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海浜幕張の光景


【櫻坂46 3rd ANNIVERSARY LIVE 京葉散策記】

11月25〜26日、千葉幕張のZOZOマリンスタジアムにおいて開催された『櫻坂46 3rd ANNIVERSARY LIVE』に参戦してきた。

今回もライブレポとは別稿で、田舎者Buddiesの上京散策記をまとめてみたい。


出発を前にして…

25日午前からの出発でもライブには十分間に合うのだが、今回は前日金曜に半休をとって午後過ぎから現地に向かうこととしていた。それだけ私自身が前のめりになっていたということでもあるが、日向坂のハマスタひな誕祭でのグッズ販売方法をみて、また、昨年のドーム公演同様の前日の事前販売も想定しての準備だった。
(結果的に事前配送も現地受け取りもあって、それは杞憂に終わったのだが…)

さて、私の地元香川から東京方面に向かう公共交通手段は、大まかに言って空、鉄道、夜行バスの三つである。
私自身、夜行バスは体力面でも先ず選択肢から外れる。確かに料金は一番安いのだが、東京往復の場合他の二つと比較してトータルとして考えても、必ずしもコスパがよいとは思えないとの判断だ。
飛行機が苦手な私は、JR(新幹線)を選択する機会が多いのだが、結局今回は、準備する期間が十分にあったので、予算面からも早期割引が大きい空の便を選んだ。ここは現実的な判断を優先した。
宿泊先のホテルは複数の旅行サイトから、無料キャンセルの効く(なるべくお安い)ところを、ヘッジを取りながら選び直してきた。

直前まで午後の出発のつもりで準備を進めていたのだが、航空券の発券段階になって航空会社の発券便が、こちらが申し込んだ便ではなく、当日朝イチの便となっていて、某旅行サイトが誤って発注していたことに気がついた。
これにより、以後サイト側との対応に追われたのだが、時間もなく向こうの提案する内容は煩雑極まりなく不誠実なものだったので、結局その手続きは回避し、こちらが職場内で緊急に勤務調整を行い金曜も一日休むことで妥協し、朝イチの便で向うこととした。
ライブ後の勤務にも影響が出るので、ミスをしたサイト側の対応は尚更腹立たしかったが、こんなことに直前でエネルギーを消耗したくないと思い、もう二度とこのサイトには申し込むまいと心に決めることで自身を納得させ、とにかく、最善・確実な交通手段を確保することを優先することにした。




11月24日 (金) 〜武蔵小山


高松空港発の旅客機は、秋晴れの中で鮮やかな姿を見せる富士山を左に「五月雨よ」MVロケ地の一つ伊豆稲取細野高原上空を過ぎる。そして房総半島上空を回り込む。
ライブ会場となる幕張のZOZOマリンスタジアムも上空から見下ろす形となるが、私の座った左側座席からは確認できなかった。やがて旅客機は高度を徐々に下げながら羽田に着陸した。

アクシデントとはいえ、急遽前日に時間が作れたので、遠征プランを組み直し、9時前に羽田到着後、先ず向かったのは「サクラミーツ」のロケで一躍注目が集まっている武蔵小山『茶寮ベーカリー』である。

近年、武蔵小杉の台頭により「ムサコ」と言ったらどこ?論争も一時期あったやに記憶するが、やはり武蔵小山がその愛称はしっくりくる。と、言っても初めて足を踏み入れる地なのだが ()
東急武蔵小山駅からアーケード商店街パルムを歩いて着きました〜茶寮ベーカリー!

茶寮ベーカリー武蔵小山店

開店直後にお邪魔したのでBuddiesらしき人は私だけだったようだが、地元の常連さんが何人か来店していたようだった。
早速、若い男性スタッフに「サクラミーツを視て来ました」と告げ、店内の撮影許可をとった。
「あぁこの場所で彼女たちがロケをしたのか…」と感慨にふけりながら、美味しくフレンチトーストと抹茶ラテをいただいた。
食事の後、その男性スタッフとなっちゃんとおぼしき女性スタッフ(敢えてご本人確認はしなかったが…) に対して、お礼とともに、明日・明後日櫻坂のライブがあるからBuddiesも何人か来るかも〜と告げると、とても素敵な笑顔で応えてくださったのが印象的だった。

4人のサイン
いのりが座ったところ?
フレンチトーストと抹茶ラテ

それから幕張へ向かうこととした。

到着した海浜幕張駅は事前にTLで画像が流れていた通り、3rdアニラの告知・歓迎ディスプレイでいっぱいで、JR東日本さんありがとう♪という気分に。
幕張はイオンのお膝元でもあるし、イオンカードさんも噛んでいるのかなぁ…などと思ったりもして〜

海浜幕張駅 ①
海浜幕張駅 ②

海浜幕張駅で降り立ったBuddiesたちにとって、この歓迎ぶりは何とも嬉しいだろうなぁ〜

三井アウトレットパーク幕張内のプロムナードを歩いていたのだが、ZOZOマリンからの風に乗って前日リハの音漏れが少し響いている。
一旦、ホテルに荷物を預けに行くとチェックインの少し前の時間にも関わらず柔軟に対応して頂き部屋まで入れた。
暫く小休止した後、会場の様子を伺いにZOZOマリンに向かった。

ZOZOマリンスタジアム正面
坂道Gとは無関係のアパホテル東京ベイ幕張
正面ゲートの準備も進んでいた

確かに風が強い。
それぞれのスタッフが、その強風下で各コーナーの準備を急ピッチですすめていた。
しかし、あまりうろついていたら邪魔になるな…と思い、夕方にまたのぞいてみることにした。
それに、リハの音漏れが続いており、ネタバレ大丈夫な身としても、これはいくらなんでもダメでしょう〜とその場を離れた。

