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どこまで行っても「現場主義」。客室清掃管理SaaSでレガシー業界DXのラストフロンティアに挑む EDEYANS が現場主義を宣言する意味

EDEYANS 代表の片山です。
私たちは、ホテル向けデジタル清掃サービス「Jtas」を提供する、今年6期目、ホテル業界の DX を推進するベンチャー企業です。

「ホテル業界の DX を推進している」というと、SaaS のサービスを提供し、第三者の立場から業界の DX を推進しているように思われることもありますが、私たちはホテル客室清掃オペレーションを提供しながら、現場の課題感を理解した上で、それを解決する客室清掃管理 SaaS を提供しているのが特徴です。

そんな私たちは前年比メンバー数2倍、直近で資金調達も行い経営計画を推進するなど、事業・組織ともに右肩上がりに成長しています。

本日は、そんな中でも変わらず大切にするカルチャー「現場主義」のお話を書きました。

ぜひ EDEYANS にご興味をお持ちの方は、最後までお読みください!


EDEYANS のルーツは客室清掃オペレーション

2016年、EDEYANS は民泊清掃オペレーション提供の事業で創業しました。
当時、民泊ビジネスは全盛を極めており、その客室清掃は需要が高く、同世代のメンバーと次々にいただく案件に応えるため、必死に毎日清掃をしていました。

しかし、清掃オペレーションは超アナログな世界。
それに加えて、清掃完了時のクオリティチェックも目視で行われていました。これに課題感を感じた私たちは、民泊運営会社 / 清掃会社の間のコミュニケーションを改善するための WEB サービスの開発を行いました。
これが、いまに至る原点です。

当時提供していた民泊清掃管理サービスLP

そして2020年コロナ禍が訪れ、ホテル客室清掃に事業をピボット。
ホテル客室清掃は、民泊清掃以上に複雑な ホテル / 清掃会社間のコミュニケーションや清掃オペレーションが必要であることを身をもって痛感しました。
だからこそ、そこに発生する課題を解消したいと思い、開発に着手したのが客室清掃管理 SaaS です。

これまで数十年間、ホテル / 清掃会社のアナログなオペレーションにメスをいれる企業はどこにもありませんでした。なぜならば、テック企業は現場の複雑なオペレーションを理解することが難しく、清掃会社は開発に投資する余剰資金を捻出でき得るビジネスモデルではなかったからです。

「これまでに誰も取り組めなかったこと」
「私たちだからこそ現場の痛みがわかること」

これらの2つの理由から、私たちはあえてこの領域に身を投じることにしました。

EDEYANS が客室清掃オペレーションにルーツを持つ企業だからこそ、現場の課題感を理解して SaaS 開発に取り組める。これが一番の EDEYANS の強みであり、差別化要因なのです。
だからこそ、どこまで行っても大切にしたいのが「現場主義」です。

なぜいま、改めて「現場主義」なのか

ではなぜ、いま改めてこうして note で「現場主義」について書いているのか?

それは、これからもずっと清掃オペレーションに携わるメンバーだけでなく、コーポレートもセールスもエンジニアも、どの役割のメンバーでも同じ目線で課題解決していける仲間でありたいと思ったから。現場から遠いメンバーが増えたとしても、EDEYANS が解決すべき課題は現場にある、ということを改めてメンバーにも伝えたかったからです。

創業当初は民泊清掃オペレーションがメインの会社だったので、ほとんどのメンバーが清掃現場のプロフェッショナル。
だからみんな、現場の課題や大変さ、やりがいは全員が高い解像度で理解していました。

そして現在、EDEYANS は社員数35名になり、当時とは比べ物にならないほど客室清掃オペレーション案件も増えました。それと同時に、昨期ローンチした客室清掃管理 SaaS も順調にクライアント数を増やし、大手ホテルチェーンにも続々導入いただけるようになりました。

こうした事業と組織の成長に伴い、必然的に現場から距離の遠いメンバーも増えたのがこの1年。

でも、どんなに EDEYANS が成長しても、どんなポジションにメンバーが就いたとしても、そんなことは関係なく、全ての業務は現場の課題と地続きなんです。

SaaS の開発もカスタマーサクセスも、ホテル・清掃スタッフの事情、目線、大変さ、喜び … いろんな最前線の事情を肌で感じて、身をもって理解して初めてより良いサービス開発、提供ができると思っています。逆に現場の課題を知らずに SaaS を作って提供したとしても、現場の目線とズレて結局は役に立たない、使えないサービスになってしまうと思うんですよね。

コーポレートメンバーも同じです。
どんな現場で、どんな課題解決をするメンバーを裏で支える仕事をしているのか、それを理解して初めてただの作業という感覚ではなく、ビジョンと地続きのお仕事をしていると捉えてもらえるのではないかと思っています。

また、このような考え方で、EDEYANS の選考では必ず「現場見学」を設けています。
たとえ客室清掃に直接関わらない部署の候補者や想定ポジションがマネージャーや部長の候補者でも、事業の魅力はもちろん、同時に理想と現実のギャップも知ってもらいたい。その上で、一緒に同じゴールを目指していける仲間になれるのか、お互いに目線を合わせたいと思っているからです。
また、入社後1週間程度は必ず客室清掃オペレーションにも入ってもらい、私たちが解決すべき課題を直に見ていただくようにしています。

最後に

こうして EDEYANS はこれからも「現場主義」を大切に、それぞれのメンバーが客室清掃現場のことをよく理解して、一緒に課題解決し、事業を成長させていく企業であり続けたいと思っています。

私たちが提供するホテル向けデジタル清掃サービス「Jtas」がお客様にとって価値あるサービスとなり、EDEYANS のミッション「ホテルのインフラをともに創る」を実現するために、少しでも興味をお持ちの方はぜひまずはカジュアル面談にてお話ししましょう!

取材企画・協力 / 世界線株式会社

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