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ふーぽん〜そしてきら

【小林由依SHOWROOMにみた櫻坂46の現在地】

1月26日 (金) 21時より、グループ卒業を目前にした櫻坂46 小林由依のSHOWROOMが配信された。
その内容から感じた櫻坂46のグループの状況〜言わば現在地といったものをまとめてみようと思った。

小林がグループメンバーとしては、最後となるであろうSHOWROOMの開催が告知された。
(翌27日急遽、森田ひかると松田里奈を迎え、短時間でSHOWROOMを行うことになるのだが)
そして、約2年前に行って以来、久しぶりとなる齋藤冬優花とのDANCE SHOWROOMをする意向であることが明らかになる。
言葉で尽くさずともわかる「あうんの呼吸」の関係性で、やや緩めの空気感の中でも、キメるところはシッカリキメる二人のSHOWROOMはとても希少で貴重な内容であった。

今回は色んな形の選択肢があったと思う。以前と同様に二人でのダンスを中心にしたものもあったと思うし、上村莉菜を加えてのトークをメインにしたものも出来たであろう。
しかし、小林は盟友齋藤冬優花とダンスメインで行うとした。

直前の齋藤冬優花のインスタストーリーズは告知する画像とともに、増本綺良センターの二期生曲『コンビナート』がバックで流れていた。

fuustagramストーリーズより

またkiratalkでは21時から空けておくように〜とのメッセが送られてきて、えっ!DANCE SHOWROOMにきらこ乱入?との驚きが〜


ほぼ定刻通りに始まった配信は、ふーぽんから「大物ゲスト」登場!との呼び込みから始まり、一瞬TAKAHIRO先生なのか⁉とも思ったが、やはり、そのフリからの登場は「KIRAHIRO先生」こと増本綺良であった。
櫻坂46随一の名曲との呼び声も高い 笑 『コンビナート』をセンターでもあるKIRAHIRO先生のレクチャーで二人がダンスするということに…
しかし、驚いたのはKIRAHIRO先生の感覚的なコーチングが“適切”だったのかどうかはともかく、ふーぽん二人の振り入れの早さだ。
三期生合宿時に「櫻坂は3時間で振り入れします」とINFINITYの田中麻衣先生に言わしめるほどの凄さが、わずか数分で具体化することに「さもありなん…」と思わず唸ってしまった。

また、教える側の増本綺良も後輩として、ゲストとしての立場をわきまえ、あくまで今夜の主役は「小林由依」であるとの認識で、自分の役回りを務めていた。

一旦ダンスを終え、用意したマックを食べながら、ゆいぽんの卒コングッズを紹介する。
小林のアイデアが採用されたグッズは彼女のセンスにあふれたものばかりだった。中でもショルダーバッグは程よいサイズ感で「あっこれいいなぁ…」と思わせた。
間もなく、そのバックは会場受け取り分がSOLD OUTとなったことが伝えられた。まさにテレビショッピングばりの展開だ。うがった見方をすれば在庫調整演出とも取られなくもないのだが、そんな見方も吹き飛ばす位のものではあった。

さて最後になって、今回のSHOWROOMで一番驚いた時間が訪れる。
8th『何歳の頃に戻りたいのか?』のMC公開以来、一部で囁かれていた『君がサヨナラ言えたって…』のMV終盤に登場する歩く七人の足元の映像と、8thでの山﨑を除く一・二列目メンバー七人との共通点についてである。

『君がサヨナラ言えたって…』での小林の周囲を取り巻く黒衣的な三人は、現在櫻坂に在籍する一期生三人(上村莉菜・齋藤冬優花・小池美波) であり、最後の七人は、櫻坂となって卒業した一期生メンバー七人 (守屋茜・渡辺梨加・渡邉理佐・尾関梨香・原田葵・菅井友香・土生瑞穂)ではないか…の考察が主にされていた。
今回、小林の口からその七人は、8thMVのメンバーであることが明らかにされたのだった。
つまり、この先も歩み続ける櫻坂を七人のメンバーに象徴化させ、小林自身は一旦立ち止まって、歩く道こそ違え、今後もグループを見守っていくというメッセージだったということか…

『君がサヨナラ言えたって…』

私は、この三人と七人の位置づけがどんなメッセージになっているのかについては、そんなに深堀りはしてこなかった。受け取る人がそれぞれに感じたことが、そのメッセージとしての正解だと思っていたからだ。
また、埼玉と愛知の地で、同日に撮影がされていたのというのも何ともドラマティックである…
今回、こうして本人から真相を語られると、逆にそのストーリーに奥行きが出てくるんだ…と思った。
しかし、監督が違う作品・映像を横断的に使っていける、その柔軟性にクリエイターとしての矜持と自信をみる思いもした。そう言えば、『君がサヨナラ言えたって…』のMVでは過去の作品のMVのカットがしきりに差し込まれていた。新宮監督のものではないものもあるのだから、今回の判断も決して不思議なことではない。
そしてやはり、本人の口から語られることに勝るものはない。


小林由依の盟友として、デビュー時から苦楽をともにしてきた齋藤冬優花と、期別の壁に風穴を開けてきて、マックをひたすらモグモグする二期生、増本綺良が加わった今回のSHOWROOMは、あっと言う間の一時間だった。
三人の関係性を思うとともに、そんなグループとしての風通しの良さも伝わるものだったと言えるだろう。
迫る『小林由依卒業コンサート』がどんな景色となるのだろうか〜と期待が膨らむ機会だった。


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