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本は特別、じゃない

本の意義や出版社の役割については結構考えてきたし、自分にはこれからも考え続ける義務がある。

と言ったばかりで恐縮だが、今のところの着地点は、「そんなに難しく考える必要はないな」というものだ。

もちろん考え無しでよいというわけでなくて、「べつに本は特別なものじゃないよね」という意味だ。

社会のどんな仕事や商品も、「社会を良くする」か「社会を維持する」のどちらかの役割を果たさなければ、すぐになくなってしまう。出版文化とか、どんな言葉で取り繕っても、その原則から逃れることはできない。

逆に言えば、社会を良くする本をつくれる編集者や出版社は、外部環境がどう変化しても本質的な価値を持ち続ける。

だから個人的には、本や出版の未来は楽観視しているのだけれど、その詳細はまたあとで書いてみたい。


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