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『現役大学生(達)の異常な愛情。または我々は如何にして世界からこぼれ、エロゲ―を作るようになったのか』(3)

第三話。閑話休題(『藍のひだりがわ開発進捗報告』)

(薬が切れた。具体的に言うと自律神経を優しくしてくれるアレ。
ここ数週間、肩から首にかけて消えない痛みが疼いていたのが徴候だったのか。
ゆやーんゆよーんと放浪する。オフィスビルから漏れ出てくる明かりが、涙か何かに見えた。眠らない街東京は、しかし眠くてあくびをするのか。)

行きつけの病院の場所がわからない。
光彩と色彩が乱反射して、眼を閉じれば輝くプラネタリウムは如何でしょう。人肉性万華鏡でござい。イカン、この先は良くない。
アメ横通りで毎日閉店セールをやっているマッチョな黒人のお兄さんに、ぼくの病院はどこでしょうかと聞いた。教えてくれた。マジか。ツーブロック先を右ですか。サンキューベリーマッチョ。

「…って、眼医者じゃないかっ!!」

これがホントの『ねじ式』か。
衝撃のあまり、少し元気を取り戻しました。

元気を取り戻したので、『藍のひだりがわ』開発状況をお伝えします。

そう、タバコ。喫煙CG。
タッくんはまだ子供だけど、登場人物は全員18歳以上だから。
Never Knows Bestとか吸う? いえ、BATが安いので。
昨今の流行りはクッパ姫? ある男が幻覚キノコを食べて、花を食べたら火が吹けて…畏敬する天使様を救うあの物語ですよね。
――と、名だたる伝説的美少女ゲームから浴びた影響も忘れず作品へと落とし込んでいます。

業界内では何かと厳しいラインだと小耳に挟みましたが、そういう表現こそ、許されるフィールドであってほしいな、などと。
一人の若輩者は思いました。


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