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エッジAIのセキュリティに関する技術的対策

こんにちは、EDGEMATRIXです。今回は、映像エッジAIのセキュリティに関する技術的対策についてお話ししたいと思います。エッジAIとは、映像データを現場でAI処理することで、高速・低コスト・高精度な解析を実現する技術です。EDGEMATRIXでは、映像エッジAIのデバイスとソリューションサービスを提供しています。

エッジAIは、多くのメリットを持っていますが、同時にセキュリティの課題もあります。エッジAIは、屋外に設置されるデバイスを利用するため、盗難やハッキングなどのリスクにさらされます。また、エッジAIは、機密性の高い映像データやAIモデルを扱うため、データの漏洩や改ざん、モデルの盗用や改変などのリスクにも注意しなければなりません。さらに、エッジAIは、インターネットやプライベートネットワークを通じて、クラウドやカメラやセンサーと通信するため、通信の傍受や改竄などのリスクにも対処しなければなりません。

EDGEMATRIXのエッジAI装置であるEdge AI Boxでは、セキュリティに高い水準を持っています。Edge AI Boxのセキュリティに関する技術的対策について、以下に紹介します。

セキュアブート

Edge AI Boxは、デバイスの起動時にセキュアブートを行います。セキュアブートとは、デバイスにインストールされたソフトウェアが正規のものであることを確認する仕組みです。セキュアブートにより、不正なソフトウェアの実行を防ぎます。EDGEMATRIXでは、Edge AI Boxに専用のファームウェアを搭載し、セキュアブートを実現しています。

ストレージの暗号化

Edge AI Boxは、ストレージの暗号化を行います。ストレージの暗号化とは、データを暗号化して保存する仕組みです。ストレージの暗号化により、データの漏洩や改ざんを防ぎます。EDGEMATRIXでは、Edge AI Boxに独自の方法によりストレージの暗号化を実現しています。

AIニューラルモデルの暗号化

Edge AI Boxは、AIニューラルモデルの暗号化を行います。AIニューラルモデルの暗号化とは、AIモデルを暗号化して保存する仕組みです。AIニューラルモデルの暗号化により、モデルの盗用や改変を防ぎます。EDGEMATRIXでは、Edge AI Boxに専用の暗号化アルゴリズムを搭載し、AIニューラルモデルの暗号化を実現しています。

ネットワークの暗号化

Edge AI Boxは、ネットワークの暗号化を行います。ネットワークの暗号化とは、通信するデータを暗号化する仕組みです。ネットワークの暗号化により、通信の傍受や改竄を防ぎます。EDGEMATRIXでは、Edge AI Boxに専用の暗号化プロトコルを搭載し、ネットワークの暗号化を実現しています。

NATトラバーサルとWebRTC

Edge AI Boxは、NATトラバーサルとWebRTCを利用して、プライベートネットワーク内のカメラやセンサーに安全にアクセスできます。NATトラバーサルとは、プライベートIPアドレスを持つデバイスがインターネットに接続できるようにする仕組みです。WebRTCとは、ブラウザ間でリアルタイムな通信を行う仕組みです。NATトラバーサルとWebRTCにより、Edge AI Boxは、カメラやセンサーの映像やデータを直接受け取り、解析結果のみをクラウドにアップロードできます。これにより、通信量は低く、データの安全性は高く保てます。

認証行動

Edge AI Boxは、利用に認証行動を必要とします。認証行動とは、デバイスの操作に特定の行動を要求する仕組みです。認証行動により、不正なアクセスを防ぎます。

以上が、エッジAIのセキュリティに関する技術的対策についての説明でした。EDGEMATRIXでは、エッジAIのセキュリティを重視し、お客様に安心してエッジAIサービスをご利用いただけるように努めています。