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Hey!Say!JUMP新曲「群青ランナウェイ」は楽曲、ビジュアル、ダンスパフォーマンス、MV、プロモーション全てがパーフェクトな令和の一大奇跡!!

お久しぶりです。またnoteをサボりまくってしまいましたが、本日記念すべき担当グループ新曲発売日のために這い出てきました。表題で全部言い切ってしまった感がありますが詳しく伝えさせてください。表題も長ければ本文もまたクソみたいに長くなりますがご容赦ください。。そして、これを書いている今現在まだ私の手元に全形態のシングルは揃っていないのですが、おそらく書き終わるころには揃っていて、この記事の終わりごろに叫び散らしていると思います。その理由は後程…。

■「群青ランナウェイ」概要

Hey!Say!JUMP記念すべき30枚目のシングルであり、担当である伊野尾慧くん主演ドラマ「准教授・高槻彰良の推察」(ファーストシーズンはフジテレビ毎週土曜23:40~)の主題歌です。(※こちらも最高の大当たりドラマなので別途noteで語りたいと思います)作詞作曲は、ボカロPとしても有名なNEEのくぅさん。ダンス振り付けは、きゃりーぱみゅぱみゅさんの振り付けなどで有名なMAIKOさん後述しますが、ここ数年のJUMPによる新進気鋭の若手アーティスト起用のセンスがこれまたバッチバチにキマッた形になりました。このアーティスト選定ですが、JUMPのインタビューなどで聞く限り、スタッフないしメンバーの推薦、選定がほとんどのようです。うーん自軍のアンテナとセンス脱帽。

■MVとパフォーマンスについて

まずは何も言わずにYouTubeのMVをご覧ください。。。こんな風に紹介できることが一番の嬉しさでもあります。

サムネからして優勝なんですけど、イントロ開始からもう大優勝。ずっと外人4コマの4コマ目みたいな体勢で見てしまいました。

終始モノクロの画面となるこのMV。マーチングバンド的ドラムからの一種不気味な旋律、からの疾走感あふれるイントロのダンス!クウーッ!(このクウーッ!なポイントが最後まで大量)主題歌になったドラマから連想される不気味なホラーテイストと謎にまみれたドラマパートの、メンバーの演技とビジュアル、クゥーッ!二手に分かれたサビのダンスと2番の拡声器パフォーマンス、クゥーッ!!ちょっと良すぎて…言葉にできない…

またこの曲が披露された8月20日のMステSPのパフォーマンスが良すぎてしばし放心状態。(この日はBSでは少年倶楽部プレミアムでもこのパフォーマンス初披露でしたが、うちはBS入らないので泣きつつ、その分Mステ無限リピートしてます)ちなみにこちらでは衣装は黒ではなく群青色、そして全体を彩るライトも青でした。(ちなみに主題歌ドラマということでセンターの伊野尾くんのメンバーカラーが青なのと、「准教授~」のドラマ(原作も)の中で重要な役割を持つ色がまた青なのとで、いろんなものがかけ合わさっているのです。)

パフォーマンスはセンターによって色が変わる、というのはアイドルの教科書「アイドリッシュセブン」でも言われていましたが(※私見かつ意訳)、まさにこの曲はセンター伊野尾くんのセクシーかつフェミニン、そしてミステリアスさが存分に引き出されていたと思います。MAIKOさんの振り付けもそれを意識していたらしく、メンバーインタビューなどで言及されておりました。前作の「ネガティブファイター」(※振付はTikTokで人気の「新しい学校のリーダーズ」さん)では元気でポップでエネルギッシュな、センター有岡さんを生かしまくったダンスだったわけですが、そこからセンターが変わることで本当に真逆ともいえる変化を生み出しています。それを引き出してくれる振付師さんを毎回バッチリ選んでくるのがすごいところです。

