横田大樹(よこたひろき)

書籍編集者。フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました/起業のファイナンス/外資系金融の終わり/ゼロ秒思考/統計学が最強の学問である/ちきりん3部作/チームのことだけ、考えた/ブロックチェーンレボリューション/人工知能はどのようにして名人を超えたのか/ふろむだ本 等

編集者の仕事のほとんどはマーケティングだから、この本は絶対に読んだ方がいい

このnoteには編集者として得た学びや気づきを書くようにしているので、本の紹介はしないつもりでした。
けれど、同じチームの柴田が担当した山口義宏さんの『マーケティングの仕事と年収のリアル』が、若手編集者に絶対に読んでほしい内容になったので、ここで取り上げさせてもらいます。

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以前から、ビジネス書の編集者と本質的に近いと感じていた職種が2つある。1つはベンチャー・キャピタ

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若林恵さんのこと

今月、黒鳥社という会社が誕生した。

雑誌『WIRED』で5年にわたり編集長を務めた若林恵さんが立ち上げた会社だ。

ぼくと若林さんの付き合いはごく最近で、正直なところ「全く」深くない。
2016年の年末に『ブロックチェーン・レボリューション』という本の解説をお願いして、そのやりとりでメールを4、5通かわしたくらいだ。

そのきっかけになった『WIRED』編集長として書かれた連載も、読み始めたのは

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ストーリーの文章、ストラクチャーの文章

起業家のけんすうさんが、ブログの書き方についてとても興味深いツイートをされていた。

これでハッと書きかけのnoteの下書きを思い出したので、急いでまとめておく。

◇         ◇

編集者がライターを選んだり文章のディレクションをするとき、あるいはライターになろうとする人にも役に立つんじゃないかと思う考え方がある。

それは、文章を
◎ストーリーの文章 
◎ストラクチャーの文章
の2種類

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ロングセラーの本をつくる方法

自分の場合、ネットで同じページを何度も見ることはほとんどないけれど、数少ない例外が“ほぼ日”の行動指針だ。

やさしく、つよく、おもしろく。

糸井重里さんが生み出した言葉のなかでも、とりわけすごいものだと思う。
初めて目にしたとき、一目惚れのように目に焼きついて、心身に染み込んできた。
それまで自分が編集者として考えてきたことにくっきりとした輪郭が与えられ、確信を持てた気がした。
以来、ちょっと

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似たカバーの本が多くなる2つの理由

ちきりんさんの、本のデザインに関するエントリを読んだ。

本の表紙デザインの微妙な変化http://d.hatena.ne.jp/Chikirin+personal/20170722?platform=hootsuite

似たデザインの本が増える理由は自分も考えたことがあるので、ここでまとめてみる。

1つ目の理由はいたってシンプルで、編集者が「売れた本の真似」をするからだ。

同じ編集者と

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編集者の勉強法

このツイートを見て「編集者でも毎日2時間勉強してる人は少なそう」と思ったので、若手編集者への勉強のすすめとして、以前書いた社内用の資料を改変して公開してみる。(注:ビジネス・経済系の編集者の話です)

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たまに他の編集者から勉強法や情報収集について聞かれるが、情報源などのWhatを気にする人が多い。でも自分が重要だと考えるのはWhyとHow Longだ。

Why:何の

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