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企業価値を分析するための指標

【確認必須】企業価値をはかる代表的な指標

■安定性

  • 自己資本比率

  • 流動比率

  • 手元流動性

  • キャッシュフロー など

■成長性

  • EPSの経年変化

  • キャッシュフロー など

■収益性

  • 売上高比率

  • ROE

  • ROA など

これらのうち特に重視すべきなのがEPSとROE。

EPSは1株あたりどれだけの利益が出ているかを示す指標で、順調にEPSが増えている企業は、安定的に収益をあげ、しかも成長中の企業なので、投資先として検討すべき。

ROEは、株主のお金を使って利益をあげる効率を示します。ROEが高い企業は、効率的な経営ができていると判断されます。高ROE銘柄は特に海外投資家からの人気が高く、株価が上昇しやすいと言われています。

しかし、EPSやROEが高くても、株価がその価値に対して割安でないと、株価の上昇は期待できない。そのため下記指標を使って株が割安なのか割高なのかを確認する。

①PBR
企業が持つ資本に対して、株価が割安かはかるもの。1倍以下なら割安。

②PER
企業の収益に対して、株価が割安かはかるもの。15倍以下なら割安。

③PCFR
PERを補完する指標。高PERでも設備投資に積極的な企業は低PCFRとなる。

④理論株価
企業の価値に、予想される利益を足したり、市場での人気を加味して、理論的に株価がいくらになるか推測するもの

上記以外に確認しておいたほうが良い指標

・自己資本比率
純資産にしめる自己資本の割合。40%以上なら優良

・流動比率
流動資産を流動負債で割った率。1年以内に返済する必要がある借金を返す余裕が有るか確認できる

・手元流動性
すぐ換金できる資産を、1ヶ月の売上高で割る。月商1ヶ月分の現金が手元にあれば安全

・有利子負債依存度
借金に頼りすぎていないかを確認する。50%以上なら危険。

最後にお金の流れを確認

実際のお金の流れがわかるという意味で、ャッシュフロー計算書を確認すべき。キャッシュフロー計算書には3つの企業活動によるキャッシュフロー(お金の流れ)が記載されており、3つのキャッシュフローの組み合わせで企業を分析する。

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