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オンラインでプログラミングのスクーリングを受けてみました。

2021年1月9日から、2月19日まで、SUNABACOのオンラインスクールでWordpressコースを受講して、昨日卒業制作が終わりました。

この40日間を振り返ってnoteを書いてみようと思います。

どうしてこのコースを受けたの?

去年の冬の時に、私立VRC学園という仮想空間上の2週間くらいの学校に参加した時、同級生だったCHIBIBAKUさんがSUNABACOの授業を受けているのをTwitterで呟いていて、面白そうだなと思いました。その時はDTM講座という週末になっているミニ講座だったと思います。もともとサイト作りを周りの人から頼まれることがあって、Wordpressで2つくらいサイトを作ったことがあったり、昔働いていた職場でWordpressのサイトを運営していたので、触る機会はあったのですが、既存のテーマや無料テーマを少し変えるくらいしかできなかったので、もう少し自由にWordpressサイトをいじれるようになりたいなと思ったのが動機でした。

ちなみに、この時ちゃんとサイトをよく読んでいればよかったのですが、SUNABACOは全国で5カ所にスクールが点在していて、どのスクールも年に何回か、プログラミングコースとWordpressコースを開催しています。私は申し込みの時点でSUNABACOの運営形態を把握しておらず、とにかくえいやと本体のSUNABACOのサイトからWorepressコースに申し込んだら、北海道のSUNABACO江別のオンラインクラスになりました。

あともう一つの勘違いは、もう一つのプログラミングコースの方が初心者向けだったということです。WordpressはCMS(Contents Management System)と言うあまりプログラミングのコードがわかってない人でも既存テーマを利用するととりあえずはサイトを作れてしまうシステムを利用しているので、私はてっきりWordpressコースの方が初心者向けだと思ってわりと気軽に申し込んだのですが、実際にはアドバンスな方のコースだと気づいたのは、オンラインスクールが始まって1週間くらい経った後でした。これから受ける人は気をつけてください!日本語をちゃんと読もう。

どんな状態の人が受けたのか?

私のITスキルの状態ですが、全くのノンプログラマーで、普段はイラストなどを描いています。また、それよりちょっと前にProgateというプログラミングを学習できるサイトでPythonをちょっとだけ、Lv.3とかで止まっていたレベルでした。Pythonもフィトンって読んでたし。ホントはパイソンって読むんだって。そんなプログラミングスキルよわよわな私ですが、さらにIT苦手な人が周りにいっぱいいて、サイト作りを頼まれることがあって、大丈夫?私に頼んで大丈夫?と思うんだけど、頼まれるからにはもうちょっとちゃんと作れるようになった方がいいなあと思ってコースを受講しました。ちなみに受講時にちゃんと最後まで受けれそうかSkypeで面接があるんだけど、授業が平日3時間あるから、その復習時間に2〜3時間取れた方がいいということでした。あと、CSS/HTMLとPHPとJQueryとJavascriptのProgateをなるべくできる範囲で進めておいてくださいとのことでした。

始まってみてどうだった?

始まって5日が過ぎたくらいで、「あれ、意外にガチだぞ??」と気づき始めました。当然、プロのプログラマーになろうとしている人たちも受けているので、Progateレベル500とかの人も普通にいるんですね。「ちょっと場違いなところに来てしまったか、、、!?」とうっすら感じ始めました。授業の合間にぽちぽちProgateもやっていたのですが、授業の復習にも時間がかかるし、Progate事前にやってなくて、コース開始と共に始める人は授業の他に5時間くらいは独自学習、復習の時間が必要な気がします。今からSUNABACOのプログラミングスクールを受けようと思っている人は、なるべくProgateでの予習を終えておくこと(30~60時間)をお勧めします!有料コースは月1000円くらいらしいです。

こうしておけばよかったと後から思ったこと

基本授業はライブ配信でも一時停止できたり、後からゆっくり復習もできるので自学自習にはもってこいなのですが、一つ注意することとしてアウトプットしないと理解がすすまない、身に付かないということは当然ながら普通にあると思います。

コードを書く時にPC上でのことで、間違うのも怖いのでついコピペを多用してしまいますが、関数の仕組みや、構文などの形を理解する時には、一度手書きしてみるのをお勧めします。

私は途中からそのことに気付いて、Progateのスライドのコードも一度書き写す作業をするようになってから理解度が上がりました。

この辺は、見て覚える視覚優位の人、聴覚優位の人、書く(体感優位)方が覚える人など色々あると思うので、ご自身に合う勉強法でいいかと思います。でもやっぱり期間が過ぎちゃうと授業の配信も見れなくなっちゃうからちゃんとノートは取った方がいいと思いました。

授業の内容はどうだった?ついてけた?

