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それぞれのコロナ対応 国によって違うから興味深い

国によってコロナ対応が異なることは当然だが、それぞれの国情や国民性が表れていて、非常に興味深い。「USA アメリカからこんにちは!」さんが描くアメリカの新型コロナをめぐる状況に、以前アメリカに住んでいた者として「アメリカらしい!」とえらく納得してしまった。

国別に、それぞれのコロナ対応を見てみることにしたい。(少々不謹慎な表現が含まれるかもしれませんが、かつて住んでいた又は訪れたことのある各国への愛情表現とお受け止め下さい。)

まず話題のアメリカだ。

1.米国:命知らず型

トランプが「ウイルスごときに」と絶対マスクをしないのが象徴的。基本的にマッチョなのである。そして国民性として意外に命知らず・・・失礼、勇敢なので、外出禁止令にデモで対抗。ウイルスなんて怖くないぞ、無理やり経済再開して突き進むのみ。自由だ。

2.中国:命知らない型

党が全てを指導する。党中央の決めた国内政治スケジュールが最優先であり、人の命はゴマ粒より軽い。死者数を含め統計数字が事後的に調整可能であることもこの国の強みだ。

3.英国:やっぱ命惜しかった型

ジョンブル魂(逆境に打ち克つ不屈の精神)で、勇敢に「集団免疫獲得」を目指す勢いであった。しかし、ジョンブルは思ったほど体が強くなかった。すぐに撤回したのだが、首相自身が感染、辛うじて生還した。

4.スウェーデン:命?不死身ですので型

自由と人権を尊び、行動制限などせず、集団免疫獲得をめざす。バイキングを先祖に持つ北欧民族の屈強な肉体を生かした集団体当たり作戦との噂も。ほかの民族が真似すると、多分滅びるからやめたほうが良い。

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5.ドイツ:電撃戦型

我がドイツ民族は、世界最優秀の民族なので常にすべてを整然と完璧に取り進めることができるのだ。敵(ウイルス)に陣地構築・防衛の時間的余裕を与えること無く圧倒的なPCR検査攻撃で完全包囲、計画通り短期間で撃滅した。敵(ウイルス)残存兵は見つけ次第殲滅する。ちょっとコワイヨ。

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6.韓国:なんだか満たされない型

今回パンデミック対応は台湾と並び世界一だったのではないか。日本から見ても見習うべきと思う。さすがである。誇ってよいはずだ。但し、彼ら的には、ぼんやりした対応をしていた隣国の日本が結果的にうまくクリアしつつあることで、今一つ達成感を得られないでいる。

7.台湾:出木杉(できすぎ)くん型

100年前、日本の後藤新平が築きあげた防疫対策を引き継ぎ、いまや師匠を凌ぐ優秀さ。でも忘れず、今も師匠に敬意を表してくれるホントに出木杉の教え子。

8.日本:職人魂型(プロジェクトX型)

日本は、八方ふさがりのピンチをスゴワザ職人たちが魂のチームプレーで脱するという例のパターンだ。

その時、二人の男が立ち上がった。尾身茂70歳、かつてWHOで事務総長の座を手にしかかった医療界の世界的レジェンドである。もう一人の男は押谷仁61歳、尾身の下でSARSなどの数々の感染症を制圧した実績を持つベテランだ。リソースが絶対的に不足する中、二人は賭けに出た。クラスターつぶしだ。(BGM:中島みゆき『地上の星』)

病的に清潔好きの国民性と、凄腕医学者の職人魂と、保健所職員の献身が、奇跡的に感染爆発を1か月ほど抑え込んで時間を稼いだ。しかし、それさえも限界に差し掛かったその時、彼ら彼女らの意図をようやく理解した政府が第4コーナーで突然エンジン全開、百合子パワーと官僚パワーが炸裂してギリギリのところで危機を封じ込めることに成功したのだ・・・。

もう映画にするしかないですね。

尚、欧米から相変わらず日本の対応をディスる声も聞こえてくるが(含む海外在住の中途半端な知識の日本人たち)、自分を目立たせる目的で人のことを言う前に自分のことをもっと気にしたほうが良い。日本は尾身先生と押谷先生が居るから大丈夫です、海外の失敗を含め先行データを読み取ってベストプラクティスしますからお気遣いなく。

但し、この人のことばは素直に受け止めよう。

日本でも緊急事態宣言が延長になりました。医療現場は厳しい状況にあり、経済活動も制限され、最も弱い立場にある人たち、そして自営業やフリーランスの方々の生活への不安は言葉にならないほど深刻になっていらっしゃるだろうと思いを馳せています。長く海外に暮らす私は、日々、日本のニュースをフォローしていますが、母国のために何もできないことに大きなもどかしさを感じています。
SNSやメディアの報道から、私が今もっとも心配しているのは、この危機の中、感染した人やヒーロー・ヒロインともいうべき医療従事者への差別や嫌がらせがなどで、社会の分断が垣間見え、皆の心が一つにまとまっていないように思えること。特にSNSでは、この危機をどう乗り越えるべきかについて異なる考え方の議論がエスカレートし、冷静さや礼節を欠いた個人攻撃もしばしば見受けられることです。(中略)
必要なのは分断や非難の応酬ではなく、冷静な議論です。建設的な批判や議論は重要ですが、自分の立場や自分が属する組織を利するものであってはなりません。「危機」に対応するわけですから、通常では不可能と思われることを可能にしなければならず、大胆で早急な策が必要です。どの国もそれぞれの状況に合う対応を図り、各国でのこれまでの経験や教訓、未知のウイルスに関する研究データなどを参考に戦略を作っていくのは自然なことだと思います。

尾身先生や押谷先生も国際的に認められた人たちだが、この国連の中満泉さんやWHOの進藤奈邦子さんも素晴らしい方々だ。コロナ禍の日本が、中からも外からも素晴らしい日本人たちに支えられていることに感謝しよう。


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