編集のがっこう<Vol.10>時代の空気感や未来を読んでコンテンツをつくろう

「編集」の仕事は、すでに世の中にあるものや、だれもが知っていることに対して別の角度からスポットライトを当て、新しく感じられるような提案をする仕事。その仕事を進めるなかで大切な作業のひとつは、「時代の空気感」や「未来を予測する力」。世の中がどういう方向に進んでいるか、なにに関心があるかを知って企画したり、編集することが求められる。

今回の「編集のがっこう」のゲストスピーカーは、SNSコンサルタントとして活躍するかたわら、女性向けエンパワーメント動画メディア『BLAST』を運営するBLAST Inc.CEOの石井リナさん。彼女は、最近、「ミレニアルズ(2000年以降に成人を迎えた世代)に詳しい人」という肩書きで語られることが多い。ブランド品を選ぶよりも「自分の価値観に合うか」が重視される時代に、編集者が身に付けたい感覚を石井リナさんと共に紐解いていく。

目次
・未来を解くヒントは「若者の感覚」にこそあるかもしれない
・若者の感覚と消費傾向から読み解く、今、現場で起きている5つのこと

・ミレニアルズの視点を制するもの、未来を制す

未来を解くヒントは「若者の感覚」にこそあるかもしれない

少し前ならJK(女子高生)言葉、今ならハッシュタグに象徴される新しい言葉。若者カルチャーが生み出すトレンドは、渦中にいなければ、言葉ひとつ取っても到底「大人」には理解しづらい。

でも、これを大人側に立って「若者がわからない」とか、「最近の若者の考えていることは…」と片付けて知らないフリをしていいのか? これからの未来を解く鍵は、未来を担う若者の感覚にこそ宿るのではないか?

石井リナさんは、オプトというデジタル系広告代理店を経て、SNSコンサルタントとして企業のマーケティング支援をしてきた。最近は、人々を社会の固定概念から解放&エンパワーメントすることを目的に、Instagram StoriesやTwitterなど動画をベースにウェブメディア『BLAST』をスタート。複数の肩書きをもつ新しい働き方や、多様な対人関係(契約結婚、複数恋愛)などを扱うだけでなく、女性のマスターベーションやセルフプレジャーグッズ、SEXにも切り込んでいる。数年前なら、絶対にタブーとされてきた内容を、2010年代らしい形で提案しているのだ。

自身もその世代である石井さんが、他の世代にはない特筆すべきミレニアルズの特徴を5つに絞って教えてくれた。

若者の感覚と消費傾向から読み解く、今、現場で起きている5つのこと

①グローバルな世代

今までにないインターネットへのアクセス権をもったミレニアルズたちは、グローバルに価値観を共有している世代。お互いに競争して高め合ってきた前の世代と異なり、世界とつながり協力しあって、より良くしていこうというマインドと「呼びかけの文化」が根底にある。
「#Mee too」運動はその代表だ。
さらにグローバルな価値観に拍車をかけたのが、InstagramとNetflix。それまでのテキストコミュニケーションだったTwitterやFacebookに対して、言葉の壁を超えたビジュアルコミュニケーションを提供してみせたInstagram、200カ国以上で同一のコンテンツを配信&現地の言葉で見られるNetflixは、グローバルスタンダードな価値観をビジュアルコンテンツを通してミレニアルズたちに植えつけた。

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「編集のがっこう」校長 兼 Pomalo株式会社コンテンツスペシャリストの澄川恭子のnote。これからのコンテンツ時代に編集力を磨こう!をスローガンに、若い才能を発掘や育成、編集力の生かし方を日々考え続けています。
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