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犬は年を取ると室内でトイレしなくなる?〜トイレトレーニングのあれこれ〜

子犬の頃はトイレシーツでしてたのに、成長と共に室内で全くしなくて困ってます。成犬にもう一度、トイレシーツでする様に教える事は出来ますか?

こういったお問い合わせ、本当に多いです💦

結論から言うと…

【犬の性格によります!!そして、教え直すには、飼い主さんの根気もかなり必要になります!】

例えば雨とかでなかなか外に連れ出せなくても、12時間以上でも頑なに室内でトイレしない!って犬は、トイレシーツでする事を教えるのにかなり苦労します。

たまに、室内で我慢できなかったらします。とか、トイレシーツでは無いところで、たまーに失敗してます。
って例なら、先の例よりはやりやすいです。

7歳でも9歳でも、年齢は関係ありません。

要は、
その犬がどれだけ、自分のテリトリー汚したくない意識が強いかどうかで決まります!

犬は本来、自分の寝床以外、全部トイレと思ってます。決まった場所でしようなんて意識は皆無です。
トイレシーツでする事は、人が教えて初めて出来ます。
家に迎えてすぐの仔犬は大体、半分トイレ、半分寝床にしたサークルの中で飼われる事が多いですね。
なので、必然的にサークル内では寝床を避けてトイレで排泄してくれる。
でも、サークルから出したら失敗する。
寝床以外にスペース広いからね…
でも、何となくトイレで出来たときに褒めとくと、犬って素直なもんです。それだけでも、まぁまぁ覚えてトイレシーツでする子も居ます。
だけど、お散歩デビューして、外で排泄するようになる頃には、
自分の寝床汚したくない意識が、更に寝床から寝床周辺までも広がっていくので、お散歩で排泄する事が多くなります。

そのまま、犬の意思に任せて、室内でしなくなってきたから外に連れ出してさせる機会が増えると、トイレシーツでする事が殆ど無くなってきます。

そうして、ふと気づくと、飼い主さんが体調不良で外に行きにくい時でも、嵐の中でも雪の中でも、外へ連れ出さないと排泄してくれない…💦

なんて事態に陥ります。

そうなってから、またトイレシーツでする事を教えたい!って考えて、冒頭のお問い合わせがやってくる訳です。

そうなってからでは、とてもとても手間が掛かります。

そうならない為に出来る事、それは

1、トイレを促す掛け声を掛けたら、示した場所でしてくれるトレーニング
2、トイレシーツですれば、良いことあるよ!ってしっかり教えておくトレーニング

この2点を、【外で排泄したい!】って意識がまだ出てない仔犬の時から、しっかり躾けて置くことが大切です。

この動画は、いちごの排泄の様子。
ちょっとトイレトレーのフチが高いものに変えたばかりなのと、隣の猫トイレが訳あって大き過ぎて、トイレに入りにくいですが…笑

いちごは、外に行けば外で。
室内でしてね、と動画の様に、声を掛けて促したら室内でしてくれます。

基本は外でしたいみたいですが、
声を掛けられたときに、トイレシーツですれば褒められる(たまに美味しい物が貰えたり!)っていう意識がしっかりあるので、促されたら一生懸命してくれます♡

この掛け声で排泄させるのは、出掛けた先でも使えます。

ドッグカフェとか室内に入る前、サービスエリアで車から降ろしたとき…

今してくれたら、この先何時間かトイレさせにくい所でも安心して連れていけるけどな…

って時にも使えるのです。

仔犬を迎えて、初日から必要になってくるトイレトレーニング!

きちんとやる!となると、それなりのコツが必要です。

お金払ってでも専門家にしつけ方を聞くことをオススメします。
仔犬のうちにしっかり躾けておけば、一生を通して犬の生活環境が変化しても柔軟に対応出来る様になります。

成長してから、

引っ越ししたら、出来なくなった!
トイレのはみ出しどうにかしたい!
外でしかしない!

こんな問題が沢山寄せられてきます。
そうなってからでは、しつけ直しに仔犬の時の何倍もの手間が掛かります。

トイレトレーニング、あなどるなかれ!ですよ😊

大阪府泉大津市 エコル犬の出張訓練 鍋井律子 ホームページ https://ecole-syuchoukunren.jimdo.com/