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Questオンリーの人が私立VRC学園に入ってどうだった??

こんばんは。第3期私立VRC学園に入ってみた感想を書きますね。

・この記事を書いたのはどんな人?

2020年6月。政府からの給付金が10万円振り込まれて、私の周りの人は着々とそのお金を使って自分のビジネスに役立てたり、ペンタブ買ったり、堅実に家賃に当てたりしているなか、私はVR機器であったQuestに手を出してみました。5万円くらいしたかな?私の年収はおそらく200万円切ってるプー太郎みたいなモノなので、結構高い買い物だったと思います。

PC環境としては、MacのノートPCと、iPadしか持ってなくて、ゲームとかあまりやらなくなった人です。ライト層っていうんですかね??

イラストの専門学校に週一で行ってて、コロナで隔週のZoom授業になったりしたのですが、その学校の先生が購入して遊んでたのでほお〜っと思ったんですよね。もちろんいきなり購入する前にアストネスさんでレンタルさせてもらいました。まさかそのアストネスてんちょさんとVRC学園のクラスメイトになるとは、、、!おもしろいです。

・どうして私立VRC学園に入ったの??

6月にQuestを買ったのにも関わらず、最初VRchatに入ってJPチュートリアルで日本の人や外国の人と話してから、そのあとほぼインしておらず、Dancecentralというダンスのゲームをやって、一通り満足したら、Quest を使わない生活を半年くらい過ごしました。

せっかく5万円出して買ったのに、使ってないのもアレだなあと思っていたら、10月くらいにTwitterで私立VRC学園のことを知りました。よくわからないけど、学園生の人が参加してよかったあとツイートしてたので、11月に3期開催のお知らせがあった時にあんまり説明とか読まずに申し込んでみました。入学するには、discordというSNSをダウンロードする必要があったので、それもしました。

運営の人たちは、学園生とのやりとりにGoogleフォームなどをよく使いこなしていて、ほぼ無償で自主的な運営がなされている感じでした。その運営形態もすごいなと思いました。今まで30人とかでやってたのが人気になって100人になっても対処できるのもすごいなと思いました。技術的にバックアップできる人たちがいるのだろう。すごい。

VRの世界は最初の初期投資費用(VR機器とか、ゲーミングPC、いろんなガジェット、やりたいことをするための)は高いけれども、一旦入るとそんなにお金がかからないというのが今のところの感想です。VRchat内にいる人も親切で、初心者には色々教えてくれます。

現実世界で生活保護の家庭の子どもの居場所のスタッフとかもしてたので、自主的で自由意思による運営が魅力的だなと思いました。というのは、生活保護の家庭の子どもはお金がないが何故かゲーム機器は持っていて、ゲームやってたり、学校行かずに深夜アニメとかみてたりしてたからです。

必ずしも学校に行かなければいけないとは私は思っていませんが、子どもが好きなゲームの延長線上にあるような仮想空間の学校で、対人コミュニケーションスキルなどを学んだり、自分でUnityとかBlenderを勉強したり現実世界に対処する力が着いたらすごいことだなと思いました。まあPCやVR機器自体が高価なシロモノなのでまだまだハードルは高そうですが、、、

そういう学校の運営形態が革新的で興味があったのと自分自身の動機としてはこのままでは全然Questを使わなくて宝の持ち腐れになってしまうことと、一番赤裸々な理由は、アバターを自作して、イラストの学校の先生に見てほしい!という結構至極利己的で単純な理由です。現実世界のイラストの学校自体が平面イラストの修練のための対面での教室だったので、このコロナで色々と変わってしまいました。同じ塾の生徒とも、教室がなくてZoom授業だと全然交流もできません。

なので、VR空間で表現活動するのは今後可能性があるだろうなと思ったのと、Blender操作が難しくて全然「和解できない」状態だったので、アバター自作の授業を受けてみたいなというのが主な理由です。

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入学の際に提出した写真。写真の撮り方もよくわかっていない

・実際入学してみてどうだった??