私が受けたコースは昼の13:00-16:00の時間帯で、私の生活リズムは以下のような感じでした。

5:30-7:30  朝のバイト

9:00-12:00  講義の復習(3H)

13:00-16:00 講義

17:00-21:00 子どもの迎え、ご飯作り、

22:00-5:00 就寝 

(本当は夜も復習したいけど大体寝落ち)

フルタイムで働く姉の子どもの世話を家政婦的ポジションでしているのですが、一日3時間の復習時間ではだんだん追いつかなくなってきて、かと言って睡眠を削るとさらにポンコツになるタイプなので、そのうち回らなくなってきて奇声を上げるようになったので、最後の卒業制作の時はご飯作りが免除になりました。本当は土日も全部勉強に回した方がよかったなと今からだとは思いますがそういう時に限ってなんか面白い人に出会ったり友達が訪ねてきたりするんですよね。なんでだろう。マーフィーの法則?

でも奇声を上げるようになって、小学4年生の甥っ子がちょっとした料理を自分でやるようになったりしたので、たまには自分を追い込むのもいいことあるなと思いました。

授業自体はとてもわかりやすく、わからなくなったら一時停止したりできるので余裕を持って取り組むことができました。ただ、ケアレスミスやタイプミスが多過ぎて、関数が動かなかったり、動くはずのものが出てこなかったりで、残って最初からやり直しなパターンが多かったです。なかなかリアルタイムでの授業に生き残ることが稀で、15分後から追いかける感じになってました。エラーになるのはたいてい;のつけ忘れとかしょうもない間違いなのですが、最初のうちはどこが間違ってるのかすらわからないので結局やり直した方が早い、みたいなことが多かったです。

授業内容については、技術的なことの講義の他にディレクションやチームビルディングについて、作った後にサイトを改善していくことの方が大事など、よりWeb制作の現場の基本的なことについて全然知らなかったので、とても参考になりました。

仕事をしながらコースを受けている人もいましたが、相当大変だと思います。時間やお金の余裕があれば、なるべくコースの受講だけに集中できたら習得度も高いと思われます。

卒業制作はどうだった?

そんなこんなで、なんとかついて行ってた20日間でしたが、SUNABACOのコースは最後にチームでの卒業制作を通して実際に使えて社会課題を解決するWebサービスを作る、という特徴がありました。

私は同じオンライン昼コースを海外(!)から受けているCさんと一緒のチームになりました。Cさんはアメリカ、フランス、日本と拠点を変えながら暮らしたり仕事をしたりする、という、私が目指していることをすでに体現している聡明な方でしたので、海外の話で盛り上がり、じゃあ旅に関するサービスを作りたいねという話になって、旅行をする時のしおりを作るサービスを作ることにしました。時差の問題や、制作期間中にCさんがアメリカから日本に移動するといったこともあり、なかなかコンセプトやインセプションデッキ(チーム内の開発中における齟齬をなくすために作る書類)を作るのに時間がかかりました。といういうのは、インセプションデッキの重要性があんまりわかってなかったので、昼コース担当のOちゃん先生にもう一度書き直しを命じられたのです。Oちゃん先生によると「このままではプロジェクトが空中分解するのが目に見える、、、、」とのことでした。

二人とも、デザインやイラストなどに凝るのはわかっていたが理想とする技術を実装するためのコーディング力はそこまでなかったので、もう一度、どの機能なら実装ができそうか、本当に解決したい問題はどこか、をKさんが日本に帰ってきてから(空港から中継したりして)話し合って優先順位を決めました。

旅のしおり作り、というしおり全体を作るサービスというよりかは、旅の準備つまり旅に出かける前までの面倒な部分を解決することに特化しよう、後スマホで使うからスマホのサイトに特化しようということになりました。これをちゃんと決めておいたので、後々の開発はスムーズにいったと思います。

そのあとは、JavascriptやPHPなど、授業ではあんまりやってないところの技術選定をしたりやり方を調べたりしました。というのは、やりたい機能を全部プラグインなどでできたらよかったのですが、残念ながらみつからなかったんです。

私もJavascript、何ができるかもよくわかってなかったのですが、どうやら、そのページの中でやることはJavascript、ページ遷移を伴うデータのやりとりはPHPでする。ということがなんとなくわかりました。

AdobeXDでカンプを作ったりといったことはPhotoshopやイラレは触ったことあるのでわりとサクサクできたのですが、一番大変だったのはこの機能の実装でした。苦し紛れにいきなり卒業制作期間中にProgateをやり始めてレベルが80くらいにはなったけど、console.logとか実際のページ作りに出てこないし。なんなん。console.logなんなん??まだまだわからないことだらけです。VRC学園の同級生でバックエンドエンジニアの仕事をしている子がいたのでDiscordの画面共有配信でJavascript関数の仕組みの解明に付き合ってもらったりもしました。