さてこのMステ、メンバーのビジュアルもすさまじいフォーメーションダンスもバッチバチにキマっていたわけですが、特に魅せ所は表情管理。この「表情管理」ってかなりアイドルに重要な要素だと思っていて、JUMPは昔から本当にそれが上手いのですが、要はカメラに抜かれるキーポイントでの表情の見せ方ですね。Mステでは終始抜かれるメンバーの意味深な表情がすごく曲の印象を深めていたのですが、特に最後、流し目でニヤッと笑う伊野尾くんが全てを表しており、もうスタンディングオベーションするしかありませんでした。とにかくMステもMVも現時点で死ぬほどリピっております。MVのコメント欄にも「Mステからきました!」というコメントが大量で、地上波披露1回で凄まじい効果が見られるパフォーマンスだったわけです。

■楽曲について

これは提供してくださったNEEのくぅさんが天才というしかないのですが、私がNEEさんについての知見がないのでそのあたりは割愛します。こちらは「狼青年」あたりからJUMP楽曲にめちゃくちゃハマってくださっているダイノジ大谷さんの動画が詳しいので、そちらを張り付けさせていただきます。

この中でも言及されていますが、くぅさんがボカロPということもあり、J-POPの中でもボカロ楽曲の流れを汲んだ印象が強いです。TwitterでもYouTubeコメでもかなりの方が初めて聞いた時の印象を「ボカロっぽい!」と言ってますね。個人的な第一印象は「東方project5面ボス曲アレンジっぽい!!」でした。これは私が東方厨(そして東方アレンジ全盛期だったβ時代の古代ニコ厨)なこともありますが、東方アレンジやその時代のアニメ・ゲームの曲~ボカロの流れが個人的にニコニコ動画という下地の上に強くあると思っていて、今のJ-POPにも通じている気がしております。

BPMの速さや、キャッチーかつ独特な高低差の大きいメロディーライン、この曲でいえば二手に分かれるボーカル等がボカロっぽさの特徴ですかね。つまり難易度が非常に高いわけですが、それを歌いこなすJUMPの歌唱力もまたすごいところです。このあたりもメンバーインタビューで語られていましたが、やはり多くのアーティストさんの提供曲を歌ってきた経験が大きいようですね。個人的にはソロパートだけでなくユニゾンがこんなに高音で綺麗に聴けるのはJUMPの大きなアドバンテージだと思っています。

■プロモーション「群青村」「青の呪い」について

これが一番書きたかったポイント!!この曲の一番凄かったところは約1か月にも及ぶ、Twitterを中心としたインターネットのファンを巻き込んだ一大プロモーションにあったといっても過言ではないでしょう。

始まりは7月17日、YouTubeにUPされたこの曲のティザー映像でした。

何この映像…怖…新曲はホラーか?メンバーが消えるとは何事?残った一人って誰??などと注目を集めていたところ、今度は急に、90年代後期のホームページテイストなサイトと「実録!「群青村」怪奇レポート」というこれまたいかにもな名前のTwitterアカウントが登場したのです。

ここから、ツイートごとに「消えた」と言われるメンバーのジャケット写真が、J-STORM公式サイトで変わっていくという仕掛けが始まりました。(裕翔くんから始まり、最後はキーパーソン?と思われる2人がダブルで消えるという流れ)

一方、上記の「群青村」ホームページも、”その年代”を生きたオタクたちを熱狂させました。他界隈の(おそらく同年代の)オタクたちからも「何かJUMPが面白いことやってる」と様子を見に来られた一方、若い世代には予想以上にビビッて引かれたところもあった模様です…。(その年代のオタクが食いついていた、前作のTikTok上で行われたプロモーションについては、群青村で沸き立った界隈は静かだったので、これがジェネレーションギャップなのでしょう…ちなみに私は言うまでもなく後者です)

”この年代”のオタクがやることといったらまずはHPのカウンターのキリ番に沸き立つこと(現在はキーポイントと思われる数字266が並んでいますが最初は普通に回転していました)、画面を隅々まで反転させること、そして「ソースコードを見る」ことでした。