まず、おもしろかったのは入学式でクラスのみんなの前で自己紹介する場面があったのですが現実世界と同じようにちゃんと緊張した!ということです。

どこかVRchat内でのコミュニケーションをゲームっぽいと捉えていたのですが、現実世界のコミュニケーションと何ら変わりなく、むしろ顔の表情が限定されているため声やリアクションを普段より大きくしないと伝わりづらいこともあるように思いました。

また、現実世界ではその人の年齢や性別、着ているモノなどである程度趣味、嗜好などが読み取れるのですが、VRchat内ではアバター自体がその人の「理想の少女像」だったりするケースがあり、最初のうちは若干戸惑いました。

例えばクラスメイトの栗さまという人はすごい妖狐美女でおっぱいが大きいのが特徴のアバターなのですが、声がおっさんなので、「おっぱい、、、おっさん、、、おっぱい????おっさん???」としばらく脳機能がフリーズしてしまい、いかに自分が普段見た目や声で人を判断しているのかがモロに浮き彫りになりました。

 ただ、二週間一緒に過ごしてみると、アバター云々よりも、というかアバターがいか様にも変化できるからこそやっぱりそれぞれの中身の人柄というか、キャラが滲み出てきてそれがまたおもしろいなと思いました。二週間、約1時間という短い時間でしたが、同じ場所に同じ時間に集まるという制約があること。それによって野放しの全く自由な状態よりかは、確実にクラスメイトのヒトトナリを理解できるのが印象的でした。

・授業はどうだった?

Questクラスは一番装備がよわよわなせいもあるのか、必修クラスの内容はどれも初心者の人たちがどのようにVRchatでうまくやっていけるかなどやさしめだった気がします。授業の内容というか私が特にカルチャーショックだったのは、みんな、オタクであることを全力で楽しんでいるということでした。講師の人も絶対に推している何かがあるし、(その話になると声色が変わる)ボイスチェンジの授業では「アバターのボイスチェンジをする理由は何ですか?」という先生の質問に対して、「かわいいアバターからっっ...カワイイ声が聞きたいからです!!!」とガチで真剣な返答がなされていたり、私は正直自分の絵の方向性や絵柄の確立に悩んでいるせいもあり、なんか情熱があってすごいなあと感じました。周りからどう思われようと関係なく、強烈に情熱を注げること、好きなことがあるって、とても素敵なことだと思います。

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何か自分自身が変わったことある??

基本的に朝5時に起きて新聞配達してから、昼ダラダラして夕方、保育園に姪っ子を迎えに行って、甥っ子姪っ子の晩御飯作って寝かしつけ→授業!!という生活パターンだったので、授業は結構眠い状態で受けていたのですが、色々改変などして楽しんでいる人たちに触発され、無料のパブリックアバターだったのからアバターを購入してUnityを使ってアップロードしたり色を変えたりしてみる。というをやってみました(半年間寝かせていた間にVisitorからNew userになってたのでアバターをアップロードできる状態だった)。パブリックアバターのPCロボットみたいなポリゴンのもかわいくて気に入っていたのですが、ダンスの授業で動きがわかりずらいなと思ったので、より人型に近いものを探しました。

学園ちょのタロタナカさんがTwitterでRTしてたCZというアバターが気に入って、Quest対応もしてたので購入してみました。BoothはPaypalがあると購入がすごく気軽にできますね。

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改変はクリスマスっぽくしたくてトナカイの帽子を被ろうとしたところあたりから失敗しはじめて

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結局卒業式まで腕を骨折したままでした。聞くところによると、目線の設定が頭より上で設定されていると腕がキョンシーみたいな状態になってしまうそうです。

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色を変えるのは、PNGをいじるとできるよと、違うクラスのかにぱんさんに教えてもらって、Procreateで展開図みたいな四角いテクスチャーの色を変えたりしました。PhotoshopやProcreateを触れる人なら意外に気軽にできると思います。ただ、いじり始めると時間が溶けていくので注意です

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卒業式の時にも話したけども、自分でアバターに色をつけたり、改変するのがとても楽しくて、幼少期に女の子ばっかり描いてたとき、夢中になって絵を描いていた時の気持ちを少し思い出すことができました。これが一番VRC学園に入ってありがたかったことかも。

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この時はまだ表情が変わったけど今はなぜか表情がひとつになってしまった。次インするまでに直さないといけない

・Questだけだと参加は正直キビシイ??