その時に、エンジニアさんは睡眠も足りてなくていつも不具合に対応しているから大体不機嫌で、先輩エンジニアさんにはわからないことがあってもなかなか聞けないこと、でも納期は迫っているからやらないといけないことなどの話を聞き、なかなかぽんぽんペインになりそうな状況で普段働いているのだなあと思いました。エンジニアって大変なんだね!そりゃあ叩き上げられるわ。

一番大変だったのがアップロード画像をPHPのPOST送信で送って2枚目のページでピロッと表示する機能で、親切そうなインターネットおじさんのnoteの記事があって実装できそうだったのでトライしましたが、相対パスの書き方がわかっておらず2日くらい苦しんでいました。その時もOちゃん先生は「絶対できると思うから、教えません。(自分はできたけど)教えちゃったら卒業制作にならないので、そこはやってください。」と言っていました。そんなOちゃん先生を描いた私のイラスト、上げておきますね。かわいく描けたと思います。

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そこから悔しくなっちゃってご飯を手早く作ったり、関数を手書きで分解して意味を分かろうとしたりいろいろしたのでOちゃん先生に教えてもらわなくてよかったと思います。勢い余ってStackoverflowには質問しちゃったけど、、、

結局質問も、どういう風なことをやろうとして、何ができなくて、どんなエラーが出てるか、何処が原因か大体予測がついてるかとか、細かく書く必要があるので質問するにも勉強が必要だし、教えてもらったことを理解する能力がないと教えてくれた人の時間を無駄にするので結構大変なんだということがわかりました。

うんともすんとも言わない→エラーが出るようになった→動いた みたいなケースで、エラーが出た方が対処方法がわかったり、検証ツールでエラー内容を細かく見て行ったり、コーデックスに関数について詳しく載ってるじゃん!みたいなこともわかりました。説明書やヘルプをちゃんと読むの大事だね。

ピロッと表示する機能が実装できてからはだんだんコードをいじるのに慣れてきて、うまく行かない時も、あれかな?これかな?という感じでいろいろ試すことができるようになってきました。最終的にコーディングが楽しいなと感じることができたのは卒業制作の発表の日でした。

(それまではOちゃん先生に「楽しんでやってくださいね♡」って言われても全然たのしくなかったんですけど、、、)

Wordpressコースを受けてよかった?

最終的にはMVP(Minimum Viable Product)という必要最低限の機能を満たすページを作成することに間に合ったので、発表会で発表することができました。それが一昨日くらいです。

このコースを受けてよかったことは、なぜ、プログラミングする人の人口が足りていないのか、必要とされているのかということがなんとなく実感できたことです。私たちが普段使っているスマホやパソコンのインターネットに映る画面や、銀行などのいろんなシステムはコードを書いている人がいて人の手によって作られていること。エンジニアさんの努力によって作られていることが実感できました。

これから人口が減ると言われている社会で、システムや機械にお世話になることがどんどん増えていくと思います。AIが人間の代わりにいろいろなことをやってくれるようになる、とはいえ、結局それを作るのも人だし、何かを作ったり、壊れたら直すのにも人の手が必要ですよね。卒業制作では私たちのチーム以外は、心のマネジメントやコミュニティにフォーカスしたテーマでのサイトが多かったのですが、物質的に豊かにはなっているのに、自殺者が多かったり、精神病の人が多かったりする世の中で、ツールとしての機械やシステムをうまいこと利用して、人同士の繋がりの質を高めていく、みたいな方向性がなんとなく見えたのが印象的でした。プログラミングはあくまで道具なんだけど、その道具の使い方を覚えておこうね、みたいな感じ。

なんとなく、NVC(非暴力コミュニケーション)の関連で自分が作ってみたいアプリも思い浮かんだので、どこかのタイミングでプログラミングコースも受けてみようと思いました。大変だったけどWordpressコースを無事終えることができてよかったです。関わってくれた皆さん、ありがとうございました。

あと、卒業制作でお遊びでワンポイントのイラストを3点くらい描いたのですが、絵を見た時にKさんやO先生が笑顔になってくれたのが印象的で、ちょっとしたイラストでもサイトの印象が変わるんだなあというのが発見でした。得意なことで貢献できて、とてもうれしかったです。

卒業制作で作ったサイトは、後日サーバーにUPしようと思います。CさんもUPしてるので、こちらからも見れます!











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