するとまあ見つかる見つかる不審なコードの数々!!「HELP」の文字や「この村は呪われています」というメッセージ、はたまた狐の顔のアスキーアートまで!アスキーアートって単語久々に発した。

連動するTwitterの「ルポライター」もまた毎日のように謎を呟いていきました。この後公開された上記のMVにもありますが、意味深に何度も登場する「266」の数字、群青村のホテル「クロユリ」とその部屋、エレベーターの謎のボタン、スナック「ハナズオウ」の看板、謎のレシートや折り紙…これは「謎解き(脱出)ゲーム」!?と察したオタクたちが日夜考察を繰り広げTwitterがすごいことになっていったのです。(この下地にはおそらく、メンバーの有岡さんが総合プロデューサー兼主演の、観客参加型謎解き舞台「アシタを忘れないで」公演真っ最中だったこともあると思います。もしかしたらそちらのスタッフも一部噛んでるんじゃないだろうか…)

また、この間に公式サイトで発表された初回盤1,2のジャケット写真が変化する、などの仕掛けもあり、ジャケット写真までもが謎解きの一部なのか!?と、メンバーの交差する視線や、裏で手を握り合う箇所など、これまた考察対象になっていきました。また、通常版のジャケットだけは発売日まで公開されないということも「つまりここに謎ないし答えがある…!」という考察につながっていきました。(現在は公開されています。ネタバレ注意!)

この流れはどんどん続き、8月に入るとYouTubeにメンバーのソロクリップが投下され、さらに謎解き要素を深めていきます。(こちらの全貌は初回盤2に収録)

その中で次第にMVのストーリーが見えてきます。どうやらメンバーの誰かが「青い狐」に捕らわれ、その後捕らわれたメンバーの姿をした狐によって一人、また一人と捕らわれていっていること、無限ループが起きていること、時空が歪んだ場所にいること…

そのあたりからTwitterの「群青村」ルポライター(と、連動するホームページのソースコードなど)からかなり具体的な謎解きのヒントが与えられ続けました。このあたりはあまりに数が多いので割愛します!こんな長々書いてるのに割愛するあたりどのくらいの量があったかはお察しください!!詳しくは上記ルポライターが「暗号解読」という形で記載しているので追ってください。

驚くべきはTLのJUMP担たちが、日夜投下される謎を、文字の数字置き換えなど初歩的なものから、文字化けコードや16進法、先に記載したホームページのソースコード、はたまたモールス信号や元素記号まで使ってどんどん解読していくところでした。仕込むほうも仕込むほうだけど解く方も解く方だよ!!どんな信頼関係だよ!!

そのTLを眺めていた私のツイートがこちらです。

↑わかってない

この謎が全て解けるのは発売された初回1のPV、初回2のソロクリップ、そして発売日まで隠され続けた通常盤ジャケットのすべてを手に入れたときなのです!!クゥーッ!!なんという手の込んだプロモーション!!!

もう1点忘れてはいけないことがありました!このプロモーションが「参加型」になっていくと同時に、「群青村」ホームページで「黒幕は誰か?」という形でわかりやすく投票制が始まったのです。(まあ、誰を予想していてもJUMP担という生物は自担を選んでおりましたが…)

これを選んでTwitter投稿をすると、なんとランダムでアイコンに「青い手形」が一つべったりと付く「青の呪い」仕様になってしまったのです!!

みんな捕まりたくて割と毎日この投稿をするように。自然、埋め込まれたタグがたくさんツイートされますね、無意識のビルボードやTwitterトレンド施策になっていったわけです…!!クゥーッ!!

しかも発売日が迫ると、今度は自分から呪われに行けるようになりました。(なんだこの説明)つまり、群青村トップページに行ってボタンを押すと、必ずアイコンに手形(ランダム時と違い今度は2つ)が現れるのです。

これでTwitterのJUMP担にはほとんど青い手形が付くようになったところで、メディアなどで一般の方の目に触れることが増えてきました。先に記載したMステなどで、JUMPを見てお褒め下さったJUMP担以外の方のもとには、自然、大量の青い手形アイコンからRT&いいねされるという恐怖体験を起こすことになりました。なんだこれは!?と調べに行った方はこの一連のプロモーションを知ることになるという仕掛け…クゥーッ!!!誰!?誰この凝りに凝りすぎたプロモーション考えたの誰よ!!?