卒業式の時にアストネス店ちょYOSHIさんから同じような質問を受けたのですが、基本的には授業を受けるだけなら受講は十分に可能です。ただ、生徒さんや先生がQuest対応のアバターでない場合は、ロボットがたくさんいる学校風景になります笑

水曜日の交流会でのパーティクルライブやDJイベントには参加できないので、Questクラスで二週間過ごして音楽好きな人はだいたいOculus linkにしたりPCを買う沼に順調にハマっていくのかなと思います。

あと、自分的に申し訳なかったなと思ったのは、入学式と卒業式の先生方の配信画像が基本的にDiscordでのライブ配信映像を見るしかないということがわかっておらず、最後の卒業式の時に間違えて体育館でみんながみているスクリーンを消してしまったことです。なので、ゆーてるさんの卒業式の言葉をQuestクラスの3-3の人は聞けませんでした。ごめんなさい、、、!

そういう意味では初心者説明会などに必ず参加すべきだなと思いました。はい。説明会に参加してない私が悪いです。ごめんなさい。

そのほかに関してはワールドツアーやペコペコバトルなど交流会の際も基本的にはQuestの人も楽しめるように配慮されていたし、技術的なことでも色々と運営の方に配慮していただいてたのだと思います。ノーマライゼーションという言葉を使わなくても自然とそれらのことができてたのがすばらしいなと思います。

・卒業したらどうすんの?

先生や卒業生の方が口々にVRC学園は卒業してからが本番だ、、、!!と言ってたのでやっぱり卒業したらどうしていくのかを少し書いて終わりにします。なんと、一番楽しみにしてたアバター自作の授業を寝過ごしてしまい、(陰陽五行的には一番夜に寝ないといけない冬の冬至に向かう時期に二週間夜にずっとインし続けるのは、老体にはキビシイのかも!体力に自信ない人は春〜夏開講時の参加をお勧めします!)

泣きそうだったので、Blenderの個人授業をストアカで受講しました。1時間半で3500円くらいでした。専門家にマンツーマンでちゃんと説明してもらうと意外にBlenderの操作も怖くなくどうやらお金の力で和解できそうです

なので、今のところはPCを買うのに使うお金をBlenderの技能習得に全振りしてみて、Quest対応のアバターを作ってみるというのが目標かなと思います。それが最終的にVR人口を増やすことに寄与すれば万々歳かなと。

あとは、Questだけでどこまでできるかわからないですが、現実世界でやってるNVC(非暴力コミュニケーション)の共感バディができるワールドを作ってみても面白いかなと思います。

次期の副担や講師などには興味がありますが、やるなら体力的に春〜夏の開校時期かなあ。しばらくは学園生活のおもいでなどを漫画やイラストで描いていこうと思います。

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クラスメイトのイラスト第一弾

・最後に

学園ちょのタロタナカさん、大将さんをはじめ、はるかぜさんなど運営の方々、授業の準備をしてくれた講師の方々、担任、副担任の先生方に支えられて送ることができた貴重な二週間でした。クラスメイトの人たちも優しくて、本当にありがとうございました。QuestあるいはQuest2しかないけどどうなんだろう、、、?という人は、とりあえず入ってみるのをお勧めします!(アストネス店ちょがなんと無料でQuest1をレンタルすることも検討しているそうです、、、!!すご!)卒業した時に不思議な爽快感と感動🥺を受け取ることになり、善意の恩送りに参加したくなることと思われます。

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