも違和感なく溶け込んでいる。
そして、一際スムースな動きをしているメンバーがいるなと目を凝らしてみれば、それはふーちゃんであった。やはり流石だな…と思わせた。

② Plastic regret
ここでまさかのプラリグだ。イントロで場内が湧く。
淡々と歌い出していく夏鈴ちゃんは通常運転だが、元々のゆいぽんのボジに入っている、いとはが素晴らしい。彼女は単なるムードメーカーと言うだけじゃなく、MCもしっかり出来るし、意外と言っては何だがパフォーマンスも魅せるものがある。伸びしろはもちろん、未だ明らかになっていない隠れた才能もあると感じさせる。ミーグリ早期完売も含めたこのところの躍進には、もちろん根拠があるということだ。

③ 魂のLiar
そしてこれにも驚いた。この曲を入れるにしても、どこにセットするかで、そのライブの印象はかなり変わってくる。それほどに難しい曲だとも私には思える。
三期も加わった「全員曲」でステージに一列に並ぶ姿は壮観であった。アウトロのピアノはいつ聴いてもいい。

MC〜松田

④ 夏の近道
4thTOURは明確なコンセプトと厳格なアウトラインで絞られたセトリ〜演出であったが、それが研ぎ澄まされた形で今の櫻坂の姿〜座標軸とこれからの方向性を示すものでもあった。
対して、今回のライブはそれらにとらわれない幅広さと親近感を表しているセトリ〜構成だった。
それを演出するに欠かせないこの曲が会場をさらにヒートアップとさせるものとなっている。

⑤ ドローン旋回中
最近のライブでは、保乃ちゃんの煽りと併せてすっかり定番となった曲のようだ。
メンバーのしっかりとしたカメラ目線も配信ならではだ。みんな活き活きとしている。
ツアーではわからなかったが、遠藤光莉の歌割りもあって、徐々に、そして確実に参加曲が増えてきているのがうれしい限りだ。

MC〜井上
フレッシャーズへのアドバイスを、増本や向井に訊く。この辺りは具体的に口には出さねど、スポンサーであるイオンカードの新生活キャンペーンを意識したものになっている。

⑥ ずっと 春だったらなあ
その流れを受けての久々のこの曲だ。時期的にもまさにタイムリー。
〜あの頃そんな楽しかったか?〜
このテーマにも通底する部分もある、この切ない歌は、別の角度から見れば新しい環境に臨む人たちへのメッセージとも言える。

作曲者の野村陽一郎は、坂道において近作では日向に『君はハニーデュー』を提供しているが、私にとってはやはりこの「ずと春」がベストである。この曲がお気に入りという松田キャプテンと一致もしている。

⑦ それが愛なのね
三期にとって『新参者』公演が大きな経験の場となったことが、よくわかるこの曲披露だ。
しーちゃんの“不慣れ”な煽りもまた一興である。

⑧ 君と僕と洗濯物
小島、中嶋が加わっている。やがて途中から全員が揃って披露する形になる。
このライブでは、BACKSメンも一定参画出来るセトリ構成になっているのも救われるところだ。

MC〜大園

⑨ 半信半疑
村井のアイソレは独特で目を見張るものがあるが、ゆーづのアイソレも中々のものだと捉えた映像を観て思った。

⑩ 何歳の頃に戻りたいのか?
ここまでは「これまでの」ライブのセトリで固めながらも、最後に最新曲にして4thTOURのメインチューンでもあったこの曲が、ある意味唐突に来て「現在」に意識を引き戻す。
それがこのグループの三年余りの歴史も併せて意識させる。

本編終わりは(全編終わりでもだが)遠藤光莉、村山美羽の最敬礼で締める。
『油を注せ!』で特に目立つ二人がこの役目なのに「ホォ〜」っと思わず唸ってしまった。
タイプが違うとは言え「油」の、この二人の並びのパフォーマンスには惹きつけられるものがある。
いつか二人だけのパフォーマンスの機会があれば面白いのになぁ…と思ったりもした。

En 櫻坂の詩
アンコールは何とか揃えてきた。神奈川は観ていないのでわからないが、こうして振り返ると大阪初日はやはり奇跡的に揃ってたな〜と思ってもいる。



張りつめた空気で覆う世界観で圧倒するツアーも出来るし、遊びごころを加味したライブもこうして出来ることが、このグループの強み。引き出しをいくつも持っているということだ。
イオンカードさんから提供していただいた場という立場をわきまえながらも、ある種のフリーハンドで松田キャプテンを中心にライブやステージをショーアップもさせていく。「手持ち」の楽曲も増え、いくつものパターンでセットリストも出来る。
まさに順調なグループの今を感じとることの出来るライブであった。
頑なにこの三月〜この年度でツアーを納めようとした意図は、やがてわかるのかも知れない。
まさかのBACKS LIVEを発表したこの流れは、9th制作への流れでもあるのか⁉
ひとまずはメンバーも心身共に落ち着いてもらって次の場面へと移る時期としてもらいたいとは思うライブを見終えた率直な感想だ。






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