…で、これね、あちこちの媒体でのメンバーインタビューで判明するわけなんですけど、我らが伊野尾慧さんが仕掛け人だったわけなんですよ…!!!そうはいってもどこまで関与してんの、と思ったところ、本人曰く「かなりのワガママを言わせてもらったレベル」で関与している、つまり一連の謎解きやMVの方向性や仕掛けなど、ほとんどが伊野尾慧の仕業ということ!?…ヒエーッ!!!自担、何者!?

とにもかくにもコロナ禍での外出自粛が続く期間中、こんなに発売日までワクワクさせてくれるプロモーションを仕掛けてくれたことがありがたく、JUMP担楽しいー!!て思わせてくれたことがありがたく、それが自担グループであることが誇らしく、メンバー主導でのことだったことがまた誇らしく…そんな気持ちでいっぱいになって今日を迎えたわけです。この1か月のことはずっと忘れないでしょう。アイドルオタクやっててこんなことが起こるとは思いませんでした。

■カップリング曲について

実はカップリング曲も素晴らしいのがこの1作。すべての形態を揃えると4曲もカップリングがあるのですが、うち2曲にMVが作られてYouTubeで公開されております。

①「シャッターチャンス」

ピタゴラスイッチを思わせる仕掛けが楽しいMV。ていうかこの仕掛け作るの大変だったろうな…!パートを担当するメンバーカラーの球が転がっているのが素敵です。JUMPの音域の広さがこれでもかと知らされる曲でもあり、特にサビの高音がとても美しい。その声で「私の命は美しいの」て歌われるのがすごい、涙出ちゃう。

②「LOVE YOUR LIFE」

ドラマ仕立ての表題作と一転して、メンバー全員が素でワイワイとキャンプを楽しんでいるようなMV。昔のビデオカメラで撮ったような映像とラジカセで流される音楽から始まり、全体的にどこか懐かしさや郷愁を感じさせるエモエモな仕上がり。YouTubeコメント欄に「一生幸せでいてほしい」というコメントが集まるのがすごくわかる…きっと世界中の多幸感がぎゅっと詰まってます。※こちらは初回盤2でMVとメイキングが見られます!

MVがない他の2曲もめちゃくちゃ良い曲なので通常盤を是非お買い求めください!視聴は公式サイトでできますよ!(先程の理由でリンクは貼らないでおきますが…)

■全形態3種を手に入れたら…

先程入手しました!!ウオオオオオオオオオオオ!!!(予想通り全容を見て叫び散らしました)

見る際には、Twitterで喚起されていた通り、「初回限定盤1のMVを見る」→「初回限定盤2のソロクリップ集を“順番通り“見る(※順番は見ずにPLAY ALL!)」→「通常盤ジャケット写真を見る」→「もう一度初回限定盤1のMVからメイキングを通して見る」という順番をしっかりと守りました!!先人たちに感謝!!これから手に入れるという方もこれは守ると楽しいです…!!

ちょっとだけふせったーでネタバレとも言えないような匂わせツイートしてます。

■しかしまだ謎は残る…?

ソロクリップメモしながら見てたけど解かれてない謎がまだあるような…ルポライターさんのあれやこれのツイートの意味はなんだったんだろう…そして彼のアカウントと群青村のホームページはMVでのストーリーの「続き」はあるのだろうか…?などまだまだJUMP担の考察は尽きません。もっかいMVとソロクリップ見なければ…というわけでお買い求めの後もまだまだ楽しめる!!まだ楽しさが続いていてすごい!!ここでは完全なネタバレはしないので皆様もこの「群青村」に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?

一旦は、この曲全体を締め括る歌詞が入る感じかもしれないですね。
「今はわかんないけどまた明日」

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