先日、新人社員（試用期間中）が朝、皆に挨拶もないままふらふらと工場内に入り、目についた仕事をやり始めているのを見かけました。

この社員は、入社当初も挨拶が出来ず教えたことがありましたが、
また同じような状態でしたので指導しました。

話を聞くと、
「挨拶しましたが、声が小さかったのかもしれません・・・」

「・・・」、
挨拶って、声の大きさで良し悪しが決まるのでしょうか？

重機が縦横無尽に動き回っている工場内。
その中に入るのに、こそこそ入るのは危険だと何度も伝えています。
ですので、休憩に入る際、戻る際は必ず中の従業員への一言やアイコンタクトを欠かさぬよう指導しております。

そもそも挨拶とは言葉だけ、形だけのものではないと思います。
相手に対して、自分の心を開いて近づくことであり、コミュニケーションの第一歩だと思います。

ですので、彼の場合は挨拶ができないというより、他社員に心を開いてないということなのでしょう。

「挨拶をしなさい。」という指導ではなく、彼の感じている不安要素や、思うところをしっかり聞いてあげなければいけないのだと思いました。