保護者、通信制大学の単位認定試験を受ける

子すずめは学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の通学コース生でこの春高校2年生になりました。2022年4月からN高オンリー、N高純正品です。

保護者である私は放送大学の科目履修生で1科目、「古代中世の日本」を受講している自称大学生です。W通信制おやこーズです。

先週火曜日から今週水曜日まで、現在、放送大学の単位認定試験の期間中です。期間中自宅PCで受験できるので、期間内ならばどのタイミングで受けようと自由です。私が受講していた科目(放送授業)の場合は、ですが。

実は…通信指導という名の中間試験のスコアがボロボロでした、択一式問題なのに。あてずっぽうで回答しても25%当たる筈なのに。択一式問題なんだけれど、正しいことを言ってるけど時代違いだったり、因果関係が逆だったりという、巧妙なひっかけ記述が選択肢のなかにてんこ盛りに仕込まれていて(個人的な感想です)で、表面的に読んでしまい、見事なまでに出題者の策略に落ち、中間テストのスコアは酷いものでした。

解説片手に中間テスト問題を何回か復習し、過去問も目を通し、一応、付け焼刃かもしれませんが対策して受験した。放送授業もたぶん、すべての回×3回は見た。5回位リピって見た回もあります。だって自称歴オタだもん。楽しい!講師が各地にフィールドワークで行って、現地の遺跡の研究員さんからじかにお話聞いている講義…痺れた!課金してよかった。

自称歴オタだけど、奈良平安に偏った嗜好だったので、何なら鎌倉時代以降の講義の中の、政治の上で出てくる人名が覚えられなくて(老化のせい、というのも多少ある)、イラストとか棒人間書いて政治的対立を整理したりした。おかげで南北朝時代のグダグダとか、足利将軍家の室町幕府のグダグダとか、応仁文明の乱のグダグダとか、自分にしては結構解像度高い感じで理解できるようになったと思う、いやあ…楽しかった!

とはいえ、自称歴オタではあるものの、自分の基礎知識というか前提知識が不足していて、なかなか苦しかった!応仁の乱のグダグダに入る前からすでに私の理解度はグダグダ、南北朝時代、わけわかめーでしたが、様々な人の思惑が歴史を進めるのだなあ、それが資料として残っているからこそ知ることができるんだ、資料の保存と解読大事、東京大学史料編纂所かっけー!ということだけは実感いたしました。

前提知識があやふやな状態で、単なる歴オタの延長で気軽に受講してしまったので、それを埋めるために多少の課金をして己の実力を盛りました。つまりは参考書籍~!という魔法を召喚しました。

●文科省認定教科書、山川の「日本史B」!難関大への進学実績がある高校の日本史教科書として採択されてるだけあって、内容厚めというか文字数多め。が、放送大学印刷教材の情報量の多さと細かさといったら!!!さすが大学教育!とはいえ、放送大学印刷教材でちんぷんかんぷんだった時代区分の記述を、高校教科書で読んでみてから放送大学印刷教材を読むことに再チャレンジして調伏するという使い方をいたしました。

●帝国書院の「日本史通覧」!2015年に歴オタが嵩じて買って、大河ドラマは歴史ドラマのお供として使っていたカラーの図録も私の学びを補佐してくれました。

●吉川弘文館の「日本史年表・地図」!2022年に奈良国立博物館のミュージアムショップで見かけて衝動買いしたこの子はめちゃくちゃ参考になった。良いお買い物でした。年表も、家系図も、参考地図も、控えめに言って最&高!手持ちアイテムの中ではベストofベスト!!!放送大学印刷教材の中身を年表中での政治史、経済史、土地所有史などと地図等でバックアップしてもらいました。

●山川の「日本史用語集」!都度都度引いた。1パラグラフ中に5個以上新出単語があるとスタックしてしまい読み進められなくなる…というような体験を、遠い昔の受験生だったころ、英文読解で経験しましたが、まさか日本語の読解においても同じ目に遭うとは。放送大学印刷教材の中の用語、どれがどれかわからなくなって脳みそが爆発しかけた時…助けてもらいました。荘園用語、「本所」「預所」「下地中分」単語の指し示す意味がぼやっとしか理解できていない理解度の粗さだと記載されていることを読み進めることができす、スタックしてしまうのだということを知りました。(老化のため読解力が落ちているもあるんでしょうが)

ということで、楽しかったーーー。脳みその中のシナプスから発火しまくったーーーー!ということで、来学期も継続で放送授業の科目を1科目だけ趣味爆裂な科目を履修します。

その前に…面白そうな放送授業のインターネット放送(1科目受講していたら、放送大学学習サイトWAKABAで全放送授業、全ラジオ放送授業がオンデマンドで視聴できるんだよ、いちいちBS放送を1週間待たずに!)みてこようっと!!

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