続いて訪れたのは、私にとっては“聖地中の聖地”〜である『二人セゾン』のMVロケ地の一つ、エム・ベイポイント幕張ビル(当時NTT幕張ビル) 前広場である。
ここには、一年前のドーム公演の時にも来ており、久々の再訪だった。
今回もほとんど人が居らず、スムーズに撮影できた。
日本IBM幕張事業所をバックにした『二人セゾン』の広場〜
振り返れば『Start over!』のロケ地の一つ、エム・ベイポイント幕張ビルが控えている。
この歴史的で運命的とも言えるエリアで、ひとり、しばし物思いにふける。

”セゾン“広場
エム・ベイポイント幕張ビル

ホテルに戻り、夕方になって再び会場のZOZOマリンを訪れる。

正面ゲート
会場受取コーナー
メンバーパネル
ゲート左右のモニターチェック中

見たところほぼほぼ準備は終えており、後は開演を待つばかりか〜

ホテルに帰り、明日のアニラ初日を待つこととした。



11月25日 (土) 〜上総川間


この日は、早起きして『エキセントリック』のMVロケ地の一つである、小湊鐵道大町踏切に行ってみた。

早朝の海浜幕張駅

海浜幕張駅から五井駅に向かい、そこから小湊鐵道に乗り換える。ローカル鉄道なので列車の便は少なくなる。事前に時刻表を睨みながら出した結論は目的地の上総川間駅に7時42分着〜8時12分発という30分間の滞在でなんとか撮影するというものだ。

ディーゼル音が懐かしい気動車は二両編成で、房総の内陸部を進む。
稲孫が生えた田んぼと竹林、そしてすすきの穂が揺れ、鉄塔が続く。
どこか懐かしい風景を眺めながら約30分の後、上総川間駅に到着し列車を降りる。
田んぼの真ん中で周囲になにもない駅から大町踏切まで、グーグルマップで距離感を掴んでいたが、実際はそれより遥かに近く感じた。
踏切の方を見ると車両と人が数人いる。
「あっ!撮り鉄の皆さんだ…」
これは困った〜まさか撮影するから除けてくれなどと言ったらトラブルのもとだ。しかし、こちらは時間がない…弱ったな〜と思っていたら、撮影時間が過ぎたのか三脚にセットしたカメラだけを残して、その場から離れ、駅前に駐車していた車に戻っていった。
これ幸いとばかり急いで撮影した。
しかし、誰かがカメラを持っていったらどうするんだろう…まぁ余計なお世話だな〜

理佐と梨加が対峙した踏切
駅のホームから踏切を臨む

理想的な時間配分で帰りの列車に乗り込むことができた。

結局、『エキセントリック』の披露はなかったが、不満ということは全くない。むしろ、この判断でよかったのではないか?とさえ思っている。
土生ちゃんの想いはBuddiesに届いたと思いたい。


海浜幕張駅に戻ると、メンバーの松田里奈・田村保乃・村井優によるライブの開催や駅の混雑への注意などの構内アナウンスが流れていた。
また、日刊スポーツの「はぶちゃん」特集号が並んでいて、それを買い求めるBuddiesが多くいた。

お昼前にあらためて会場に向かう。

人はまだそんなに多くなかった。
イオンカード土生瑞穂卒業記念パネル展

例によって、沼ソング「イオンカードの歌」がエンドレスに流れていた♫

メンバーフラッグ ①
メンバーフラッグ ②
松田キャプテンと増本綺良さん♪

そしてアニラ初日公演へ向かうのだが、防寒対策として久々に引っ張りだしてきた裏ボア付きのズボンを穿いたら、なんとチャックがこわれてしまい、泣く泣くこれまでのカーゴパンツで行くことになった。
場内では、ももがめちゃめちゃ寒かった…

終了退場後のZOZOマリンスタジアム



11月26日 (日) 〜下総幕張

月曜の朝イチの飛行機で帰るため、羽田空港に近いホテルに移った。
荷物を預けて幕張に戻ろうとしたら、山手線車内で京葉線運転見合わせのアナウンスが〜
激混みの東京駅はスルーして神田に向かった。
「ねぎし」でハイボールを飲みながら昼ごはんをとり、京葉線運転再開を待つか、総武線から行くか両睨みで考えることにした。
総武線を選択しても幕張本郷駅が混乱しているとの情報も入っていたので、結局、京葉線に戻ることにした。
JR東日本の公式Xを見ていたら、幸いにも再開時間が早まった。
早速、最先便に乗り込んだが、殆どの乗客はBuddiesか?
途中、思い立って海浜幕張より一つ手前の海浜豊砂で降り、イオンモール幕張新都心に寄ってみることとした。
ホームに降りると「こちらは海浜豊砂駅で海浜幕張駅ではありません」と繰り返しアナウンスしていたのを聞いて「こりゃJRさんも大変だなぁ」と苦笑した。
イオンモールはこの天候でも流石に多くの来店客で賑わっていた。
特にこれといった用事もなかったのだが、店内をひと通り廻り、そのままスタジアムに向かった。
途中幕張メッセでイベントをしていた東方神起のBigeastさん御一行とすれ違った。

そして、二日目のアニラに臨んだ。

二日目終了後のZOZOマリン

こうして、今回の遠征は無事終わろうとしていた。
ホテルに帰り、『こち星』を聴いた後、上京時の日曜の楽しみ『そこ曲がったら櫻坂?』をリアタイして眠りについた。

翌朝、香川に帰り遠征時のルーティン、澤部さんも夏の旅行で感激したという讃岐うどんをいつもの店で食べて、眠い目を擦りながら午後からの勤務についたのであった。

〜おしまい〜


⚪タイトルは安岡章太郎の小説『海辺の光景』(かいへんのこうけい) をヒントにしました。



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