【環境】21世紀の公害は花粉症と照明

大気汚染はまだまだ改善されるべきですし、廃棄物処理体制の構築は重要です。後者は、リサイクルをするという方向にいかず、各国内で焼却施設の整備に投資して、ごみを処理する仕組みを整えてほしいです。

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これはインドの写真ですが、ここまで山積みにしてしまいました。

この量をリサイクルすることはできません。


また、プラスチックを禁止すると消費者の生活は不便になるので、処理体制を確立して、今の生活を維持したほうがインドのためになると思います。


リサイクルは、基本的な処理体制が確立してから、価値のあるモノに限るべきです。



さて、本題に入ろうと思います。


光害

光が強すぎる問題です。明るい白色照明を夜に浴びるとまぶしいと感じますが、みなさんはどうでしょうか。

暗いのがふつうであるはずなのに、エジソンが電球を開発したために、夜も明るくすることができるようになって、大分時間が経ちました。

素晴らしい恩恵を受けた半面、健康被害を受けているかもしれないというお話です。


健康のことを考えると、夜遅くまで起きていないほうがいいのは明らかですが、照明があると夜遅くまで行動できますし、光がホルモンバランスを変えて、眠りの量も質も悪化させます。


コロナで夜の営業時間が短くなったことはあると思いますが、基本的な街の様子はあまり変わらないと思うので、自分のできる範囲でやれることをやりましょう。

例えば、

・白色電球からオレンジ色の電球にする

・足元灯を使う

・ブルーライトカットできる眼鏡や電子機器を使う


少しだけ文句を言いたいのですが、自転車のライトをものすごく強烈にするのはやめていただけないでしょうか。


ご自身の安全のためだとは思いますが、対向して走る方は、前が一瞬見えなくなります(蒸発現象)。

また、強い光を点滅させて猛烈にアピールするのもできたらやめてほしいですね。


周りを照らすためというよりは、自分をアピールするのみになってしまってますから。


光害については以上です。



花粉症

これは説明する必要はないですね。メカニズムはよくわからないのですが、屋外に出ると発症しやすいと思うので、たぶん私も花粉症だと思います。

ここで書きたいのは、対策してほしいということです。

実は、まだスギを植えることに補助金を出している自治体があります。

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福島県は木が足りていないのでしょうか。


 花粉症は、世の中に重大な被害をもたらしている「公害」である。だが、政府はその対策を怠ってきた。政府は責任を持って発生源であるスギの人工林を速やかに伐採すべきだ。http://ieei.or.jp/2019/12/opinion191206/


 花粉症が問題になって長い年月が経っているのに、日本の花粉症対策の進展は極めて遅い。驚くべきことに、花粉への対策は政府主導ではなく、地方自治体によってボランタリーかつ極めて限定的に行われている注5)。今やスギ人工林は、同じく戦後に植樹されたヒノキ人工林と合わせると全国の森林面積の7割を占めている注6)。それらの花粉が県境関係なく縦横無尽に舞う中で(図1)、国全体での大規模な伐採を進めない限り、花粉症問題の根本的な解決はありえない。


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 確かに、花粉アレルギーの発生メカニズムの全容はまだ明らかにされていない。例えば、人間の衛生状態が改善したせいでアレルギー反応を起こしやすくなったという衛生仮説注10)も否定できない。それでも、スギ花粉がアレルゲンであり、それによって花粉症が起きていることは確かである注2)。通常の公害問題ならば、この程度の因果関係があれば、排煙処理設備の義務付けや操業の停止など、政府が有無を言わさず厳しい排出規制を行うことは常識である。しかし、花粉に対しては今もこの常識が適用されていない。これは、行政の不作為である注11)。


速やかな伐採を
 将来の健康と国力の維持のために早急にしなければならないことは、政府主導で全国の樹齢30年以上のスギ人工林の伐採を進めることだ。
 スギ人工林には、木材生産を始めとして、二酸化炭素固定や水源涵養・防災など多面的な機能があり、伐採によってこれらが失われる懸念はある。だが、これらの機能は他の樹木(例えば、成長の早い広葉樹)の植林を行うことで十分に代替できる注2)。

 特に、大規模皆伐のメリットは大きい。例えば、宮崎県では伐採業者の間で「適切な皆伐こそが環境保全に繋がる」という共通認識をもって、大型機械を導入し伐採や搬出のコストを下げ、短期間に広大なスギ人工林の皆伐が進められている注11)。

 また、花粉の主な発生源は花粉濃度の観測や大気拡散シミュレーション(花粉予報)注13)によって特定できている。つまり、どの地域のスギが最も重要な公害をもたらしているのかはすでにわかっている。日本のスギを全て伐採する必要はなく、社会に甚大な被害をもたらしているスギ人工林を重点的かつ速やかに伐採すべきだ。



以上です。

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